年が明け、気が付けば2月。
新しい車に乗る機会はまぁ、まぁまぁ抑えられている。
車は別として新しい家族のフェレットを迎えてから消費するお金といい、世話をする時間といい、車に乗る時間も削られていっている。
まぁそのおかげで、カーシェア代も抑えることができてむしろ嬉しいか。
仕事場で車好きの人が新しく、CX-5を買ったという話を聞いて「もう興奮じゃないですか~」って聞いたら、「いや、それほどでも・・・」という意外な答えが。
昔は暇あればガンガン乗ってましたけどねぇ~という。
それが丁度今の自分のようなもんだろうけど、そうなると自分もそのうちこうなるのかなぁ・・・と考えてしまう。
今の自分はハンドルが無いと生きていけないようなもんだけれど、時間が経つとそうでもないものなのか・・・。
時折、深夜ブチ通しドライブとかやるけど、前に乗ったA45とかスポーツカーならまだしも、周りにある車で残るとしたらミニバンかSUV程度しか残ってないl。
まぁこういう車でやっても案外面白いもんだったりして。
所で今年の1月から新しいカーシェアを始めた。
e-シェアモビと呼ばれる日産の提携しているカーシェアリング。
よくこういう自動車会社が提携で行うカーシェアっていうのもそこそこあるらしいけれど、この日産のe-シェアモビはそういった点では他者のカーシェアリングとも双璧をなすほどの画期的なものだと思う。
その理由の一つとして、e-シェアモビの一つは距離料金を必要としない点。
本来時間料金に加えて距離料金が発生するのがカーシェアである。
タイムズやカレコなど自分が使っているのは6時間までは距離料金が発生しないものである。
これだけでも自分としては嬉しい限りで12時間で乗るなら、たとえば6時間乗って一旦駐車場に戻してから予約を取り直してまた乗る、っていうのがハンドルを握ってないと生きていけない金欠
学生のケチんぼ乗りでも方法である。
ただ、休日などに遠出したりすると6時間以上は明らかにかかるだろうし、それだけ距離料金も掛る。
場合によっては結局のところ、普通のレンタカーを借りた方が安かったりする場合もあるわけだ。
でもe-シェアモビだと、その距離料金が発生しないから、借りた分の時間パック料金のみ。
だから今回乗った時もおおよそ11時間、述べ400km前後は走ったと思うけれど、1km15円としてもこの約6000円が、今回はチャラになってしまうのだ。
しかも今回のパック料金はビジネスナイトパックで2500円。
本来、これに6000円かかるとして8500円近くかかるはずの料金が2500円。
まさに一種のカルチャーショックおろか、こんなんでちゃんと利益取っていけるのか?とやや疑問に思った。
今年の7月末までは月額費用も無料だから、是非とも使い倒したい所。
こんなオイチイサービス、予約もちゃんと取れるもんかも疑問だったけれど、流石にまだ普及して間もなく会員も少ないためか予約を取るのは案外簡単だった。
ただ、設置場所がバラバラでそこまで取りに行かないとならないのだから、そこがちょっと不便。
今まで2回使ったけど、どれも日産レンタカーが提携しているらしい。
レンタカーの入り口のすぐそばにあったから、ほかのカーシェアとは違って手入れ点検もレンタカーの店が行うから他のカーシェアとは違って毎回レンタカーと同等なくらいの綺麗な状態で使い始められる。
予約を取った車に30分くらい前に着いたのでついでに前を通りながら見たら、レンタカーの店員のような人がエンジンを掛けたりライトを付けたり点検してた。
でもここまでされると、他のカーシェアのように何か不具合や傷を付けっちゃったりしても暗黙の了承のようなごまかしが効かないから(僕はそんなことしてないけどね!汗)、やや怖い。
地元の近くには日産レンタカーが無いから、もし使うなら所定のところまで行かなきゃならない。
でもまぁその電車代と時間料金だけなら、他のカーシェアの夜間パックと比べても断然前者が安いから屁でもない。
そんなわけで今回新たに体験しに来たのがこのノートのe-POWER。
e-シェアモビは2種類の車でリーフとノートe-POWER。
東京は皆ノートe-POWERだったから結局これに乗るしかない。
最初、e-POWERはいわゆるハイブリッド車でしょ?って勝手に捉えていた。
そのハイブリッド車を日産がわざわざカッコつけてe-POWERって呼んでる、っていう・・・笑
でも全然違うって分かった。
本来ハイブリッドと言うのは、エンジン・電気→車、というように2つの力で車にたたみ掛けていた。
あるいは電気自動車の場合は、電気→車という形。
もちろんハイブリッドは電気が切れればガソリン車だし、電気自動車はガソリンを使わない。
でもe-POWERというのはこの両方とも違う。
既にCMでも言われているように、充電しながら走る、電気自動車でありながら形は新しいものである。
e-POWERの仕組みは、エンジン→電気→車。
エンジンは稼働させるけれどこれは車に駆動するための稼働ではなく、充電するための稼働。(あとはエアコンとか?)
