ESPオフスイッチの自作
| 目的 |
チューニング・カスタム |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
6時間以内 |
1
HA36Sのアルトには横滑り防止機能として「ESP」という制御が入っています。
通常の走行時にはいいのですが、やはりサーキット走行などでは、この制御のせいでコーナー時に加速しないことが起きるようです。
カットスイッチもついているのですが、それでもやはり少しだけ制御は残ります。
これを完全にカットするOBDと接続する商品などもリリースされていますが、OBDは吸気温度の測定など他にも使いたい場面があるので、あまり使いたくない。
ということで、とよりんさんの整備手帳を元に私も自作しました。
http://minkara.carview.co.jp/userid/344263/car/1995491/3528870/note.aspx
とよりんさんの整備手帳に詳しく書いてらっしゃるので具体的な説明は省きます。
簡潔にかくと
・ブレーキスイッチを指で押します。
・ブレーキスイッチを押したまま、ブレーキペダルを5秒以上踏み続けます。
という状態をスイッチで疑似的に制御します。
電装系の自作も初めて、電流・電圧・抵抗の言葉なんて20年ぶりに向き合ったとあって、ネットでいろいろ勉強しましたが、素人なので間違っている部分も結構あると思います。
保安部品に関連するので、参考にされる方は絶対に自己責任でお願いします。
2
私が使用したのはオムロンのスイッチA16-2です。
結果からいうと、これじゃなくてよかったです。
必要となるのは、
・モーメンタリスイッチ
・取付径が15mm以下
・接触形式:1b
・DC15V対応
あたりが重要です。
3
次に必要なのが、リレーです。
これはスイッチ側の定格通電電流が大きければ必要ないかと思います。(たぶん)
アルトのブレーキランプは、12V21/5Wだそうです。これが左右についているので42W。
車は走行中、14.4Vくらいまで電圧が上がります。
電圧×電流=電力ですから、
14.4V×●A=42W
電流は3Aくらいとなります。
ここに抵抗とかあると思いますが、素人なのでよくわかりませんでした…。
で、購入したスイッチは定格電流が3Aです。わずかに足りないというかギリギリで怖かったので、リレーを介することにしました。
4
スイッチ側にハンダ付けしていきます。
1bスイッチであれば、何も気にすることは無いと思いますが、1cスイッチであれば
・COMに常時電源
・NCにリレーのコイル電源
です。
電装系電源には定格電流の3Aヒューズ管も挟みました。
5
次にPIVOTのブレーキハーネス「BR-2」を準備します。
この電源部分(太い黄色配線)を切断して、リレーの電装品電源と接続します。
ギボシを付ける長さもなかったので、直結させてカシメ端子を使用。その後、熱伸縮チューブで固定しています。
ブレーキランプは車体側にヒューズが容易されている(ハズ)ので、そのまま接続しました。
6
カーナビ配線の常時バッテリーから分岐させます。
Defiコントロールユニット、PIVOTのスロコン、ETC、そして今回のESPオフスイッチ…
エーモンのギボシ端子セット(ダブル)を使って、分岐分岐分岐しまくってます。
(大丈夫なのかこれ?)
そして、工程4の3Aヒューズ管配線を接続します。
これで作業は完了です。
7
純正のESPカットスイッチからオフにした場合は、横滑りアイコンの下に「OFF」と表示されています。
8
こちらが、スイッチからオフにした方法です。「OFF」のマークがついていません。
実は以前のアルト1号では、スパイラルケーブルを断線させてしまって舵角センサーが故障していました。
その時もこのアイコンが常時点灯していました。
今年から警告灯がついていた場合、車検に通らないという改変がありましたので、以前のアルト1号は車検に通りませんでしたね…。
では、ESPをオフにする方法です。
1.エンジンを始動する。
2.スイッチをオフする。
3.ブレーキペダルを踏み続ける。
4.ESP警告灯が点灯する。
5.スイッチをオンにする。
これだけです。
モーメンタリスイッチの方が楽だと思います。
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