

マーベルたん、ついに魔改造の極み、Crossbone Strike Marvelousに生まれ変わる時がキター(`・ω・´)
5月18日、商工センターの超オートバックスにアールズさんが来てくれると知った時からタービンキットの予約を入れ、入念な下調べと準備をし、待ちに待ったこの日ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
マーベルを秘密ドックに安置し、インクラアッセンブリーとバッテリーを外して、ECUとスロットルを摘出して代車に投げ込み発進、超オートバックス開店待ち↓
だいたい役立たずなカー用品店が嫌いなので、アールズさんにスロットル下取りを渡し、ECUをアップデートしてもらって、会計と同時に記念のステッカーを買ったら、即秘密ドックに帰還!現時刻は1130時…そう俺とマーベルに与えられた時間は少ない!なんとしても月曜の0130時までに自走可能な状態に仕上げなければならない!にしても天候が悪い…だか必ず突貫してみせる!!これがジオン魂だ!
ジーク・ジオンψ(`∇´)ψ
徹夜でタービンキット換装、第1工程
必須工具が10、12、14mmのディープソケット、短いソケットエクステンション、トルクスレンチのオス、メスのセットがあれば大丈夫です、ケミカル的なものはこれがオススメ、これは良い物でウラガンに頼んでキシリア閣下に献上したいくらいの効き目があります↓
あ、ボルト類が焼き付いてる確率が高い車両であれば、交換用スタッドボルトやボルト類は買っておくと保険になりますが、対象物内部で折れて取り残されたもんについては、もう業者さんに頼むしかないので覚悟が必要!
構造的に邪魔にならないよう順番にパーツのインストールを行うとすればインジェクター換装が先だ、整備士さんには叱られるだろうが、作業方法は安全ではない、アールズさん発行の作業マニュアルもこちらの都合で安全面は無視、燃料タンクの圧抜きのみにし、デリパイからインジェクター引き抜く時に、溜まっている滞留燃料ダダ漏れになる想定で、ヘッドの上にペーパータオルを厚く敷き詰め、それからインジェクターの接合部にハマってるコの字型固定金具をやや開き引き抜く↓
金具が外せたらインジェクターを引き抜く、この時にデリパイ内にインジェクターのOリングが残る場合があるので要注意、当然外したら燃料が垂れる、この際出るだけペーパータオルに吸わせきっておけば後が楽、燃料吸ったペーパータオルは油汚れを拭き取るなど有効活用したあと、火気に近づけない場所に置いて、燃料が揮発仕切ったら捨てればいい↓
キット付属品のインジェクターにカラーを装着、左が組み上がったもの、右が純正、ケツ側のOリングがデリパイ内に残る恐れのあるヤツ、頭側のOリングは外してキット付属品のカラーに嵌める仕様↓
組み上がったインジェクターをデリパイに差し込み、コの字金具で固定できたらインマニに差し込むのだが、刺さりが浅い感じがするので慎重にやる、デリパイを固定する時も付属品スペーサーを挟み、1穴ずつ確実に作業をし、最後に組み具合を確認する↓
これで第1工程終了!
現時刻1230時…
間髪入れずに第2工程に!
徹夜でタービンキット換装、第2工程
第2工程はビッグスロットル装着、の前にしばし製品鑑賞…ん〜名前のわりにビッグさがわかりくいσ(^_^;)
でも測ると確かに口径はアップしてる、てか外にではなく内側を削ってるんだね!表面伝達する流体に有効な抵抗の無さげな美しいホーニング、それと同時に最低限の強度にまで薄くなってるから、配管締め過ぎには注意だ(・Д・)ノ
で、実際インストールは外した逆をやればいいだけで、ビッグスロットルだからってなんも変わった事をしなくていい、基本通り接合部のクリーニングとボルトナット類の均等締め、最後に2箇所のコネクタの接続確認さえできていれば楽勝な作業だった↓
次にECUをセットしバッテリーを基本通り繋ぐのみ、ちなみにECUの脱着は左右のレバーで行う、昔のようにパワープレイに持ち込まないように、それとECUトレイの横にエアコンガス管が噛んでいるので脱着の際に折らないように注意↓
現時刻1300時…良いペースだ!雨も強くなったし、この先は険しい作業が続くので集中力回復と鋭気を養うために、美味いと評判の中華料理店で外食♪
現時刻1400時…いよいよ第3工程に入ろうとして墓穴を掘った事に気付く…(´⊙ω⊙`)
し、しまったぁ!!!
あまりに美味かったんで全力食い過ぎて、う…動けん( ̄▽ ̄)
ま、まあ…今雨もまだ強いし、少しだけ中断、マーベルの中で寝る事にσ(^_^;)
自分に言い訳しながら時刻は1500時をまわっていた…い、いかん!アドバンテージが、あっちゅうまにビハインドになりつつある、アカン…!アカンでぇ!!
