フューエルフィルター交換でハマって廃車になるかと焦った話
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
カロⅡの予防措置的交換シリーズの続き。
フューエルフィルター交換でハマってディーラーにお任せしたのだがそこでもハマって一ヶ月間帰ってこず。
その後運良く対応可能な修理工場にお世話になって無事交換。
その顛末は以下交換手順で解説をば。
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フューエルフィルター交換の最初は「燃料の圧力を抜く」事から始める。
でないと燃料パイプを外す際にブシャーーー!!!!!と燃料が漏れるし勿体ないし危険だしね。
・リアシート2箇所思い切り持ち上げてバコッと外す。
・フューエルポンプの電源コネクターを外す。
・イグニッションキーONでスターターを5秒くらい回し、エンジンが掛からない状態を確認。
これで燃料パイプやフューエルフィルターの圧力が抜ける。ただしフューエルフィルターから下の燃料パイプまでガソリンは留まったままなので取り外しで漏れを処置する必要は残る。
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フューエルフィルター本体側をレンチ(薄型)で固定しつつ、燃料パイプのフレアナットを左回しで外す。
フィルター本体に向かって左回しなので、ココ間違えない様に画像の通り回す。
多少の燃料漏れはあるが、パイプに巻いたウエスが吸い取れる程度だった。
こちら側の燃料パイプはパッキンでは無く先端がフレア構造になっている。
エアコンの冷媒用パイプみたいだが車の場合はより振動に強い「ダブルフレア仕様」
※ フレアナット外しはフレアナットソケットを使った
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新しい方へ金具を移す
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・フューエルフィルターを固定
・フューエルフィルター上部へパッキン入れてユニオンボルトを締め付ける
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今回ハマったところがこれ。
下部の「燃料パイプのフレアナット取り付け」
先ほどフューエルフィルター固定したうえで
→→→ 後にココが問題だった事が発覚
・フューエルフィルター下部に燃料パイプのフレアナットを締め付ける ・・・奥まで入ってない
・イグニッションキーを回すと、燃料漏れブシャーーー!!! あああああ
そして、元のフューエルフィルターに戻してみると何故か燃料漏れが起こらない。
→これが訳の分からない要因にも
交換はもうどこかを頼るしかないと判断。
【ディーラーへ車検更新と同時に交換依頼】
ここでもフューエルフィルターは交換出来ず、やはり燃料が漏れるという。
ディーラーいわく「燃料パイプのフレア形状不良」
→→→ 後にディーラーの勘違いとわかる
自走不可能となり一ヶ月間預けっぱなしに。
↓ ↓ ↓
既に製造終了している燃料パイプの製造を検討する流れとなったが、結論が出ず、
約一ヶ月間動きが止まったのであった(泣)
自分はというと、
知っている修理工場へ相談したところ(フレア処置の話をすると、ここでは対応できないとの事) 旧車が得意な他の修理工場の話を聞く。
そこを頼ってみようと。
【旧車が得意な修理工場へ修理依頼】
快く引き受けてもらい、ディーラーからけん引で移動し持ち込むと直ぐ解決。
なんとエンジニアさんが直ぐに真の原因を見破った。
「固定したフューエルフィルターに対して、燃料パイプが真っ直ぐではなくナットが正しく入らない」
で、固定せずフレアナットを入れ込むと奥まで入り燃料漏れの無い状態に。
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確か、みんカラでも自分で交換出来ずにどこかへ頼んだ話を見たのだが、原因が書かれていなかった。
恐らく同じ事だったのだろうな。
自分は修理書の手順に沿って作業を行った結果、交換出来なかった。
そして恐らくディーラーのエンジニアさんも手順を遵守したはずで、全く責めるつもりもなかったし、マイカーの修理書の類を13冊集めた自分もただのドライバーではなく整備する側にも立っている感覚になっているみたいで、最後まで自分もどう対応できるか冷静にディーラーさんとやり取りしていた。
出来れば良い関係でいたいしね。
恐るべしは旧車も扱う修理工場のエンジニアさん。問題点を見る目は常に車と対話しているかの様な作業で発見が早かった事。
巡り合わなければ部品交換の頓挫で廃車以外考えられなかったのが怖い。
まだまだ大事に乗っていきたい。
今回のフューエルフィルター交換の難易度に関しては、そんなトラブルを回避する「作業手順の問題」に気づく事ができれば凄く簡単なレベルだと思う。
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