目が覚めた。
時間を見ると、なんと2:44。
本来起きるべきでないコンビニ前で自分はほぼ車中泊をしかかった。
というよりこれだけ長時間止めておいて何も言わないコンビニもどうかとは思うけど。って自分でいうのもおかしいけど。
トイレだけ澄ましてまた出発。
暫く走って、都心へと帰ってきた。
ここまで戻ってきたら、どうしようか・・・。
悩んだ挙句、自分はとりあえずあることを考えた。
車中泊をするということは、それなりに車の周りにある種の支障があってもおかしくは無い状況ってことだ。
それは騒音でもあり、環境でもあり。
それに慣れるためにはそれに近い場所で寝てみるというのもこれからの車中泊のための一つにもなるかもしれない。
そういうちょっと意味の分からない論理を立てた自分は、また何を思ったのか夜の環七へと乗り出し、ゲートブリッジへと走らせたのだ。
そして環七の先、野鳥公園付近の道で沢山のトレーラーが並んでるのに混ざって路肩に止まって寝る事にした。
自分の横を通り過ぎる車の音や風圧で車が揺れたりして最初は落ち着かなかったが、それも睡魔が勝った。
実際寝たのは1時間半程度だったと思う。
辺りはやがて明るくなり始めていた。
前後のトレーラーは入れ替わって別なのが止まっていた。
自分はそのままゲートブリッジへと走り始めた。
途中でコンビニによってトイレに行き、周りのトレーラーを眺めてからまた出発。
丁度2泊前、通った道をまた通っている。
元の道を・・・。
東京タワーといつものルート
さて、そこからはいつもの都内巡回ルートで渋谷の代々木公園前に来た。
まだ朝。
仕方なく、そこで朝食を取って、少し寝てから今日の予定を考えた。
今日はどちらにしろ18時までに西池袋に着くようにしたいと考えていた。
ではどこに行こうか。
都内で間に合わせてもまだ時間が足りるので、ここは結局、当初に行く予定だったヤビツ峠に向かうことにした。
自分は20号に合流し、高尾を目指して走り出した。
紅葉がこうよう(?)いつもは真夜中に通るこの道も平時に通っても新鮮
高尾から相模湖に入ってヤビツ峠に入る。
お昼は少し遅くなるけれどここのヤビツ峠のきまぐれ喫茶に寄ることにした。
とはいえ高尾山に着いたのは既にお昼時だった。
そういえばこっちも紅葉だったんだよね。ものすごく賑わっております。駐車場がどこも満車だった・・・
もし時間が合うならどっか車止めて、高尾山に蕎麦でも食べに行こうかとか考えていたけど、考えが甘すぎた。
この予定だとヤビツ峠の到着はかなり昼過ぎ深くになりそうだけれど、まぁ多少遅くなってもいいか。
ここからヤビツ峠は相模湖目の前な割に意外と時間掛るんだよなぁ~。
仕方なくそのまま大垂水峠へと入った。
大垂水峠は東京から恐らく一番近くで行ける峠で、徹底試乗コースのうちの一つ。
ヤビツみたいに極端に狭くて対向にビクビクしながら走るわけでもないし、いろは坂のように急なコーナーが多すぎてグロッキーになるわけでもない。
個人的にはかなり丁度いい所だと思う。
特別広い道ってわけじゃないけれど、やはりトレーラーやトラックも通る道なだけあって、スペースは広いし、中央分離帯は明確に分けられてるから、パワースライドした車がこっちに飛び込んでくるなんてことは殆どない。
っていうより、大垂水に走り屋とか族とかいるのかなって思ったけど、この方、何度も走ってきて、それらしい車は見かけてもそういうのを目の前でみたことは無かった。
むしろ、前にフィットに乗った時にキューブかなんかが後ろからボロックソに煽られたことがあった。
目の前には丁度トレーラーがいたので、避けたと同時にカッスーンってな感じで加速して追い越した時のそのやり方がどうも気に食わなかったらしく、ベッタベタに張り付かれた、今思い出しても苦い思い出がある。
あの時は、もうこのままブッチ飛ばしてやろうかとか思ったけど、車の運転は自分の精神と釣り合いの格闘、ここで我を忘れたら飲酒運転や石橋容疑者の次に危ない事になる。
なのでグッとこらえながら走ったのを今でも覚えてる。
でも・・・よくよく思い出せば前に車もなければ人影もなし、別にもう少しいつもの通りのワインディング気分で走っても良かったような気もするので、その辺はちょっと後悔してる所もある。
Youtubeで昔の大垂水の走り屋のビデオかなんかがあったけれど、ああいうのとは全然違う。
車も思ったよりも少ない。
今回はもちろん車旅なので、制限速度遵守のチキン走りだったけれど、その代わりに面白い遊び(?)をした。
前々日に買った飲用のアクエリアスをコップに入れて、オンボードに置いて走ってみた。
頭文字Dでもお馴染みの拓海の紙コップと水。
ひやひやしながら、もしエアコンの吹き出し口とかに入っちゃったりしたらどうしようとか思いながら走っていた。
自分はぶっちゃけ零さない自信はあった。
あったんだけれど、困るのが道路状況や環境である。
路面の凹凸とかはもはや不可抗力であるが故、どうしようもならない。
まぁそういう状況にも対処できてこそなんだろうけど。
大垂水を抜けて国道をいくつか抜け、やまびこ大橋へ。
ヤビツ峠も思い出の場所である。
初愛車のセリカで納車するとき、テストも兼ねてドライブしに来たのがこのヤビツ峠である。