こりゃアカン奴やぁΣ(・□・;)
おのれ!あの中華料理屋!
作戦遂行の妨害しくさりよってψ(`∇´)ψ
ありがとうございますm(_ _)m
美味しかったですσ(^_^;)
現時刻1700時…
うまい具合に雨も小康状態になりいよいよ第3工程のタービン摘出準備に入ります。
自分の場合はオイルクーラーコアを摘出、前の真ん中を垂直に繋いでいる黒いサブフレームと、真ん中に並行に左右に伸びている頼りないホースメントを外すが、クロスしている部分のナットはディープソケットが必要、次に下部を並行に左右に伸びている樹脂の黒いサブフレームを外します、この時に先の工程で遮熱板を下から抜くために、エアコンコア、ラジエターコアをフリーにしておくので、エアコン配管に曲がりなどのダメージが及ばないように注意が必要、後は純正の鋳造サクションパイプを外す、ラチェットに短い延長を付ければ楽勝で工具が入るが、装着時に指がつりそうになる場所、次にタービンコンプレッサー出口から垂直に登っている配管は楽勝で外せる、純正の場合はディープソケットが必要になる、
次にタービン遮熱板を外す、アールズさんの作業マニュアルに下抜きは推奨されていないが、手抜きの為に下にずらして抜く、そのための布石がエアコンコア、ラジエターコアをフリーにすることなんだよ( ̄+ー ̄)
まあ多少強引に遮熱板が軟い事を良い事に、一時的に曲げるなどしましたがねσ(^_^;)
いよいよタービン本体のボルトナットを外す、工具が入りにくいが、工夫と知恵と経験で任務を遂行!
予め吹いておいたスーパーペネトンが良い仕事してくれてます!
実は…新車慣らしが終わって、ブチギレて魔改造を決意した時に、バラすであろう箇所に、焼き付く前に吹いておいたのだよ…戦いは納車慣らしが済んでから既に始まっていたのさ( ̄+ー ̄)
とりあえずオイルの配管2本とクーラントの配管2本を慎重に分離、この時点でエアが噛みますので留意を!それと予めクーラントやオイルを抜いてないとここからダダ漏れで地面汚します、自分は下にシート敷いたりダンボールを敷いていたので助かりました、てかハナからダダ漏れ上等で作業開始してますから…
ここまでで感じた事…これめんどくさいわぁ…2回目はもっと速くやれると確信(`・ω・´)
さらには純正触媒をキャタライザーに変えたりストレートにしたり、空燃比計のO2センサー付けたりするなら、このタイミングやなと思いました、てか最近の車の1次触媒にセンサー2つ付いてるのを目の当たりにし、時代の流れを感じつつ、どんな信号処理をしているのかしばらく考えながらコーヒータイムにしました。
現時刻は既に1730時…想定時間を過ぎまくってますが、失敗したくないので、いちいち確認をしています。
摘出した純正タービンとクローバータービン比較↓



さて、スペック詳細はメーカーサイトで見ればわかるので、比較をさっさと切り上げエンジンに装着し、触媒も繋いで締め付けです↓
後はオイル、クーラントの配管を繋いで完了ですが、この特殊ボルトに注意!どんなターボ車のタービンオイルまわりには存在する特殊なボルトですが、中空構造でボルトの首の近くにも穴がある構造です、画像の奥に金属のオイル配管の先が、中空のリング状になっていてその部分にこのボルトを差してタービンに接続するようになってます、極力穴位置を配管に合わせたいので、穴位置に対応するボルトの角や面にマーキングして締め込み、無理が無い程度に配管と穴が合うように、又は近付けるように締め込みます、まあ仮に真反対でも中空リング状なのでオイルは回り込んで流れてくれますがね…にしてもさすがにこの穴は小さすぎる…他に見たものはもっと大きかった↓
あ、よくあるトラブルで、タービンを外す時に、この配管を歪めてしまい、タービンを固定した後に発覚して、配管とタービンを接合するのにボルトの頭が小さいため力が入りにくく四苦八苦する事がありますが、そんな時はソケットの内側にテープなどを貼り、ナットを奥に詰めてソケットを浅くすれば、下方向にも力を加えられるので、横方向に力を入れつつ抑えつけてボルトを回しても上手くいきます↓
配管を繋いで最終確認が済んだら、遮熱板を戻しますが、外す段階で曲げている時は戻しつつ装着し、最後にアクチュエータロッドのタービン側稼動部の動作に干渉しない事を必ず確認する事!
後はラジエターコアとエアコンコアの上側のボルトを固定し、下側の黒い樹脂フレームとラジエターコアとエアコンコアのマウントの凹凸を合わせて仮止め、続いてサブフレームとホースメントを仮止め全体の整合性を確認しながら徐々に締めて行くのが理想、歪んだテンションが掛かると走りに影響が出るので注意!
