ちゃむとのブログ一覧

実家の肉親が昨日退院したので、両親の墓参を兼ねて本日見舞いに行ってきました。

肉親は COVID-19 で５月に入院し、６週間ほどＩＣＵをふくめ入院、その後リハビリ専門の病院に６週間ほど入院していました。

当時まだワクチン接種対象ではなく、自覚症状があってＰＣＲ検査をしたら陽性ですぐに入院、その夜に40℃の熱が出てそのままＩＣＵに入ったそうです。
基礎疾患があり以前から服薬していたので、その話を聞いたときは正直覚悟しました。

もともと車通勤で飲み会や会食に行くこともなく、普通に勤務していただけで感染したようです。
明確な感染機会はなかったとのこと。
なお、デルタ株だったかどうかは聞いていません。

ＩＣＵで血中酸素飽和度（SpO2）の表示が２２％だったのを覚えていて、「深呼吸してみたら３３％に上がった」と言っていました。
正常値がおよそ９６％以上らしいのでよく生還できたと思います。

肺の組織はかなりやられていて、元には戻らないと言われたそうですが、今日の話では日常生活は不自由なく送れているようです。
ただし、挿管の影響か声帯に不具合があり現在は声がかなりかすれている状態です。

自宅に戻っても今後しばらくは体力と声帯のリハビリを続け、職場への復帰は当分見通せない状況です。

子供たちはすでに独立していて勤めも再任用だから無理はしないようですが、これが働き盛りや若年層だったら経済的にもかなり深刻なことになっていたでしょう。

肉親は、医療関係者をはじめ救急、保健所、自治体など多くの関係者のおかげで生き延びることができました。
感謝の一言に尽きます。

現在首都圏では、５月の頃と違い発症してもすぐに入院・加療できる状況ではありません。
他の疾病や傷害であっても対応が難しくなっていますし、通常であれば助けられる命が助からない状況となっています。

どうか皆さま、決して COVID-19 を侮らず、こまめな手洗い・うがい、黙食・個食、不織布マスクの常時（できれば家庭内でも）着用、時差通勤・在宅勤務等、考えられる最善の感染症対策を実施してください。


また、実家は食料のローリングストックを実践していたので、濃厚接触認定期間中も大して不自由せず何とかしのげたそうです。
うちもさっそく買い足しておこうと思います。