別に日本中の峠道を知り尽くしているわけでもないので、それほど峠を語れるわけでは無いが、自分の中では日本の峠道を世界のサーキットに例えるなら、ヤビツ峠はまさにニュルブルクリンクだと思う。
テクニカルなコーナーやある程度のストレート、だけでなく全長30km超の長さに激しい勾配や広狭の変動など、まさにこれぞといった感じのもの。
その後、東海大に通う知り合いの先輩も、バイクでたまにこっちに来ることもあるらしく、ツーリング&ドライブしたり、朝夜、いろんな車で来た。
前にフィットで走りに来たこともあったが、時刻は深夜で辺りは真っ暗。
その時、試に路肩に止めてエンジンとライト全部を切ってみた。
その時はもう真っ暗そのままで、目を開けても開いても同じってくらい真っ暗だった。
そういえばヤビツ峠は頭文字Dの舞台でもあるらしい。
そう知って実際アニメを見たけれど、まぁ菜の花台とか相応の場所は再現されてるけど、やっぱり実際の峠の狭さといい、走りにくさと言いはあまり分かりにくかった。
でもこの上ない大自然さもお墨付きで、誰も走らない深夜には必ずと言っていいほど鹿を見るし、イタチや野ウサギなども見れた。
所で実際会ったことのない人は分からないかもしれないが、鹿って意外と反応が鈍い。
車を目の前に止めてから2、3秒間が空いて逃げ出す。
というより、その前に匂いとか音とかで分かるんじゃないかなって思ったりもしたけど、この反応の鈍さはどうりであちらこちらでも車に轢かれやすいのにも納得がいく。
ちなみにいろは坂でも何度か鹿を見たことがあったが、その時も反応は鈍かった。
鹿、しっかりしろよう。
所でもう一つヤビツ峠の思い出としては、自分が創作した小説でもヤビツ峠をモチーフにした。
そのキッカケというのが、いわゆる走り屋世界に関する理解と言うか、それまで走り屋世界っていうのは自分でも毛嫌いしている所もあったが、古今の現役のプロのレーシングドライバーの中には元走り屋、峠上がりの人も多く存在しており、日本の箱車では神的存在の土屋圭市も元々はバリバリの峠出身。
だからこそこういった走り屋に興味があったのも一つだった。
取材と言うほど大それたものではないけれど、丁度話をよく聞くのもあって、知り合いのツテも辿りつつ見に行ったりもしたことがあった。
自分の小説の舞台もヤビツ峠を舞台にした所もあって、本当に特別って訳じゃないけれども、ある程度の思い入れのようなものもある場所だった。
宮ケ瀬ダムを抜けて、いざヤビツ峠へ・・・。
行こうとしたとき、止まった。
県道70号線の入り口に、片方だけに通行止の看板が立ててあった。
な、な、なんと!
ここまできて通行止なんて聞いても無い!
というより、そもそも通行止だったら、この道をナビが貫通させないはずなのに、ナビはこの道を入れるつもりでまだ示している。
うそだろ・・・と思い、その看板を超えて少し向こうまで行ってみたけど、どうも中腹あたりで落石があったので途中で止めているらしい。
ヤビツ峠の通行止はそんなに珍しいことではないけれど、、、あの看板も正直分かりにくい。
誰か案内があればいいのに、人っ子一人も立ってない。
ごにょごにょやって、なんじゃかんじゃありながら、結局隣を通っている64号線で一度南下することにした。
一度、前に台風の時にヤビツ峠に行ってみようなんて変な事をしたことがあったが、その時も結局、ヤビツ峠は通行止めになっていて、こっちの64号線で走ってきたことがある。
とにかくメインはヤビツ峠の喫茶店に行くこと。
考えた挙句、ヤビツ峠の表側から喫茶店までは道が通っていることが分かった。
時間はギリギリ。
いざ南下しきって、246号に入ったとたん、今度はなんと渋滞。
ああ、悪い。
運が悪い。
悪すぎる。
なんでこんなことが何度も・・・。
その時の気分はもはや前日に筑波サーキットの入り口ゲートを探してグルグルしていた時そのもので、たった数キロの道を倍近く掛かった気がした。
ここで、これでもし喫茶店も休みだったら、もうシャレになんネェと思い、店へ連絡。
その名の通り、きまぐれ喫茶は開店も閉店も休業もきまぐれなお店で、行って休みだったって事は何度もあった。
幸い、営業中とのこと。
それから結局、ようやくの事で246から外れてヤビツ峠に入り、喫茶店に着いた時には午後3時のおやつ時だった。
焼きそばを注文。丹沢の清水と一緒に
ヤビツ峠の想定外な通行止と246の渋滞のイライラも、喫茶店の良い感じの雰囲気で冷めてくる。
きまぐれ喫茶は以前に仕事場の人達とドライブに行ったときに初めて行って以来、立ち寄っている所。
確かにサイクリングや歩きでここに立ち寄って清水コーヒーとか飲めたら至極の極みだと思う。
所で店の端っこにゲージが二つあった。
一つはハムスターでもう一つはリスらしい。
でも見た所プレーリードックに似ている。
自分もフェレットが一緒に連れてるんですよ~って話をして見せたげたりもした。
なにはともあれ、来てヨカッタ。。。
筑波のときも最初はグルグルまわってイライラしてたけど、結局中で観られて良かったし。
時間は知らぬ間に結構経ってたけれど、また行きたい。
時間が過ぎるのは速いもの。
18時までに西池袋、ちょっと遠いかもしれない。
なので奥の手、高速を使うことを止む無く。
一本で行けばなんとか18時前には間に合うね!
