フロントサスペンションオーバーホール(外してみたら部品が足らなかった編)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
先週、タイヤ交換をしたときに、右前のショックアブソーバーのダストブーツがお亡くなりになってるのに気づきまして。左もお化け提灯になりかかってるので、バネとショックアブソーバーを再利用して、ストラットのゴム関係の部品を交換することにしました。
あと、よく見ると、バンプラバーとシャフトの位置関係もおかしいんですが、この時は全く気付かず...。本日の作業の最後の最後で理由が判明します。
2
この時点での発注部品(フロント左右):
フロントサスペンションサポートダストカバー 48684-52020 2個(交換しなくても問題なし)
フロントサスペンショントゥーショックアブソーバーナット 90179-12145 4個(再使用禁止部品)
フロントサスペンションサポート No2 48682-52040 2個
フロントサスペンションサポートSubAssy 48609-52100 2個
フロントバンパシートSubAssy 48304-52111 2個 (バンプラバー他一体)
フロントコイルスプリングインシュレータ UPR 48157-52040 2個(ダストブーツ)
フロントコイルスプリングインシュレータ LWR 48158-52010 2個
3
ワイパーアームを外して、カウルトップを外します。ワイパーモーターも撤去します。
仕事場の駐車場がカラマツの葉っぱが飛んでくる場所で、数年ぶりに外したら大変なことになってました。
で、カウルトップパネルが外れる状態になるので、ブレースを外してからカウルトップパネルを外します。
4
やっと、ストラットの上にアクセスできるようになります。ここまで分解したらジャッキアップして馬をかけてタイヤを外します。
5
ショックアブソーバーAssyにブレーキホースのクランプがボルト止めされているので外します。次にスタビライザリンクの上側をナットを回して外します。6mmの六角レンチを回り止めにして、ナットを回すのが正規の手順ですが、正規の手順はしてはいけません。インパクトで緩めて、回り止めが必要になったら回り止めをかけてラチェットメガネがいいです(オチとして本日後々判明)。
6
ナックルとショックアブソーバーを連結しているボルトを抜いて切り離します。
7
ショックアブソーバーAssyを上で固定しているナットを外してストラットを抜き取ります。
整備書では6mmの六角レンチで回り止めをしながら、ナットを外せとありますが、これがのちに悲劇を生みます。
8
ショックアブソーバーの裏側に盛大な錆が発生。このままゴムを交換しても5年でショックアブソーバーを交換だな??と思いながら、ストラットを分解したわけですが...。
9
ショックアブソーバーのシャフトの、回り止めの六角レンチを受ける部分が割れてました。ディーラー整備士によると、整備書通りにやらずにインパクトで外せ、だそうで。
シャフトにひびが入った部分は、インパクトでないとナットが回りませんでした。
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シャフトにタップを切りなおして、取付時のトルク管理をあきらめてインパクトで締めるのならいいんですが。それもちょっと野蛮だなと。
ショックアブソーバーの錆もひどいというか腐食まで進んでるので、交換することにします。最初に注文しておけばよかった。
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ショックアブソーバーが到着するまではタイヤで接地できないので、馬をかけたまま置いておきます。露天だけどしょうがない...。いたずら防止に、タイヤを仮に取り付けて、スロープを下に差し込んでおきます。
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時間に余裕ができたのもあって、ホイールハウス内の錆止めとシャシーブラック塗布をまじめにやりました。
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追加発注部品:
ショックアブソーバーAssy FR RH 48510-52J80
ショックアブソーバーAssy FR LH 48510-52680
フロントスタビライザーリンク 48820-52030 2個 (リンク下側のボルトの錆がひどいのと、ゴムが半分死んでたため)
スタビライザーリンク固定用ナット 90179-12151 4個
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廃棄処理のためにゴムと鉄の部品を分別するために、完全にストラットを分解したところ、ちぎれたダストブーツがバンプラバーとショックアブソーバーのシャフトの間に2本も挟まってました。シャフトにも傷が入ってました。どうりで足回りの動きが渋いわけです。
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