そしてエンジンだけで充電された電気は車を駆動するためにたたみ掛けるという形。
つまりエンジンから車には直接的に駆動には手を出さない、だから車が動く駆動に関しては事実上は電気自動車ということになる。
このスペックを知りたいと思ってみたけれど、エンジン+モーターで、エンジンのスペックしか載ってなかったからイマイチよく分からない。
以前痛烈だったのは、リーフのCMでシルビアのスペックR?なんかと加速勝負をしたときにリーフがブッチしたのを見たことがあった。
ヤラセーって思ったけれど、あとで観たら28.6kgのトルク、現行に関しては150PSと33kg弱のトルクを持っているってから、あながちバカにできないのは分かった。
でも1.5tというおでぶちゃん重量級の車。
中も結構なラグジュアリー的な車だからまぁまぁ普通の乗用車や大排気量と同等程度だとは思う。
でもこのノートe-POWERの場合、前のリーフの電気モーターを積んでいながら、重量は1.2t弱に抑えられている。
26kg弱のトルクウェトレシオは46.1程度であるから、カタログ通り2Lターボ程度の加速はあることになる。
ただ実質2Lターボの加速、ってことだから体感的な加速感とすれば、大排気量車な感覚であることに違いはない。
乗った感覚は視覚的な感覚は長らくお世話になってる愛車(カーシェア)ノートと変わりは無いけれど、オンボードの景観は未来な感じがする。
タコメーターはさすがにない。
まぁCVTおろか電気だから、そりゃそうだ。
早速始動するけどエンジンはかからない。
この辺の雰囲気はトヨタのハイブリッド車を連想させる静寂さ。
でもギアを入れてアクセルを踏むとちゃんと進むのだから、別に故障してるわけじゃない。(そりゃ当たり前)
この車にもハンドル横の車が接近する音のオンオフが出来るスイッチがあって、オフにすると加速時のキューンっていう音が無くなる。
でも乗ってるとロードノイズの方がまだ大きく感じて、少し耳を澄ませないとあんま気になるほどの違いではない気がする。
まぁ外からしたら違うんだろうけど。
メーターには例のエンジン・バッテリー・車のゲージが付いてて稼働と充電が表示されている。
でもやっぱり静か。
この静かさはトヨタのハイブリッド車とも引けを取らないところ。
凄いね。
未来感パネェ・・・。
所でこういう電気自動車はハイブリッドもそうだけれど、ガソリン車のような出足からコン!とひねり出されるトルク感がまったりしてる。
意外と電気だとトルクがあってアクセルコントロールがシビアで出足がガソリン車のような感じだと思ってたら案外違う。
まぁガソリンもMT車ならこの辺は好きにできるけど。
ノートは普段から乗り慣れているから感覚的には普通に乗りやすい。
とはいえ、5ナンバーだから乗りやすいのはいつもの事かe-シェアモビもガソリンはタダだからいつまでもエコ運転でチンタラ乗ってるなど勿体ない乗り方はしない。
早速ドライブモードを変えてSにしてみると、エンジンブレーキの効きがものすごい。
まるでブレーキを掛けているくらいのブレーキ感でものすごく気持ちが良い。
ただ不安なのはこれってちゃんとブレーキランプ付いてんのかな?ってふと気になる。
確かどっかで0.何G掛かっていたらブレーキランプが付くという記述を見たけれど、それだとエンジンブレーキを多用している中でピカピカさせていたり、思いのほかGが掛かってないけどブレーキだったりするとどうなのか若干気になりはする。
個人的にはそこが気になるので、走りながらもアクセル状態で若干ブレーキペダルを煽ったりしてみた。
3回驚くっていうCMを見た。
個人的には加速・減速の2回驚いた、だけ!笑
まぁ人によっては3回驚いてもいいだろうけれども。