ガソリンを入れて悠々と入り口を抜け、合流~・・・
・・・行列。
どん詰まり。
ああ~・・・ここまできて、天はなぜ見放すのか。
3車線が思いっきり詰まるって言うのはなかなかない。
でも何があったわけでこんな渋滞が起きるのかとナビを凝らしていると、横浜青葉付近で2つも事故があったとか。
でもここは秦野、ずっと向こうなのにこんな詰まるなんて・・・。
下道で行こうかと思ったが、ナビで見ても下も混んでいるらしく。
ああ、なんてツイてない・・・。
到着時間もズルズルと遅れていく。
18時18時半に、18時半が19時に・・・。
1時間か1時間半か、ようやく横浜を超えて渋滞が解消。
追い越し車線のまま一気に加速。
煽り避けのマグネットやお先にどうぞシールにらしからぬ速さを今回限りは捻りだした。
今更ながら、この車で100km/h以上出したのは今回が初めてな気がする。
今までも高速を使ったことはあったけど、メーター読みで100km/hも出てなかった。
左の方をずっとバスやトラックについていきながら走ってた。
首都高に入って、大橋のループへ。
そこでまたもや詰まった。
またか~、なんだなんだとしばらく進んでいると右のところでバイクが倒れてその横で人が倒れていた。
後ろから道路公団かなんかのバイクが来た。
あっちこっち事故だらけ・・・。
最後の切り札は都内走りに賭けようと思ったが、西池袋から目的地まですぐのところだったので、あんまり変わりなかった。
結局到着は予定から1時間半遅れの19:30。
それから家に戻り、ゲージだけ戻してから車を駐車場へ戻す。
これで2泊3日の車中泊の旅が終わった。
ああ、なんか最後の方と言い、テンヤワンヤな幕引きとなった。
とはいえ、これで今度の本格始動で計画する日本一周の旅にも課題が露わにできた分、準備も重ねられて良かった。
とはいえ、まだ完璧でもないので、これからまた直すべき点を直していきたいと思う。
まず寝床。
床が痛すぎる。
ベニヤ板を張り付けたベッドは素のままでは痛いのでカーペットの敷物を敷いたけど、意味が無かった。
正直これだけ痛くて寝違える予感しかしないなら、いっそ凹凸があってもそのまま寝た方が楽だった気もする。
今度布団セットなどを買ってきたいと思う。
やはり寝袋だけじゃ足りない。
んで、足りないのは単に寝床だけじゃない。
犬吠埼の時もそうだったが、気温を甘く見過ぎていた。
てっきり寝袋なら、外気温も全部保温してくれると思っていたが、そんなことはない。
まるで富士山の登山中と同じ。
特に、これから例えば行きかけた諏訪湖などのように0℃に近い場所に行ったら、それこそ体が危ない。
フェレットの場合、ハンモックを毛布のモコモコのやつを吊っておいた。
中にもぐれば、それは人からすればそれこそ布団の中にそのまま潜っているようなものであって、結構温かそう。
特別冬に強い動物ってわけでは無いけれど、かといって毛皮の動物、雪なんかにもそのまま特攻して遊ぶくらいだから、少なくとも躍起になるほどではないと思う。
ただ困ったのは、車のエアコン。
スパーキーの車がそうなのか分からないけれど、エアコンの効きはかなりいい。
ただ、買った時からエアコンの吹き出し口が変えられない。
個人的には足元から特に来てほしいのに、前からしか出ない。
後ろにもエアコンがあるので、つけられるのはまだ便利。
経年劣化か、前のオーナーが力任せに吹き出し口のつまみを虐めたのか、この点は今度どっかで直してもらえたらいいのにと思ったけれど、この間、親父が助手席でつまみをガチャガチャしてたら、足から出るようになった。
もういじらない方がいいらしい。
それから水がもっとほしい。
水タンクを前もって買っておくのを忘れた。
普通の灯油缶でいいんだけれど、希望としてはそのタンクを積んで、洗ったり何かできれば良い。
食べ物は今回は贅沢に定食屋とか行ったけれど、いざ貧乏旅を始めるなら、無難なコンビニかスーパーの惣菜が良さそう。
基本朝はシリアルを食べるので、牛乳一つだけでいいけれど、昼夜はまた別。
キャンプ用品を使って自炊しろって親父が登山用品を引っ張り出してきたが、よくよく見るとあちらこちらの道の駅などでもキャンプ用品の利用を禁止していたり、キャンプ場に行ってもお金が掛ったりと。
また、自炊だと自分の好きな物しか作らないので健康的にもそれほどメリットは無いらしい。
なので結局のところ、スーパーやコンビニ飯で済ます方がかなり安上がりな上、健康的にも良いのかもしれない。
筑波山やサーキットに訪問したりはしたが、幸いにも入場料を取られたりはしていない。
