
いきなり謎かけのようになりましたが,いったい何でしょう?それは「クラッチスタート・システム」です。
MT車の誤発進事故を防ぐため,MT車に標準装備となっているあの親切な装備です。エンジンスタート時にクラッチを踏まないとエンジンがかかりません。
安全上仕方ないかもしれませんが,この親切な装備が結構迷惑なんです。私がいつも乗っているPAJEROには当然のことついていません。
EVO5についても同じ。ときどき乗るファイナルにはついている…。スタート時はまったく問題ないのですが,ドジってエンストしたときには要注意です。
滅多にエンストすることがないため,エンストしたときには少し焦ります。というのもかなりクラッチを踏み込まないとスターターがまわりません。
ファイナルの車重は1530kg。これに私の体重+ガソリン満タンとなると1600kg半ば。その車重を2000ccのターボエンジンが動かすこととなります。
2000rpmまわっていればそれなりにトルクがある4B11エンジンですが,1000rpm付近ではそれほどトルクはありません。
ステアリングを切り込んでいるとパワステポンプにパワーを食われ,雑にクラッチをつなぐとエンジン・ストールということがあります。
もちろん同じようなことはEVO5でもありますが,ほとんど無意識のうちにクラッチを踏み,キーをひねってエンジンをかけます。
ところが,ファイナルではクラッチをしっかり奥まで踏み込まないとスターターがまわりません。安全を考えてのことでしょうが,ほとんど「小さな親切,大きなお世話」状態です。
頻繁にエンストしていれば慣れるのでしょうが((^_^)),さすがにそこまで運転が下手ではありません。
私が免許を取った頃の教本には,「踏切でエンストしたときは,ギアをローにしてスターターモータを回転させて脱出する。」など書かれていましたが,今のクルマはできません。
試しにPAJEROでそれをやってみると,ローギヤードなためかスターターモーターで力強く進みます。
今のクルマはほとんどが電子制御燃料噴射ですから,「プラグがかぶる」ということもありません。エンストしてもスターターが回ればエンジンがかかります。
もし踏みきりでエンストしてしまい,エンジンがかからなくなったら,さっさと逃げるしかありません。ギアを入れたままスターターキーを回す確率よりも,ATでRに入れるつもりがDになっていたり,その逆のパターンの方が高いような気がします。
また,アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故もときどき見かけます。アクセルとブレーキを同時に踏むとブレーキが優先されるようになっているようですが,どう考えても同時に踏むことはできません。(AT車の左足ブレーキを除く)
運転支援システムには,誤発進を防ぐ機能がありますが,これも100%ということはありません。「人間はミスをするもの」という発想は大切ですが,このクラッチスタート・システムは何とかなりませんかね…。
※カープは本拠地マツダスタジアムに戻って来ての横浜3連戦です。マツダスタジアムの勝率は7割近いという内弁慶ぶり。(今年はいつもと違いますが)今夜も新井選手がブレーキとなりましたが,8-2で快勝しました。これでM12となりました。広島市内では25年ぶりのカープ優勝セールの準備が進んでいます。
Posted at 2016/08/30 21:47:49 | |
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