自分なりに前愛車のV10M5と比較してみます。
大排気量NAエンジンを搭載した2台ですが、超高速クルーザーで気持ち良いV10エンジンを搭載したM5と、低回転からパワフルなM156 を搭載したC63は、性格が異なるクルマと感じます。
日帰りドライブ1000kmを基準と考えれば、出来の良いボディ&シートの恩恵もあり、どちらも楽しく走れるので合格ですが、足回りがハードなC63の方が疲労を多く感じるので、日帰り1500kmを基準にするとV10M5では走り切った充実&達成感で気持ち良い一日となりますが、M156 C63では疲れてしまい、私は「ムリ」と判断します(^^ゞ
また、日常の使い勝手は、低回転からパワフルなエンジンと取り回しの良いボディサイズでM156 C63が間違いなくラクチンです。
高速道で駆け抜ける歓びを堪能する際にV10M5をチョイスすると、2サイクルエンジンの様な高回転で弾けるパワーバンドと気持ち良いV10の咆哮に耐える自制心が必要ですが、速度リミッターと自制心を解除すれば、「中台」をいとも簡単に通過して、そのまま「大台」を体験する事は、それほど難しい事でも大変な事でも無く「集中力が増し、全身の毛穴が開き、心拍数が高くなるだけ」と、何かの本で読んだ事が御座います(^^ゞ
また乗り易く楽しいM156を搭載したC63を高速道でチョイスすると、これまたトルクフルなエンジンのパワフル感とヤル気満々のサウンドで、ドライバーはアドレナリンを注入された状態となり、存分に駆け抜ける歓びを感じる事は出来ますが、低速域で固めに感じるアシは高速域では収まりが悪く、道路状況によっては跳ねてしまい、アイポイントとステアリングの修正作業が忙しく、アクセルを踏み切るには同乗者に緊張感を持たせる事になり、瞬間では耐えられてもV10M5の様に高速クルージングはドライバーを選びます。…と、何かの本で読んだ気がします(^^ゞ
山間部を走行しての感想は、M156 C63が楽チンで速いと感じます(^^ゞ
ボディサイズの影響も少なからずありますが、常にパワーバントを意識して走るV10と、アイドリングの少し上程度からパワフルなM156では、同じ旋回速度でコーナーから脱出状況では、ドライバーの腕次第で立ち上がり直後にリアとフロントでフレンチ・キスが出来るかも知れません(^^ゞ
旋回速度が意外に速いM156 C63ですが、フロント235/35/19のタイヤサイズをV8 6208ccの重いエンジンで路面に押さえ付けるので、フロントサスペンションを縮ませていれば、私の様なお出掛けレベルの走りですと「アウト側に流れ出る事は無い」と感じる安心&安定感があります(^^ゞ
…が、フロントに安定感が集中した影響でリアの安定感がお留守になり、腕に自信のある方々はリアを流し気味に走り、よりM156C63を楽しめるかも知れません(^^ゞ
…と、私なりに前愛車のV10M5とM156M63を比較してみました(^^ゞ