その他食事や寝るとき、コンビニに寄った時以外は基本ずっと走ってるので、特別ガソリン以外の出費はでなかったのが幸いだった。
これは、またこれからの旅に吉と出てくれると思う。
もう一つは眠くなることだ。
運転中の睡魔は危険の一つ。
まぁ寝る時間も起きる時間も不規則だし、逆に車中泊になる以上、不規則になるのは当然というか必然というか。
少しでも眠くなればすぐに車を止めて、休む方がいいんだろうけれど、運転中はまともな思考ができにくいという。
だから運転中でもどうしてももっとハンドルを握ってようとするみたい。
徹底試乗の時もそうで、12時か1時くらいから翌朝まで運転すればそりゃ眠くなるのは必然だけれども、それでもなぜかやっぱりまだ運転しようとしている。
休みたくても、コンビニの駐車場は長時間の滞在が不可能であったり、道の駅でも車中泊お断りな場所が増えている。
前述したようにテント張ったり、ガスコンロ出したりし出すから迷惑行為の一環につながりかねないから禁止するんだろう。
とはいえ、疲労を回復できないで道の駅にも立ち寄れなければ交通事故まっしぐらってことになる。
第一、仮眠時間なんてのは所詮国交省が安易に定義したものであって、疲労回復はその時の体調や疲労加減によっても個人差がある。
熟睡や車中泊しないと回復しないレベルならば進んで熟睡や車中泊をするべきだとも感じた。
大事なのは国じゃなくて自分の命だからね。
とりあえず、これもやはり今後の車中泊で解決すべき課題の一つになる。
あとは、計画性。
日本一周の際は計画から既になっているから、今回ほどマゴマゴしたものにはならないだろうが、それにしても自分の優柔不断さには頭が下がる。
途中でご飯を食べるにも弁当を選ぶにも人一倍に時間を掛けたり、行くか行かないかで時間をかけすぎたりと、困った。
おかげで一度東京に戻ってきてからまたどっかに行ったりと、おかしなことをしたりもした。
まぁ今回はほぼ無計画だったので仕方がないんだが、やはり行くときには計画や段取りをとっていくべきに感じた。
あとは記録を付けられない。
今回の車中泊旅も、全て帰ってきてからここに書き込んでいる。
本来は旅の途中でやりたかったのだが、試にスマホでやろうとしても、うまくいかなかった。
ラップトップなど記録媒体が必要。
簡単なノートPCを買おうと思ったが、シガーソケットのコンセントで間に合うPCが欲しい。
あ、そうそう燃費。
自分はとにかくリッター10km以上はあればいいと思っていた。
以外にもここのところ、ガソリンが少し安くなっていたのでラッキーだった。
納車の時、夏場エアコンを付けながらある程度走らせていた時は13kmくらいだった。
うん、これだけあれば文句なしと思っていたが、冬場に先駆けて、冷えればヒーター以外は使わず、しかも今回はバスや大型トラック並の走り方をさせていたので、もうちょいいくかなーと思って計算した。
220kmの距離を大体11.6Lで走った。
計算だとリッター18km位は走ったことになる。
これは凄い。
ガソリンの高騰と計算をしていたが、かなり余裕が出てきそう。
筑波山の峠が少々痛手だったが、やはり普段の都内と違ってストップ&ゴーが少ないのもあってか、かなりいい成績が残せたと思う。
そういえば、カタログの燃費を見たら、17kmだった。
本来はカタログより少ないのが相場なんだろうが、それよりも良い記録が残せたのはちょっと嬉しい。
なんせ、バスの運転を見たのを参考にして、1速はあくまでも走りだしだけですぐに2速、3速と入れていくやり方をして、逆に速度を落とす時もエンジンブレーキを多用させたので、これくらいの燃費がたたき出せたのだと思う。
これなら将来、2Lツインターボやどんな燃費の悪い車に乗ってもなんとかなりそうな予感がする。
いや、逆にダメかな。
あんまり回さないで、スス溜めまくってエンジン壊したりして。
そんなこんなで色々あったが、是非また小さい車中泊旅でもして、更に日本一周に向けた準備に投球していきたいと思う。
さ、寒い・・・。
車中泊で朝目が覚める第一は気温。
これは元から聞いてたけれども、本当だった。
しかも自分の場合、前日に何をとち狂ったのか、服を脱いで寝たので、寒すぎで寝袋から出られなかった。
所が明るくなってきているのを見ると、恐らく無事に朝を迎えたのは分かった。
周りには車が集まってきている。
最初は寝起きに寒いだけで、何しに来てるんだか状況が分からなかった。
ははぁ、さては車中泊を襲いに来たのか?!