んで自分の場合はインクラコアアッセンブリーの配管を復旧し、オイルクーラーコアを再装着し、配管も繋いでバンパーカバー被せて第3工程を終了
投光器の光でダラダラ、いや慎重に任務を遂行していたので現時刻は19日0015…
後はオイル交換とクーラント交換だが、この秘密ドックは深夜早朝に物音をたてるわけにはいかずに0900時まで中断…
濡れてはいけない物を片付けながら、服を着替えてマーベルに潜り込み、疲労のためか沈むように眠った…
タービンキット交換後にやること
本題の前にエンジンの冷媒であるクーラントとエンジンのフラッシングについて語ろう。
実はクーラントより水の方が、水より純水の方熱交換に優れている、ならなんでクーラント使うのかということ、アルミでも錆びるからである、高熱になるとなおさら顕著に酸化が進む…長年乗らなきゃならないなら水、純水よりクーラントという選択になる、ことSLLCは優秀で優れた妨錆性能と10万キロ交換不要を謳っている、だが競技で使用するなら純水が最適だと思う、もし混合型のクーラントを作るなら原液30%純水70%が実用範囲内で最高だと思う。
まあせっかくアルミの話しをしたのでアルミと銅の材質特性を話しておきましょう、アルミは熱交換率が高くラジエターコアでは走行風で冷媒を冷す事に優れており、銅は自己放熱率が高く、低速でタイトコーナーで高負荷がかかる競技に向いてます、またファンレスのヒートシンクとしても優秀ですが、対価費用が悪く、錆びやすく、錆びれば冷却効率が落ちるので最近では冷却コアに銅は採用されない傾向にあります。
で、エンジンのフラッシングですが、あれこそナンセンスです、確かにエンジンは浄化されます、んじゃエンジン内部に残ったフラッシングオイルは全部出せるの?なわけないですよね?その強力な洗浄成分が新しいエンジンオイルに混ざったらどうなります?せっかくの高性能エンジンオイルも分子結合はズダズダ、高負荷では油膜切れ起こす恐れも…そんなにフラッシングしたければ、安いエンジンオイルで一定の回転数確保して数分でじゅうぶんなのです。
本題
19日0900時までに起床し、さっさとオイルとクーラントを放出、なぜ作業前に抜かなかったか?それはクーラントの長時間乾燥による結晶化や不純物の配管内に固着するリスクや、オイルに関しても長く乾燥させれば汚れや不純物が取れにくくなるからである。
オイルとクーラントが抜けきったら、新しいエレメントを装着し、クーラントとオイルを適量入れてエアコンをヒーター全開にし、ヒーターコア側のエア抜き対策もしてエンジンスタートキーをプッシュしてアクセサリーモードにし、フューエルポンプな音が止むまで待つ、忘れてはいけないインジェクター交換時にフューエルデリバリーパイプにもインジェクターにも燃料が行き渡ってない事を…そしてエンジンスタート!実は今入れているオイルはフラッシング目的のオイルで、クラーラントのエア抜き同時にフラッシングしようという目論見である。
にしてもスロットルを大口径化しているのでハンチングが激しい…
各メーターから目を離す事なく、インジェクター交換しているから耳さえエンジンから発生する音に神経を尖らす…サーモが開くのを確認、ファンが回るのも確認、水温95度に近付づくたびにエア噛みによるオーバヒートを警戒、エアコンから熱風が出るまで続ける、熱風が出たらエンジン停止、少し冷やしてラジエターキャップを開けクーラントの量を確認、エア抜き出来ていたら減っているはずだ、ラジエターとリザーバーにくを足して、エンジンオイルを抜き、また新しいエレメントに交換し、本命オイルを投入する、オイルクーラーが装備されているなら毎回オイルクーラーコアからもオイルを抜けば完璧だと思う。
いよいよタービンキット、スロットル交換の交換最終仕上げだ!
ECU再学習の始まりぃ〜♪
バッテリーマイナス端子を外して15分くらい待つ、再びバッテリーマイナス端子を繋いで、エンジンスタートキーをプッシュしてアクセサリーモードで1分以上放置し、そっからエンジンスタート!
エアコンヒーター全開で15分、一旦エンジンを止め、再びエアコンクーラー全開で15分、また一旦エンジンを止め、エアコン無しで15分、これでハンチングは少し治るはず、後はタービン慣らし運転を500キロ段階的に負荷を増やしつつ完走すれば完璧(≧∇≦)
あ、今の何時?!
現時刻19日1100時…じゅうぶん許容タイムで完成させることができた\( 'ω')/
つまり慎重にやれば誰でもできるし、できなければ高い金だしてやってもらうことだ…ただし!なんかあった時に自分でやってないから自分で解決できないダメなドライバーへの第一歩でもあるがな(¬_¬)