何より、特筆したいのはやっぱりこの電気自動車のトルク感。
踏み出しからシートに吸いつけられるようなこの加速感の凄さはあながちバカに出来ないのもうなずけた。
0-100がフィットのハイブリッドよりも速いくらいだから、これは凄い。
100km/hを超えたあたりから一気にトルク感はしぼんでくるけれど、普段のタウンユースであればこの領域の使い勝手はたまらない。
ブレーキもアクセルを離すだけでよっぽどでもなければブレーキに脚を移す必要もない。
Sモードくらいであればクリープも無いからアクセルを離してどっか行っちゃう、というようなAT限定免許の若モンが起こしそうな事故も少ないことだろうと思う。
MTで困ったのは、両足を使わなければならないこと。
セリカに乗ってた時、たまに困ったのが運転中の足から直結するトラブル。
例えば腹痛の時。
セリカは特別クラッチが重いわけではないけれど、それでもクラッチを踏むときには少々力む必要がある。
その度に腹にまで力が入っちゃうわけだから困るのなんの。
それから乗ってる途中に、何の拍子だったか左足の足裏を吊った。
MTは両足があってこそだからこうなるともう仕方ない、路肩に止めて伸ばしながらアーッってなってた。
また普通のATでもアクセルとブレーキだとブレーキの方が若干重い。
でも今回はなんとアクセルだけでも十分。
だから、たとえばそんな人は車の運転しないかもしれないが、なんかの足のハンデでアクセルとブレーキの踏みかえさえもままならない人であってもアクセルだけで運転できるわけだから、これは良い。
ここまででなおブレーキを踏むくらいだと、それはもはやそもそも常識的な運転が出来ているのかさえ疑わしい所でもある。
まぁ自分も人の事は言えないけれど。
それからe-POWERのノートはノーマルよりも足が少ししっかりしている気がした。
と言っても、足回りの違いは特に述べられていないからその点は他のノートと変わらないのかもしれない。
恐らく新車間もない車だから足回りもまだシャンとしているってことなのかもしれない。
でも心なしかノートのe-POWERにはノーマルより少しエアロパーツが付いててカッコよく見えた。
これが影響しているのか分からないけれど、ワインディングや高速の安定性はe-POWERの方がまだ安心してかつ楽しく抜けられる気がする。
ブレーキはまぁ普通。
エンブレの回生ブレーキが十分効いてるから普通に乗る分には安心できる。
タイヤはやや微妙。
15インチでエコタイヤだと、まぁグリップもこんなもん?ってなくらい。
でもプリウスの時よりは車体がコンパクトな分よく動いてくれるからまだ安心感はある。
とはいえ、ベースはユース志向のノート、シャシやボディの剛性感はまだスカスカしている感じで突っ込んだ瞬間の安心感はフィットやスイフトなどと比べるとややぎこちない感じはする。
ただこの電気ならではの加速感は凄く良い。
立ち上がりで踏めば、普通の乗用自動車やターボ車のような出足のラグがなく、安定したトラクションを掛けられるからパッスーンと加速して抜けられるからすっごい気持ちがいい。
これにニスモバージョンがあるのは、正解だと思う。
逆に無いのはもったいない。
この電気自動車ならではのトラクションとトルク、これが一番に発揮されて抜けられるのが街乗り、都内だろう。
返却時間間際で、久々にやや乱暴がかった走り方で朝ラッシュに突っ込み迫り合ったけれど、このノートのe-POWERは圧巻だった。
今まで乗ってきた車の中でも恐らく最強と言ってもいいかもしれない。
国産車に見られるような出足の躊躇なラグも消され、外国高級車のようにワイドボディが迫る他車との駆け引きに閉口することも、この5ナンバーサイズに収まったノートであればそんなことも無い。
