ヘッドライトLED化（ロービーム）その１

ホイールの整備手帳その2は、そっから先の記載にメリットを感じる人はいなさそうなので、放ったらかして先にLEDを。

まずは、様々な形状のLEDバルブからどれを選ぶか決めるため、ライトユニット周りの作業性やバルブ取付口の形状などを確認します。
作業に邪魔なこのカプラは抜いて、脇へ追いやります。
青い部分をずらした後、後方の画像で指を置いた黒いところを押し下げ、前方の黒い爪を浮かせて引き抜きます。爪も同時に上げてやると簡単に外れます。
画像では左が後方、右が前方です。

ゴムカバーは上側と後方の２つを引っ張って外します。
後方のゴムカバーの上に、画像のカプラがあります。

国産のヘッドライトと同様、座金とバルブがピンで留まっているので、ピンを抜きます。
画像の白黒矢印のところの金属製のピンが、赤色矢印のところの金属で留まっています。上側のゴムカバーのあった穴からは真上が見えます。画像は後方から見たものです。
ちなみに画像は斜めになっており、左斜め上の赤色矢印側が上側です。
ピンを抜く前に配線が伸びてるカプラを引き抜いた方が楽かもしれません。バルブ側が凸、カプラ側が凹の、コンセントのような形状です。

純正バルブの長さは、座金から43～44mmです。H7の規格上は44mmだったでしょうか。

純正バルブの径は、10～11mmです。H7の規格上は11mm以下だったような。

バルブ取付口を見てみると、手作り感溢れる傘が。。。
センター位置も多少、下にずれてるし。。。

表から見ると、純正バルブの頭が傘に入っていました。
数mmの余裕はあるかもしれませんが、座金からの長さが44mm以下のものにした方が良さそうです。
また、計測はできなかったものの傘の先端の径は純正バルブの10～11mm径よりはだいぶ太いように見えました。ただ、純正バルブの形状もこの傘の形状も、程度は違いますが先端にいくほど細くなっているので、可能な限り細く短いものの方が良さそうです。

バルブ選びです。
バルブ取付位置がセンターよりだいぶ外側に寄っている関係で、根元にファンがあり太くなっているものはユニットケースと干渉するおそれがあるため避けました。
ヒートリボン式では、径が11.8mmで長さが44mmのものと、径が14mm前後で長さが40～41mm程度のものが候補として挙がり、この辺なら最悪でも先端を少し削れば入りそうに思えました。

最終的には、ワット数で選びました。
純正未満、HID以下のこれにしました。

ヤフーで買ったらアマゾンから届きました。
なんでも、ヤフーの在庫が切れていたためアマゾン倉庫から出荷した、とのことでした。
まあ、届けば何も問題ないです。

※1個で4000lm、というのはバルブ単位なんでしょうか、光源単位なんでしょうか。。。勝手にバルブ単位と思ってましたが。。。

早速、取付です。
説明書には、座金を外し、座金をピンでライトユニットに固定してからバルブを差し込め、とあったのですが、ピンが留まりません。通常、ある程度のとこまで抵抗なくピンが動くのですが、抵抗を感じる位置が純正より明らかに手前で、ずいぶん余計に力が必要です。片方は何とか留めましたが、もう片方がどうにも。

よくよく純正と見比べてみると、画像のとおり、ピンの入り込む円周状の溝がないではありませんか（上がLED座金、下が純正バルブ）。その分、ピンが手前で引っかかり、留め金までの距離が遠くなっていたのです（画像２の右から２番目の矢印付近をご参照ください。純正ではピンが溝にはまっています。）。

座金を削るか？ けどそんな細いヤスリは手元にないし。
座金だけ純正を流用？ けど径が違うし。
→ 力づくで続行

というわけで、プライヤーを使って、力づくでピンを留め金に引っ掛けました。持ちこたえてくれ、ピン。

で、座金をピンで留めて、いざバルブを突っ込むと。
干渉。。。
やっぱり先端が太すぎて傘に当たったかあ。
どこが当たってるか表から見て、先端を削らねば。

と思って表から見ると、干渉してるはずの傘が動きません。
純正バルブですら当たったら動く軟弱な傘が、干渉して動かないはずはありません。

よくよく原因を調べると、ピンにバルブの根元が干渉してました。

また力づくでピンを外し、座金をバルブに嵌めてから突っ込んだところ、バルブや傘への干渉はありませんでした。
バルブは差し込んでから回して座金に固定するのですが、回す前だとバルブ根元がピンに干渉する角度だったのです。
で、再び力づくでピンを嵌めました。

（つづく）