目が覚めると、朝の8:30。
目覚ましのならない、穏やかな土曜日の朝。
週末の天気は下り坂だと予報では言っていたけれど、岡山の朝はいい天気。スズメたちのリズミカルなさえずりと窓からの陽射しが心地よい。
どうせ今日は予定のない休日。
もう少し、このまま、暖かい布団と心地よいまどろみとたわむれても許されるだろう。
と思ったら玄関の呼び鈴が何度も鳴り響きました。
なんだこのやろう土曜の朝だぞ返せオイラの幸せな二度寝!
宅配でした。
イケメンの配達員さんでした。
死んだ魚の目のような寝起きのおっさんにも、眩しい笑顔で対応してくれました。
で、届いたのは国際便。フランスから…?
個人輸入はたまにするのだけれど、最近そういった買い物をした記憶がない。
なにかの間違いかと思ったけれど、宛先はしっかりうちの住所で私宛。やだなにこれ怖い。
大きさは角形2号くらいのクッション入り封筒。軽い。恐る恐る振ってみたけど、とくに不気味なカラカラ音がするわけでもない。
どうやら爆発物とかではないらしい。
封筒を手にしばし考えるも、やっぱり思い当たる節がない。けれど危険物ではなさそうなので、意を決してエイヤッと開封。
こんなん出てきました
「hopla!」の文字を見てすぐにピンときました。思い出した。
Wistiki(ウィスティキ)というブランドの紛失防止タグだ。確かに注文しました。
2年前にね。
紛失防止タグとは、Bluetoothでスマートフォンと繋がり、接続が切れると通知で教えてくれたり、場所を教えてくれたりするガジェットです。日本ではたぶん、
MAMORIO が一番知られています。
そんな紛失防止タグですが、私は2年前から Wistiki というブランドの製品をキーケースに付けていて、
パーツレビューにも書いています。
Wistiki は2年前の2016年初春にクラウドファンディングで募集が開始され、私はそのときに注文(出資)しました。
パーツレビューに書いているキーサイズの「vaila!(ヴァオラ)」は2016年5月に完成&配布予定が3か月遅れの8月になり、今回届いた「hopla!(ホップラ)」は2016年末の予定が2017年末に延期。2017年12月23日という年の瀬になって「2017年末を目指してたけど無理だったごめんねてへぺろ!2018年1月に完成するよ!」と再度延期のメール。延期につぐ延期。
にもかかわらず1月を過ぎていままで音沙汰なく、もうすっかり忘れてました。
まさか本当に届くとは驚きです(棒)
開封。このムダな高級感。
表面はヘアライン仕上げで綺麗
カードと同じサイズ
薄い!
財布のカード入れに無理なくすっぽり収まります
というわけで、ずいぶん待たされましたがやっと届いたホップラさん。
紛失防止タグは現在様々なものがありますが、私がクラウドファンディングで出資してまで Wistiki を選んだのはそのデザイン、設計思想にあります。
デザインとは本来、意匠や造形など単に見た目だけではなく、手に触れて使用するものであれば「ニーズを満たすもの」として、その使い勝手や機能まで含めたものを指します。
2016年に届いたキーサイズのヴァオラであれば「鍵と一緒にまとめる」ことを目的とした形状、今回届いたホップラであれば「財布に入れる」ことを目的とした形状。
目的に応じてそれぞれに特化し、最適化した設計だと思うし、欧州らしいその設計思想が好きです。
その点、日本のデザインは「汎用性」を求める傾向にありますね。だから日本で流通している多くのタグは「キーホルダーに付ける」的な「なんにでも付けられる」という形状なんだと思います。それはそれの良さもあるんだけどね。ブラブラしてると邪魔やねん。
やっぱりデザインに惚れて投資したので、手にして眺めてニヤニヤしてしまいます。
届いたときに爆発物じゃないかと疑ってごめんね。
Posted at 2018/04/14 12:45:56 | |
トラックバック(0) |
日常 | 日記