と、思ったけど、降りて皆灯台の方へ行く。
その時にやっと察した。
ああ、日の出か・・・。
そうだ、せっかくも犬吠埼の灯台まで来て日の出を見ないというのは、それはもう乞食から飯をもらうようなもん。
つまり、おかしいって訳だ。
とはいえこの寒さ、極限までは車に居たい。
日の出時間を確認する、6:20。
今ってすごいねー、場所だけで日の出時間が分かるなんて。
しかもかなり正確。
その時間通り、日の出が近づいてきた。
残念ながら、海の先の水平線に雲がかかっているので完璧とは言えつつも、ある程度満足はいく日の出を拝めた。
日の出・・・いいですなぁ・・・。
日の出を見つめるフェレたん。
そういえばこんな風に日の出を拝むのはかなり久しぶり。
厳密には、正月ドライブでレインボーブリッジを通っている時以来だと思う。
日の出のお蔭か、昨日まで東京に戻りたい欲が一変、今日も一日走りまくろうと気分が変わった。
犬吠埼灯台は実は思い出の場所で、小さい時に初めて目の前で見た灯台がこの犬吠埼灯台だった。
行き帰りも銚子電鉄に乗ったのも思い出の一つ。
一時期はかなり経営が難しい所まで追い込まれたらしいこの列車も今はさまざまなPRもあって続けていけているようで。
行き帰りの時も何度か踏切を渡った。
そういえば、ここでジムニーが止まっているのをみた。
ただのジムニーならどこにでもあるわけだが、そのジムニーのオンボードにトラネコが乗って目を閉じていた。
自分はフェレットを飼う前はネコも考えていた。
でもよくよく考えてフェレットにした。
ネコは自分の中では家の中にいる感じで、外に連れ出すイメージが無かった。
猫と旅をしようとは考えもしなかったし、旅にしろ家にしろ、夜に動かれるとうっとおしい感じもしたからだ。
これも小さい頃の思い出で、叔父従兄のマンションに泊まりに行ったことがある。
そこでは猫が2、3匹いたのだが、夜になると窓からの逆光に対して布団から見える猫の影がユラユラと小さくなったり大きくなったりしながら頭上を動き回っているのを見て、肝っ玉が冷える思いをしたことがある。
別に襲われるわけでもあるまいし・・・。
フェレットは夜行性とは言われるけれど、基本生活リズムは合わせるし、来た当初以外はずっと夜も寝てる。
でも猫と旅もなかなか悪くないものかもしれないけど。
どっかで猫と旅をする映画っていうのがあった。
さて、今日はどこに行こうか。
千葉の房総半島は回ったので、今度は上から回って行こうと決めた。
目的地は筑波山。
そこから埼玉を通って、熊谷までとりあえず抜けようと決めた。
朝ごはんは前日にドンキで買ったシリアル。
途中のファミマで牛乳を買って、コップに入れる。
ここでもまた2つ忘れ物。
一つはシリアル。
ウチにまだ残っているシリアルを持ってこようとしたのを忘れた。
それから、食器もいくつか持ってこようと思ったのにそれも忘れた。
ファミマで透明なプラスチックのコップを買い、そこにシリアルを入れて牛乳とミックス。
これだけ忘れ物をしたのに、なぜか水だけは500mlペットで4本分用意していた。
使ったコップとスプーンは水で濯いで再利用する。
これで少なくとも朝食分はかなり浮いた。
基本朝食はシリアルがメインなのであまりお金も掛けないで済む。
出発して間もなく、茨城県に入った。
場所がピンと来なかったので、「え、もう!?」と思ったけど、気が付いたら銚子の真上はもう茨城なのね。
そりゃすぐ茨城来るわけだ。
さて、前日12時に寝て、朝はおよそ6時起き。
これで眠くない訳がない。
結局また途中のコンビニに立ち寄って一眠りすることになった。
そこもファミマ。
どうも自分はファミマに当ることが多いらしい。
まぁ確かにファミチキ好きだし。
山はターカイナ、ターカイナ
そういえば今、紅葉シーズンだった。
23日は勤労感謝の日で休日。
その繋がりだと・・・察した。
出発から途中で寝たのも含めておよそ4時間。
かなり時間が掛った気もしたが、筑波山に着いた。
その手前がかなり大変だった。
上まで行くのに一つの峠道に入るのだが、勾配はきつく、コーナーもきつい。
おまけに車道もそれほど広くないので、もし下りで走り屋が吹っ飛ばしてきたら・・・と思うと身の毛がよだつ。
少なくとも小回りも取り回しも良い車で来たのは正解だったが、パワー不足なのでやむを得ず低いギアで回さずをえなかった。
ああ、燃費・・・。
上に着くと誘導員の人が立っていた。
「山行かれます?神社?」
筑波山は初めてだからそもそもどこに行けばいいかもわからない。
とりあえず神社と答えると、今度は反対の道を下る感じでいく。
向かい側は車の列がギッシリ。
全部筑波山に行く車列なんだろうけど、ものすごい数が並んでいる。
ここで、そうか今日は休日で紅葉シーズンだと自覚した。
ある程度降りてから途中の駐車場に入れる。
お昼をどこかで食べようと思ったけれど、結局通り過ぎて途中の知らぬ駐車場に入れた。
山の風景・・・
ガマ口のお話。
ガマの油っていう落語がある。
