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桃色ぞうのブログ一覧

2018年05月03日 イイね!

三陸の旅その2 宮古 田老地区〜中の浜

三陸の旅その2 宮古 田老地区〜中の浜宮古市に一泊した翌朝、周辺地域を回る。
まずは国土地理院発行の浸水範囲概況図をもとに、エリアを俯瞰してみる。


まずは北側の赤丸、田老地区に向かう。図によると入江の奥を埋め尽くすように浸水が及んでいるのがわかる。

そこから南側の赤丸、少々小さくて見にくいが、細長く水が入り込んだ場所が中の浜。
(近隣にある女遊戸(オナッペ)という地名が気になって仕方がないが本題とは関係ないのでとりあえずスルーする。気になる人は調べて欲しい)
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原爆ドームのように震災のシンボルとなりつつある、たろう観光ホテル。
周辺は整備が進み、専用の駐車場に案内板まで設置されているが、周りが小綺麗になるほど建物の痛々しさが目に刺さる。
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建物は4階部分まで床上浸水、3階部分は壁の一部を除き全壊。その下の部分に至っては鉄骨を残すのみとなっている。
予約さえあればガイド付きで上の階に入れるよう整備されているようだ。
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これが被災前の様子。
周辺にも住宅はあったようだが、今は空き地が続くのみ。
しかし、よくぞ残ったものだ。
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今回の地震により、田老地区全体が地盤ごと2mも東に動いたという。
これがその跡。右が本来の地標の位置だが、それが左の位置まで移動している。
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田老の防潮堤の上から周辺を眺める。
昭和8年の三陸沖地震の大津波により、三陸沿岸で最大の被害を出した教訓から造られたもので、高さ10mある。下から見上げると本当に大きい。現に昭和35年のチリ地震津波では死者を出さなかった。

だが今回の津波はこれを乗り越えてきた。
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田老漁港の製氷貯氷施設。これも津波を生き残った建造物だが、上の方の「平成」の表示に注目。
17.3m、今回の津波はここまで達した。
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将来また来るであろう津波に備え、沖の方ではさらに高い防潮堤が急ピッチで建設されている。
もう目が眩むほどの高さだ。
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さて、田老地区を後にして、国道45号線を少し南に降ったところを左に曲がり、狭い道を抜けてトンネルを潜った先に中の浜がある。
ここに震災メモリアルパーク中の浜がある。
震災の遺構を保存する公園として整備されている。
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震災前は海水浴場と隣接したキャンプ場だったという。これはその時代のトイレの跡。
奇跡的に原型を保っているが、垂れ下がった屋根の防水シートが不気味さを盛り上げる。
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同じくキャンプ場の炊事場の跡。
屋根は流失、柱も引きちぎられ、柱の鉄筋が触手のように空を掴む。
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公園の奥の築山から海を望む。
この小さな入江を埋め尽くすように津波が押し寄せてきた、というのは、画面の右端にちらと見える表示でわかる。
高さ17m、海水がここまできたという印だ。
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両側の山肌に点々と設置された表示。
最大で21m。表示から下は樹木が生えていないのがわかる。
津波はこの入江の奥深くに侵入し、奥にあった集落に壊滅的被害をもたらしたという。
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さて国道45号に引き返す途中の道に、新設された防潮堤があった。
これまたものすごい高さだ。

田老でもそうだったが、三陸沿岸では今、入江という入江にこのような高い防潮堤が建設されている。
これでは三陸じゅうの海沿いで海が見えなくなってしまうが、地元の人にしてみれば、海などもう見たくもないのかもしれない。
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Posted at 2018/05/08 22:23:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | 走り | 旅行/地域
2018年05月02日 イイね!

三陸の旅その1 常磐道から宮古まで

三陸の旅その1 常磐道から宮古まで東日本大震災から7年。福島第一原発の事故で寸断されていた常磐道が開通したので、GWを利用して通ってみることにした。

4年前に福島に行った時には広野から南相馬に出るまで、磐越道で迂回して3時間以上かかり、その日の宿のチェックイン予定を大幅に遅刻した。
この距離と時間は物流の障害になったと思われ、当時、南相馬近辺の復興が周辺地域に比べ目立って遅れていたように見えたので、今回、東京から東北への大動脈の開通で周辺地域の復興が大きく進むことに期待する。

真新しい常磐道。
楢葉町に入ると、路肩に放射線量の表示が何箇所かある。
写真だとなぜか表示が崩れて見えないのだが、ここを含めて線量は概ね1〜3マイクロシーベルト/時。