コンパクトでよく動く上に、ここぞ、という時にポンと踏み込むだけで0から他の流れに脱出するのもものすごくしやすい。
またアクセルだけで前後の車の間隔も適度に調整しやすいから、国産車でわざわざエンブレにしたり、やむを得ずブレーキをベコベコ踏む必要もない。
その朝はアウディのS4とベンツのS600と、手下の(?)営業車数台にお相手してもらったが、ハッキリ言って相手じゃなかった。
一番良かったのは、バックミラーでこれがカメラになっているからサイドミラーでも分かりにくい左右斜め後ろの車との間隔が分かりやすいから突っ込むときにしっかりと突っ込める。
ただこれが難点なのは結局はメガネの人を除けば、肉眼とカメラでは画質は肉眼の方が上であることは明らかであり、特に夜などはわざわざナイトモードなどにしても後ろの車のライトが逆光に見ずらかったり、たまに虫が張り付いたりするとそれこそ視界が限られるので余計に困る。
これをオフに出来ないかいろいろこねくり回したけど結局最後まで分からなかった。
それから流石日産純正のナビは頭が悪い。
前回カレコでジュークに乗った時もそうだったが、高速と並行して走れば気が付けばナビは高速に乗っていると判断したり、道を外れた時のルート更新や渋滞からの新ルート更新も遅いし、走って
いる場所や状況の把握が他のナビと比べると今一歩及ばない。
返却間際の時など、途中からはYahooカーナビに頼るようになったくらいだ。
e-シェアモビであと数分延長しようものなら、このナイトパックがアダとなってさらに料金がドンと割り増しされてしまう。
前回ジュークで6時間パックで借りたのに、このナビのお蔭で目と鼻の先の駐車場でグルグル回され、10分延長してしまい、距離料金がドカンと追加された痛い思いをした。
せめてカロッツェリアがいいよう・・・。
幸いYahooカーナビと、このノートのe-POWERの走りでギリギリ間に合ったから良いが。
なんか店がすぐ横にあるとちょっとドギマギ。これ何も言わないで乗ってっていいんだよね・・・?って感じがする笑
ノートe-POWER、最初は本当に目も向かないくらい興味も無かったが、この走り、この存在は侮れないのが分かった。
走りの楽しさはMTのように駆動を自ら操り、アクセルとクラッチでギア速を上げたり、減速でヒール&トゥをするといった加減速のフィーリングもあった。
だがe-POWERは明らかに未来的な別次元の楽しさがある。
電気ならではのトルク感と胸のすくトラクションで加減速を自在に行いながら走り抜けられるこの楽しさはガソリン車でも難しいかもしれない。
またMTなどのように車の駆動やシフトに気を取られて、走る・操るフィーリングがアダとなってしまうが、e-POWERのように加減速を少ない操作で加減速を操れれば、それに加えて操るフィーリングも両立することができる。
これが恐らく、未来の車のドライビングプレジャーなのかもしれない。
少なくとも自分がこの車に言えることとするなら。
街乗りでは、間違いなく最強だ。
2500円掛けてもいい。(え?)
最近、なんだか毎日のように車を見ていないと気分が落ち着かない感じ・・・。
カーシェアも前まで乗りすぎて利用履歴から料金がヤバいことになっていたのをみて、「まずいな」って思っても、それでもコスト抑えめルートを回りつつもそれでも乗るっていう。
バカですね~。アホですね~。
そんな車バカな自分です。
最近いぬばかって少女コミック漫画になぜかハマって、猫派な自分も犬もいいかもなぁ、とか思ったりして。
車も同じく、ああこの車も案外いいんじゃね??って言いながら他からすればアホみたいな亀車を好きになりそうになったりと。
そんな感じの自分なのですが、
私今、Vitz GRMNがめちゃんこ欲しい気分なのです!