筑波山のガマガエルからエキスを取って、それを傷に塗るとどんな傷も癒える薬。
なるほど、まさにここから話が始まっているんだっていうのを初めて知った。
ちなみに落語によると、ガマの油の取り方は、ガマガエルを四方鏡に囲まれた箱に入れ込む。
ガマガエルは鏡に映った自分の姿に絶望し、脂汗を垂らす。
それを煮込んで煮詰めて作り上げたのがこのガマの油らしい。
これがどこまで本当の話かは別として、一つここで話の元ネタが分かった。
駐車場の前ではミカンと七味の屋台が出ていて、一人のお婆さんがいた。
試食のみかんがどっさりと店の前にあって、ものすごい人に勧めていた。
自分はお土産に七味を買うと、「これサービスだから」って袋に試食の籠からみかんをどっさり袋に詰めてくれた。
詰めてくれるのは良いんだけど、これで商売なってるんかしら・・・^^;
とりあえず、これでお土産は出来たので、筑波山に悔いはない。
食事をしようと周りを見たが、近くに料亭は無いので、降りることにした。
途中でコンビニにより、お昼はカップラーメンにした。
なんとカップヌードルが一色大阪なおみで統一されていてビックリした。
もうこんなに有名になっちゃってるのね・・・。
テニスで大阪なおみさんがなんかすごい事をしたっていうのは知ってるけど、正直自分はモータースポーツ以外はあまり興味が無いので、それほどよく分からない。
でも大阪なおみさんって二重国籍なんだってね・・・まぁそれは誰でも知ってるんだろうけど。
別に日本人じゃないとか二重国籍云々を悪口を言うつもりは全くないし、むしろテニスでそんな凄い快挙を成したのには凄いので全然かまわないんだけど。
ただちょっと悪口に聞こえたら、それこそこのブログの個人勝手解釈ってことで全力で無視して欲しいが、自分の中では大阪なおみの二重国籍を聞いて思わず、「86ってトヨタだけど中身はスバルなのよねぇ・・・」「セリカも車はトヨタだけどエンジンはヤマハなのよねぇ・・・」っていうのを思わず連想してしまう。
ここまで言うとどっかが騒ぎ出しそうなので、止めおきます。
気分悪くされた方すいません。
そうそう筑波山の次。
モータースポーツの筑波といえば。
筑波サーキット。
ここまで来たら行くしかないでしょ。
モータースポーツファンの一員としては見逃せない場所。
所が意外にも距離がある。
つくばエクスプレスが出来た時、一本で筑波サーキットに行けると勘違いしていた自分は筑波サーキットは、それこそ日光に日光サーキットが無いのと勘違いしたのと同じで、直ぐ近くにある物だと思っていた。
なのでなんとなく感づいてはいたけれど、問題は現地に着いてからだった。
ゲートがいくつかある。
まず一般来場のゲートから入りたいのにてっきりAゲートを目指した。
だがAゲートが見つからず、サーキットの周辺をぐるり。
これだけでも萎えたが、やっとAゲートの道を入るとゲートが分からず通り過ぎ、ようやく分かった時にはそのゲートは全く別のものだと判明。
これだけでかなりの時間をつぶした。
行く気が7割減った。
頭が沸騰状態でこのままだと燃費にも影響するので、もうやめようかとも思ったが、最後に唯一入れそうなDゲートに一か八かで乱入。
ここで止められたら怒鳴り込んでやろうとも考えたが、普通に入れた。
最初一般来場ゲートの案内しか見えなかったのでゲート口が分からなかった・・・っていう言い訳。
後でサイトを良く見たらちゃんとDゲート来場用って書いてあったのね。
でももうその時は見る気も完全に失せていた。
そういえば入場料を取られるかと思ったけれど、筑波サーキットは休日以外は無料、休日も500円だと初めて知った。
筑波はてっきり、かなり本格的なほぼ国際規格的なイメージのサーキットだったので1,000円くらい取られるのかなとか思ってた。
ダンロップコーナー。
S字付近の待機所?さっきまでGolfミーティング的なのをやってたらしくゴルフがいっぱい並んでた。
第一ヘアピン。既に走行会をやっていた。シルビアとGT-Rがいい音してた
筑波サーキットは以前に一度、中学生くらいの時に車関係の催しというか、何かで来たことがあった。
ただそれ以前にも筑波サーキットには思い入れというか、何かがあって。
昔、PS2を買った時、GT4のプロローグでトコトン走り込んで、最初にコース攻略をしたのがこの筑波サーキットだった。
ランエボのラリーカーで走りまくったのを覚えていて、それ以来、GT5、GT6のドリフトコースでも筑波サーキット。
何かと筑波サーキットとは現実ではなくても関わりは意外とあった。
なんかいい方が変だな。
これじゃまるで、あるところで有名人に会って「ご無沙汰です。いつもテレビで会ってますよね」っていうのと同じだ。
とにかくサーキット未経験の自分でも少なくとも脳内走行は出来るくらいのコースではあるってことだ。
一番好きな場所、ホームストレート。なぜかあまり人が来ない。前に来た時も殆ど人がいなかった
コントロールタワーとお山と一緒に。既に別な走行会が始まってランエボが1分3秒台だった。ゲロ速ッ
