先月は
新型【デミオ】ガソリン車の
試乗レポートをブログにしましたが、今回は本命・大注目の
【CX-3】XDツーリング(AWD 6速AT)で100㎞走行した感想を報告します★
走り慣れた地元の一般道から高速道路、ワインディングロードまで含んだコースで、8時間しっかり味わって来ました♪
私だけでなく、嫁にもハンドルを握ってもらい、後席居住性についても確認しました。
今回関東マツダのディーラーからお借りした【CX-3】について記載します。
グレード:XDツーリング(3つあるうちの中間グレード)
エンジン:1.5リッター直列4気筒ディーゼルターボ
駆動方式:4WD(全グレードでFFか4WDが選択可)
ミッション:6速AT(全グレードで6速MTか6速ATが選択可)
ボディカラー:セラミックメタリック(現在販売の3~4割がこの色とのことです)
メーカーオプション:なし(標準でマルチナビゲーションやBOSEサウンドシステム、LEDヘッドランプ、自動ハイビーム、衝突防止自動ブレーキ、死角モニタリング警告などの先進機能を装備)
本体価格:2,818,800円(税込)
★中間グレードでも本当に質感の高いインテリア★
この上の“XDツーリング Lパッケージ”だとホワイトの本革シートになります。
☆セラミックメタリックは、シルバーとホワイトの中間のような綺麗な色☆
このLEDヘッドランプのデザインが好きです。
先に結論を言ってしまうと・・・
『最近乗ったどの新型車よりも感動しました!!』
※最近乗った新型車・・・ルノー・ルーテシアR.S. VWゴルフ7GTI スバルWRX レクサスIS250 デミオ ハスラー コペンなど
~まずは褒めちぎりから~
◎1.5リッター ディーゼルターボエンジンのパワーフィールが素晴らしい!
2000回転くらいからドカンと来るターボトルクが、力強く加速させます。
最近ターボ感の薄いターボ車にしか乗っていなかったので、この“ドッカンターボ”感に心躍りました(笑)。
加速Gが掛かるほどのパワーですが、1.5リッターなので“使い切れる”感がまた良いのです!
有り余るパワーは勿体無いですからね。
◎6速ATが賢くて気持ち良い!
変なCVT車のように無駄に低回転に抑えようとせず、ドライバーの意思に忠実なATです。
マニュアルモードでのシフトダウンはレスポンス速く、思い通りにエンジンブレーキがかけられます。
これなら絶対MT派の私でもATを選ぶかも・・・と思ったくらいです。
◎乗り心地が絶妙に良い!
タイヤは215/50の18インチを履いており、基本硬めの乗り味というか、フワつく所がない意外な乗り味で驚きでした!
このSUVルックスから想像できない、路面を上手に舐めるシットリ感と、頼もしいシッカリ感を両立させています。
◎インテリアの質感・機能性が高い!
インテリアデザインはデミオとほぼ同じですが、ステアリングのレザーの質感や、パネルの架飾などは断然上です(カーボン柄が多用されていますが、安っぽくない)。
シートも当たりはフンワリしているのに、長時間でも疲れない素敵なものでした♪
特に、後席の座り心地はデミオと違い座面長が十分で、全身を柔らかく受け止めてくれました。
足元の広さも十分で、後席に関してはデミオと真逆の素晴らしさです。
“マツダ コネクト”のダイヤルも金属調で節度感があり、操作し易かったです。
慣れれば走行中のブラインドタッチも楽々でしょう。
多彩な役立つ情報をモニターに表示できるのも高ポイントです。
エンジンONでヘッドアップディスプレイが立ち上がってくるところも良いですね。
インテリアは国産他メーカーの300万円台クラスより上と、ここは言い切りましょう!!
◎エクステリアデザイン・・・言う事ナシにカッコいい!
“デミオベースのSUV”なんて言葉は全く嵌らない、独特のデザイン・・・まずここで魅了される人は多い筈です。
全長&全幅が、私の乗っていた
RX-7(FD3S)とほぼ同じ点にも惹かれます♪
~~粗探しをすると、ここが惜しい~~
▲荒れた路面には弱い▲
乗り心地については絶賛しましたが、路面からの大きな入力には意外に弱く『ガタン!』とボディ全体で揺れます。
細かな路面の凹凸は上手に処理できる足回りだけにやや期待外れです。
▲ステアリングが軽すぎる▲
ここだけ普通のSUVらしいキャラクターというか、舵の効き自体は正確なものの、操舵力が軽すぎて物足りませんでした。
シットリと重めのステアリングフィールの方がCX-3には相応しいと思いました。
~~~ワインディング試乗~~~
走り慣れた宮ヶ瀬のワインディングロードでハンドリング等を試してみましたが、ブレーキング時のフロントの沈みこみ方も安定しており、安心してコーナーに進入できます。
強力なディーゼルターボのトルクで、立ち上がりはパワフルです♪
これがFF車だったら、車重が70㎏軽い1260㎏(MTだと1240㎏)になるので、よりパワフルでしょう。
(車重も
FD3Sと殆ど一緒ですね!!)
~燃費について~
100㎞走行して
リッター14.8㎞でした。
燃費チャレンジな走り方は全くぜずに、この結果です。
頑張ればリッター20㎞くらい行けそうですね。
市街地の渋滞では小まめにアイドリングストップし、始動は一瞬でストレス無しです。
給油したスタンドでは、【ハイオク141円】に対し
【軽油100円】でした。
41円の差は大きいと思いました。
私にとって【CX-3】とは・・・
まずエクステリアデザインで魅せられ、ターボ車をMTで操れるということだけでも欲しくなってしまうのに、インテリアの質感は素晴らしく、安心・安全の先進装備の数々が標準という、
『全部盛り』のようなクルマでした。
この内容を知る前は、車体価格が随分高めだなと思いましたが、乗って納得です。
帰りがけに貰ったカタログも、アウディのようなツルツルの写真印刷用の紙で驚きました。
輸入車ばかり考えていましたが、次はこれかも知れません。