とは言っても、多分買いはしないかもなぁ・・・。
本来、ここでは買うというのを前提にしてカキコしていたのですが、ついに頭のネジがGT-Rの時以来更に数十個吹っ飛んでしまったらしく、欲しくなってしまったのですね。
新しいVitz GRMN、値段は別としても自動車やモータースポーツ評論家からはかなり絶大な評価をもらっているらしく。
なんか見た感じはノーマルのVitz GRスポとあんま変わんな~い・・・って思ったりしましたけど、中身は全く別物。
こういう手のやつ、好きです。
羊の皮を被った狼的なやつ、好きです。
よく峠とかでも、横をブィーン!って抜かれた車が、まぁ普通の3ナンバーの車でスポーツカーとかだったら「ああ、やっぱりね」みたいな感じになるでしょうけど、横をブィーン!って抜かれた車が5ナンバーのちゃっちな車でそれでもめっちゃ速い車だったら「んんーっ!なんだありゃ!?」ってテンションも違うから、いいですねぇ。
まぁ別にそういう点だけにこだわるわけじゃないんですが。
最近トヨタが妙に力の入りが違うという話は前回のプリウスやC-HRでお話しましたが、その力の入りの最上級と言われるのが、恐らく今回のこのVitz GRMNの登場ではないかと思います。
歴代ヴィッツ最大の1.8Lエンジンに従来は無かったスーパーチャージャーを装着したうえで、専用の足回りやボディ補強を施すというこの上ないもの。
それでスペックはパワーウェイトが5強という、恐らくトヨタの歴代ワークスコンプリートカー史上最強モデルと言っても過言ではないかもしれません。
86 GRMNもスポーツカーベースのコンプリートですが重いですし、セリカのTRD Mもスペック的には劣ります。
なによりGRMNのターボモデルはあるのに、スーちゃんをポン付けるというのはなかなか考えたなぁと思います。
自分は出足のラグっていうのはあまり好きじゃないので、このスーちゃんには興味があります。
vitzはもともとGR仕様でもスペック的にはノーマルフィットと殆ど変らないくらいのエンジンも非力な方でしたが、あの富士のストレートで簡単に180km/hリミッターにまで至るほどの加速力はスポーツカーと十二分対等なスペックが秘められていること間違いなし。
おまけに5ナンバー(だよね??)のコンパクトさと取り回しは恐らく峠などでも大排気量勢をもダテに追い回せる程度の能力はあるかも・・・。
んー、ますます気になりますねぇ~。
ただこの外観・・・。
基本的にノーマルヴィッツとあまり変化がないっていう・・・。
実物を見たら違うのかも、と思いこの間東京モーターショーに行ってこの実物の vitz GRMNを見てきましたが、正直リアスポイラーがやや挑発的な感じがしましたがそれ以外はほとんどノーマルとは変化の違いも感じませんでした。
まぁ他の車と違うっていうのは分かってますけど、でもこの見た感じの違いの無さは・・・。
まぁそんなん言ったら、WRCのヤリスもヴィッツと変わらんだろ!ってなっちゃいますが。
ただシフトフィールはかなりカチッとしていて、個人的にこのカチコチさ好きです。
メーター周りも260km/hフルスケールでインパクトもあり、結構良さげ。
個人的にはタコメーター中央につくといいと思ったけれど、まぁいいか。
ちなみにこのvitz GRMNのライバルとして挙げるなら、恐らくアバルト595やミニのジョンクーパーワークスなどが眼中に現れるのかもしれませんが、ハッキリ言ってスペック的には劣ります。
ルーテシアRSはスペックが同等でも重量は若干増、車両サイズも一回り大きく3ナンバー系統に入ります。
振り回すんじゃ大きいよりは小さい方が有利ですし。
ああ、やべぇ。
欲しいね。
まぁ値段はさておいても、今のところどこを見ても逆に悪い点と言ったら、まぁデザインがあまり迫力が無い(あくまで個人的に)のと、実際専用サスペンションがどういう動きをするか気になる点くらい。
エキゾーストの音も意外と良い音をするみたいで。
タイヤは純正で何を装着するのか分かりませんが。
あ、モーターショーで観とけばよかった・・・。
でも状況に応じてハイグリップに履き替えて攻めても案外良い走りしたりして。
おおう、ますます欲しくなってきた・・・!