事故現場に近いPA楢葉。トイレと自販機しかない無人のパーキングエリア。ここの線量が確か2マイクロシーベルト/時くらいだったと思う。そこそこ高めだが、交通量の割にここを訪れる人も少なくなかった。
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常磐道を抜け、三陸道へ向かう下道。
リアス式海岸らしい地形が続き、海が見える。
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昼食に寄った道の駅でアイナメの煮魚を食す。
甘辛い味が控えめでちょうどいい。海の近くは煮魚がうまい。
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煮魚をいただいた道の駅 大谷海岸。
元は海水浴場に面した鉄道駅だったらしく、津波で破壊された線路とプラットフォームだけが残されている。中央に見えるのは献花台。
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気仙沼までの鉄道はまだ復旧しておらず、同じルートを代行運転バスが通っている。
しかし元々利用客があまりいなかったのか、このまま鉄道を復旧させずバスのままという話も聞いた。
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海沿いの道をひたすら北上する。
起伏に富んだ地形だが、少し低い所に出ると、画面の右に見えるような、津波の浸水地域を表す看板がすぐに現れる。そしてその横には必ず海が見える。入江の低い土地は漏れなく被害に遭ったことがわかる。
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さて9時間以上かかってようやく宮古市で一泊。
宮古駅近くの海鮮料理屋に入ったのだが、もろに観光客向けの店で少々期待はずれ。
しかしこのドンコの唐揚げは絶品。でかいニジマスのような魚だが、ふわふわの食感がたまらない。
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物足りなくて2軒目に入った店は地元のクラフトビールなどを置いた洒落た焼き鳥屋で、客も地元の若者で賑わっていた。煮物焼き物どれも旨かったが、1軒目で満腹になってしまったのであまり箸が進まず。
この日はこれでおしまい。
Posted at 2018/05/06 23:23:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 走り | 旅行/地域
2018年04月02日 イイね!

権現堂道中の2CV

権現堂道中の2CVさて、毎年恒例の権現堂の桜浴を2CVで行って来た訳だが、先週の雪から一転して夏日にもなる陽気になったので、キャブを燃調の薄い方向に再調整。

まあ高速で吹け上がりが良くて気持ちいいんだけど、下道に降りてすぐの信号待ちでアイドリングの回転数が下がらない症状がまた出た。燃調が濃すぎるのが原因ではないらしい。
どうも高速側で作動するジェットが作動しっぱなしになっている様な感触。
とりあえずは空吹かしを一発呉れると治るので、この先に機会があったら診てもらおう。

聞くところによると、キャブレターは構造上、アクセルオフのままの滑走が長いと燃調が薄くなる様で、高速道路の長い下りが続くとエンジンが焼付いたりするそうな。
今回の道中、そんなに長い下り坂はなかったが、高速を4速で流しているとそれに近い状態になるかもしれない。なんとなく過熱が悪さしている様な予感。

色々心配ごとの尽きないクルマだが、もう少しで納車から1年にもなるので、高速道路を走行中に、エンジンルームから「カタン! カラカラカラ…」という音が響いても、「ああ、ヒーターダクトが落ちたな」と分かるくらいには慣れてきた。
Posted at 2018/04/02 22:40:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 走り | 旅行/地域
2018年03月21日 イイね!

雪! 雪!!

雪! 雪!!ムダにそこそこのあいだ生きているが、お彼岸の日に雪が降ったことなんか記憶にない。

所用があって2CVで外出したのだが、おかげで先日キャブ調整したエンジンがたちまち落ち着かなくなる。
あわててネジを2分の1回転濃い目に戻す。

またエンジンルームのヒーターダクトが中途半端に短くて、常に外れている状態だったのだが、冬を乗り切ったから今年の冬でいいか、と思っていたものの、一旦春の陽気に慣れた身にこの寒さだと、近々やっつけようかどうしようかと迷うところ。まあ、アレは例え完調でもどこまで暖かいか分からないが。

ヒートテック仕舞っちゃったよ〜、という人が飲み屋にいたりして、この時期は着るものもクルマの調整もホント難しい。

なお、帰り道に左前のウインカーが点灯しなくなったが、雨の中電球を抜き差ししたら、例によって接触不良だったらしくすぐに治った。

まあ、突然寒くなると色々あるよね、というお話。
Posted at 2018/03/21 21:23:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2018年03月19日 イイね!

初めてのキャブレター調整

初めてのキャブレター調整先日、生まれて初めてのキャブレター調整をやって見た(買ったお店の人から「触るな」と言われた気もするが、あれから随分酒飲んだので忘れた)

色々やってみた結果、三浦半島旅行の後も時々発生した、アクセルペダルから足を離してもエンジン回転数が高いまま止まらなくなる現象が、スロットル軸の固着ではなく燃料の濃すぎであったことがはっきりした。

前に6ヶ月点検で調整してもらったのはまだ真冬で、最近は日中で20度近くにもなるので、調整すれば調子良くなるのも当たり前か。
クルマの方で気温変化を感知して勝手に調整してもらえればそれに越したことはないのだが、イジって調子良くなるというのは、オモチャとしてはこの上なく楽しい。

とにかく、調整前は始動こそ楽だが、アクセル操作に対する加速のツキがもっさりしているとこだったのが、調整後はツキも良くなり、回転を上げて行った時の「シャーーーーーーーーッ」という感触が気持ちいい。

…まあ、ピストンを溶かさない範囲でゆるくやっていきたい。
Posted at 2018/03/19 21:55:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマイジリ | クルマ

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「カレーのアタマで飲む。
このジャンク感がたまらない」
何シテル?   07/05 17:51
桃色ぞうです。 酒とクルマ、趣味の両立に悩むロードスターのり。良く訓練された酔っぱらいだけに見える、ピンクのゾウを探し求めて行方不明の旅。 たまに大麦代駐車...
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