これで東関東はひとまず終了。
とりあえずここからは熊谷に向けて出発することにした。
国道16号に合流し、埼玉へ向けて。
その途中で、自分の大学に通りかかった。
折角なので大学に立ち寄り、また国道へ。
正直これで埼玉は終了でいいかなって思ったけど。
食事はどうしようか。
またどっかの定食屋に寄ろうかな。
今日はシリアルとカップ麺でかなりコストは抑えられたので、どっか定食屋に寄っても良い気がする。
その道中で一つの店の駐車場に入った。
よしここにしよう、そうして車から降りて近づいた途端足が止まった。
・・・なんか雰囲気が違う。
旅館のような所らしく、料理も一筋縄のもんじゃない感じがする。
これはいくらコストを抑えたからって貧乏旅行で入って良いような所じゃない感じがした。
その店は何の店だったか覚えてないのだが、結局降りるだけ降りたのに、また乗って国道へと逃げて行った。
そうだ、風呂に入りたい。
なんせ前日は風呂に入らなかったので、どっか銭湯に入りたい。
車が来てから、東京各地の銭湯を回り始めている。
東京で銭湯のスタンプラリーがあるので、それを持ち寄りながら近場からちょっと離れた所まで。
たまには朝風呂を狙って行ったりもした。
自分の人格の形成の一部には銭湯があったと言っても良いくらいで、ここである種の人と社会とのルールやマナーのようなものが自分の中で成っていたような気もする。
熊谷で桜湯という銭湯があったのでそこに立ち寄ることに。
銭湯はもちろん携帯は使えないので写真は撮れないが、雰囲気的には昔ながらの銭湯って言う感じがする。
番台が中央に据え置かれてある銭湯っていうのは、たまたまうちの地元の近くにある銭湯以外見たことが無い。
お湯加減も良かったけれど、残念だったのがジャグジーのお湯。
温すぎて、ほぼ冷たかった。
シャワーは普通だったのに、なぜか・・・ちなみに他のところのも確認したけれど全部温かった。
そのままお湯に浸かって、シャワーを浴びてから出た。
本来はここで飲み物を買うけれど、そのまま出ることにした。
また走っていると途中でスーパーがあった。
夕飯はよくよく考えたけど、貧乏旅だっていうのを妥当に考えたらやっぱり安く抑えてでもしっかり食べられるのにしようと思った。
幕の内弁当のようなものが食べたくなったが、揚げ物ご飯付き弁当を買って食べることにした。
さてこれで熊谷までは来た。
その後どうするか。
ここからは自分の優柔不断さがあらわになった残りの旅となった。
まず、本来考えていたのは、ここから八王子方面を通り、相模湖へ抜けて、ヤビツ峠へ向かうこと。
そして菜の花台で一晩を過ごすというものだった。
けれど、明日は18時までに東京に戻るのだが、朝に帰ってもやることがない。
なのでもっと距離を伸ばそうと考え着いたのは、更に西、長野の方まで行くというルート。
そこから20号とヤビツを通るルート。
とにかく最後にはヤビツ峠に行きたかったのが本命だった。
最初は松本近くまで行こうかと思っていたが、遠すぎるため、諏訪湖辺りまででセットし、出発。
所が、暫くして諏訪湖の気温を確認したら、既に0℃を表示していた。
流石に冷凍庫に行くのは気が引けてしまった。
なんせベッドはお粗末で防寒対策も睡眠対策もお粗末だったので、この状態で行くのは厳しいと思った。
とりあえず方角は東京方面へ向かっているのでしばらく走っていた。
ここで何を思ったのか、急に東京に戻りたくなった。
今更なのにまた戻りたい欲が出てきたのだ。
どうせなら今から渋谷の代々木公園前まで行って、一晩を過ごし、朝に帰っても問題は無かろうと思ったのだ。
と言うことで、なんと自分は途中から東京方面へと進路を変更、帰ることにしたのだ。
なんと気分屋な放浪者。
まるでフェレットみたい。
ただその時は既に夜も更けていて、それ以上に寝たかった。
横田基地の横を通って・・・
ようやく東京に入った時にはすでに寝たい欲が強かったので、11時くらいには適当にコンビニに入ってまた寝ることにした。
もちろんコンビニの駐車場だからすぐに起きてまた出発するつもりだった・・・。
11月22日午前10時、人生初の車中泊旅が始まった。
目指すは最初は東。
といっても明確な目的は無かったのが正直なところ。
2泊3日で関東周辺を一周できたらいいなぁって思ってて、そんで最初に行こうと思いついたのが・・・。
「館山って行ったことないなぁ~」
たしか、房総ビューエクスプレスが東京から館山まで走っているのを思いついたとき、千葉で房総半島の先端辺りが気になった。
木更津辺りはアクアラインを通って何度か行ったことはあったので、その先が興味があった。
せっかく房総半島に向かうんだから、内房外房回ってこれたら万々歳じゃないか。
ということで、ナビで目的地、館山を目指すことになった。
最悪な旅になったか、最高の旅になったか、それは追々になるが、まずはその道中。
まず絶対に高速には乗らない。
間違っても高速には入らない。
下道がメインの車中泊旅だからねっ!