あとは・・・値段。。。
まぁ無論まだ発売されていないものなだけに、これが仮に中古で出回り始めたとしても、新車登録でもプレミア価値が付いたらちょっと泣きですね。
でもとにかく、vitz GRMNは車好きのコアにはたまらん車に仕上げてきそうです。
~別記:Vitz GRMNは高い?買いか?~
所で方々で、よくVitz GRMNの価格は高いって聞きます。
https://www.youtube.com/watch?v=JbNVCERIb18&t=120s
知識のないバカの覚えの一つのように、何かと出てくれば「高い」「これがこれだったら俺はこっちを買う」みたいな話ばかりが出てくるものですが、まぁ所詮車に知識のない厨房世界ではこんなもんでしょう。
っていうのをここでしか言わないのは、あくまでもみんカラは(個人的には)車への知識が多分僕以上にある人が大多数でいるから理解も速いと思います。
値段はモーターショーでも訊いたところ、400万ポッキリというところ。
まぁ今の自分だったら、これに果たして手を出したいと思うかと言えば悩みどころですが、考えてみれば逆によく400万でだしたなぁ~と思います。
だって86のGRMNでも600万を超えてましたから、てっきりこのVitz GRMNもそれくらいは下らないと思ってました。
まず、400万。
正直多分安いと思います。
もしこのお金が手元にあったら多分即この抽選にGRMNディーラーに駆け込んでたことでしょう。
でも本当に安いんだったら、それじゃ検証してみます。
果たしてノーマルのVitzからGRMNが仕上がるのか?
Vitz GRMN3分クッキング~テレッテッテッテッテ、テレレッ テッテッテッテ、テレッテッテテ テテテテ、テッテッテ〜♪
まずご用意するのは、ノーマルvitz 1.8L。
ラインナップが無いので、仮に架空で作るとしたら、ノーマルの1.8L車種として、新車価格160万。
言っておきますが、これでもかなり格安な設定にしたつもりです。
これにスーパーチャージャーアップグレードキットを付けるならまぁ40万弱。
これでも安い方です。
それに工賃は含まれていません。
合計200万。
これに専用チューニングされたブレーキ。
一応GRMN専用ですから、それ相応のブレーキキットとするなら、ブレンボのフロントブレーキキットを例に挙げるなら、安く見積もってこれも40万。(これは盛った。本当は50万近くしてもおかしくないんだぞぉ~)
えーGRMN専用って言ってもこの信頼性がどれほどか、ブレンボほどのもんかわかんねーだろぉ~っていうから、代わりに若干値下げて30万弱。
もちろん工賃なし。
計230万。
それから足回りは専用のSACHS Performanceアブソーバー、価格が分からないのでこれも安く見て10万円。
240万。
それから足元のメンバープレス、フロントリアを含めて3万と見ます。
243万。
ここに専用トルセンLSDを装着、半端価格として7万円。
250万。
ここで忘れないように、ミッションも。
専用の6速ショートストロークシフトも含めると。。。
まず新品の6速ミッション1機で40万?(安いか)プラス、ショートストロークで2万。
292万。
専用のBBS製17インチ鍛造アルミホイール、1台分で18万。
310万。
ここでボディに目を移しましょう。
本来これは珍しく3ドアで欧州のヤリスベースの車体ですがこれにはわけがあり、大馬力・大トルクのエンジンにボディが負けないようにするために採用されたものです。
これは実際、GRモデルのボディから例を取ってみます。
まずロッカーフランジスポット溶接打点追加、これは通常のスポット増しとして7万円。
317万円。
エアロパーツ、これも悩みどころです。
バンパー、スポイラー、リップ、ロッカーフィン、どれも専用パーツで組み込まれています。
フロントバンパー5万、リア3万、サイドマッドガード7万、スポイラーはフロント3万でリア5万。
専用ドアガーニッシュ、安くも高くも無く1万円。
シャークフィンアンテナ、安いと5千円も切りますが、専用物は2万円弱ですが、割引、1万円。
合計25万。
342万。
そうそう、大事な音を奏でる専用マフラー。
6万円。
348万。
これで終了・・・と思いきやノンノン。
重要なインテリアが残っていました。
専用フルスケールメーター。
本来4万円のところ、なんと!大大売り安価格で3万円!
安い!
351万。
専用とはいえどもレカロなんて豪華な物ではなく安物スポーツシートを2万として×2つで4万円。
355万。
さらに電動パワステを専用にチューニング。
ここはとりあえず従来のパワステを3万としてその3分の1、1万。
352万。
同様に専用チューニングされたVSC&TRC。
2万といったところでしょう。
354万。
ここでとりあえず、一通りの全ては終わりました。
見ると50万弱が残っていますね。
なーんだ、こんな差があるんかい、それなら全然買いじゃねーやーいー・・・っと厨房は言うかもしれませんが、改めて言います。
上記したパーツ類、全て工賃は抜いた単体での価格です。
これらをどんなに堅気な安い工場で頼んで、上記全てのパーツを組み込む工賃を加えれば50万弱のお金は一瞬で藻屑へと消え去ります。
するとなんと400万なんて金額はあっというまにオーバーです。
自分で出来るなら良いですが、それにはこれらを着脱するだめの工具、合わせて安く見ても30万前後の機材は必要でしょう。
ですが手間もかかりますし、ましてや知識のない厨房はまずそのパーツ類の知識を入れるための時間も更に必要。
更に手間がかかります。
仮に100歩譲って、それでも手間暇かけまくって30万を込めて機材を買いこみ、自分で取り付けるとします。
そうすると384万。
なんとか400万は行かずに済みました。
ですが、もう一つ重要な点が一つ。
上記パーツは社外パーツであり、基本社外パーツによって起きた故障などは保障の対象にはなりにくい場合があります。
つまり仮に100歩譲った結果、余った16万円は結局その時のためのリスクとして必要なお金に変わる可能性もあるでしょう。
ただ個人的にはもし社外パーツでそんなリスクにかかったとしたら、恐らく16万のようなはした金ではどうにもならないことになってるんじゃないですかね・・・多分。
それに上記した金額もかなり個人的には低め低めで安いものを選んで付けています。
ここで架空表記した金額と実際のその金額に生まれる差は恐らく後者の方が高くつく可能性があります。
1.8L車を160万円っていうのも盛りすぎたかな・・・。
更に、これには更にもう一つの忘れてはならない、金額にしても莫大なものが入っています。
それはこの車の経緯と味付けです。
どんなに孤高なフランス料理でも味付けがダメでは一気にゴミ料理と化します。
1万キロ走った選手と5万キロ走った選手では、その経験値の差に物が言います。
雑貨屋さんで買う300円の箸と、手作り漆塗りの高級な1500円の箸とでは物が違うのです。
分かっているとは思いますが、VitzGRMNは単にvitzにスーちゃんをポン付けしただけの様な適当に作った車ではありません。
エンジン、足回り、ボディ剛性の後付けではどうにもならない所まで手が入っているだけではなく、開発に一番お金がかかっているでしょう。
まず富士スピードウェイで走り、そこで開発が進むとさらに車両をドイツまで持って行ってニュルブルクリンクを走り、
その間、走行のデーターベースや結果を基に更に足回りや電子機器を調整していき、また送り出す。
そして戻り、また見直しそしてまた走り・・・。
それを繰り返し繰り返し行いながら、極めに極めてようやく完成して出したのがこのワークスならではのものです。
自分たちのように走行会や草レースでちょちょっと走ってまた車高調をイジイジするものとは、領域が違うのです。
仮にそうやって精力的にサーキットなどに通いながら車を煮詰めたとしても、それだけ走行の料金が莫大に加算します。
そうなると結局それでも400万なんぞ簡単にどオーバーするでしょう。
ましてや舞台は綺麗な整備されたトラックコースではなく、90年以上世界一過酷と言われたサーキット、ニュルブルクリンクです。
そこで整備しようにも渡航費、コスト、全てを見積もっても全然釣り合いません。
このコストに関しては金額は関係者でないとわからないでしょう。
そう考えてみればよく400万程度で出したなーと思いますよ。
莫大な金額なのは確かです。
でも社外品でどうにかなるものではありません。
”高い”と言うなら、その前にこの車の生まれるに至る経緯や中身などをもっと凝らして見てから言ってほしいですね。
結論:金があれば買いだと思う。その前に金が欲しい。
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