そうすると、うちからは早速環七・大森方面へと向けられた。
ちなみにその先は、ゲートブリッジ方面へと向かってる。
つまり357号へと向かっているということだ。
荒れ狂う(?)朝の環七。
この道は何百回も通った道、車のインプレッション試乗でも最初に通るのがこの道でもある。
環七をまっすぐ突っ切りながら、ゲートブリッジを抜けて新木場まで出る道。
馴染みの道なのに、これから旅に出るんだよ~って意識するとなんとなく新鮮味が感じられるような道に見えてくる。
つっても、ただの東京なのに。
所で、今更だけれどもこの環七っていう道、丁度うまい具合に東京首都圏をぐるっと回るようにできているらしい。
らしいというか、できている。
そしてメインの道の殆ど全てに直結しているらしいから、東西南北行きたい所があれば、まずは環七をぐるぐる回っていれば該当のメインの道に入っちゃえばいいわけだ。
そんなアホな事はしないだろうけど、買い物以外で基本家から出て最初に出る道と言ったら、この環七か井の頭通りであって(特定しないでね)、この環七には初心者のころからお世話になってきた。
知り合いの人から、「kintaさん(自分)は環七マイスターですよね~」って言われたことがあるけど、正直そんなことは無いと思う。
第一、今まで環七を一周したことが無かった。
いつかしてみたい、どうなってるのか見てみたいとは思っていたけれど、今の今まで、内回りは大井ふ頭まで、外回りはせいぜい板橋あたりまでしかない。
そういえば学校に行くのにも環七を使ったけれど途中までしか行かなかった。
大森はコンビニバイトで一回行ったことある。バスで行ったから時間が掛った分、結構テンションも上がった。
自分は得意な道というのはOO通りって言っても、実際には区間によると思う。
OOからXXまでの区間はマイスターですけど、そっから先は点で検討もつきまっしぇ~んっていうのが殆どであって、あまりどこそこの通りこそわがマイスターって訳でもない。
その知り合いの人は青梅街道マイスターらしく、イケるときはそれはもう、80、90喜んで状態らしいけれど、自分にとってはアウェイなのだから全く持ってわからんちん。
環七は3車線に分かれており、一番左の、自称隠し車線っていう方から通るときもあるけれど、この道はその先高架や下にもぐって専用道と分岐したりする。
だからそのタイミングを見計らったりするのも、またこういう仕組みがどう起きるかというのも環七で享受したものの一つでもある。
まぁマナー的にはよろしくないんだろうけど。
ただ、朝昼はよしとしても、問題は夜。
外回りの都合を知らないけれど、内回りでは夜の車は牙をむく。
それまではせいぜい50~60出てればいいくらいの車群が、一度暗くなり、深夜に先駆けると、80、90夜露死苦状態になり、とても初心者が安心して走れるような状況が一変する。
あのなっがいトレーラーでさえ思いっきし超過しながら、あの後ろに付けた荷台をブンブン振り回しながら車線を変えるのには、オヤオヤ穏やかじゃないネェ~・・・と失笑。
よくEuro truck simulator2なんかで遊んだけれど、あんなヨーロッパのだだっ広い道の走りやすさが非常に分かりやすい。
そう考えると逆に、日本のトレーラーの運ちゃんのネジの吹っ飛びようが分からなくもない気がする。
そうそう、その先といえばゲートブリッジですよ。
それまで東京の橋は?と言われたら、迷わずレインボーブリッジを連想していたけれど、この橋だってあるんだよね。
しかも聞くところ、なんとゲートブリッジは都内で最大の橋らしく、全長で2.6kmもあるらしい。
ちなみに友達と来たとき、レインボーとゲートブリッジではどっちが長いかなって話をしたとき、友達がレインボーブリッジじゃない?って言っていた。
でも何となく自分はゲートブリッジの方が長く感じたけれど。
ちなみに、レインボー同様、ゲートブリッジも自分がまだ免許取って間もない若き熱の類に、アクセル全開で吹っ飛ばして「何キロ出るかな♪」ってやってた所でもあった。
所が、最初にセリカに乗ってた時にセリカのハイカムポイントの問題というのをここで生に実感できたところでもあった。
橋の手前にオービスがあるのは気づいていた。
その下から2速全開にし、坂を上がり始めて3速へ。
それからは加速が途中で止まってしまった。
VVTL-iは6,500rpmだから、それまでは全然速度が上がっていかない。
ちなみにホンダのVTECは3ステージやi-VTECになってからもVVTL-iよりハイカムポイントが下だったり、バルブタイミングがより最適化されているので勝っている、、、らしい。
今回は燃費重視なのでダンプカーにも抜かれるくらいの速度で走ったけれど、見渡す限り、海以外、緑が見えない。
最悪、緑色の車が通り過ぎる程度。
でも降りてから下に行くとキャンプ場があったりするので、そこはなかなか面白そうな。
そういえば、環七で何度かガソリンスタンドを見たけれど、値段が前より安くなっていた。
前はレギュラーで150円/L行ってにらめっこしてたが、これを切ってくれるとなお嬉ぴー。
ここでゲートブリッジを降りて新木場の手前でガソリンを補給。
後で満タン法で燃費を図ってみたいと思った。
前は夏場、エアコンもガンガンでリッター13kmくらい行ったので、特に文句は無かった。
冬場であまり回さなければどれくらいになるのか、ちょっと試しても見たかった。
そしていざ、357号をひたすら内房へ。
本格的に内房を回っていくことに。
遅くたっていいじゃないか 重たいんだもの みつを
そういえば途中で葛西を通った時、高校の時の知り合いを思い出した。
そいつは葛西に住んでいて、中学の頃の武勇伝を色々と聞かされた。
自分は世田谷のボンボン(ボンクラのボン)だから、それこそ平和の極みだった。
でもその話で葛西は治安が悪いって言うイメージがてっきり定着しつつあったけれど、最近の中学生はなんていうか、可愛くなってる。
・・・というよりも、自分らが昔はああいう感じだったのかな。
治安の悪さってことは、石でも投げつけてくるんじゃないかと思ったけど、国道沿いしかずっと走っていなかったので人すらあまり見なかった。
道は途中から16号へ合流。
千葉に入って、早速本格的に南下し始める。
最初は建物が立ち並んで、あまり東京とも似て似つかないくらいだったけれど、しばらくして建物が減っていく。
お昼どうしようかな~。
自分は旅ならチェーン店よりはじもってぃ感のある定食屋さんかどっかに行きたかった。
でもなかなか見つからない。
周りのナンバーは千葉だらけなのに定食の店の一つも見つからない。
唯一ラーメンのお店なら何個かあったけれど、定食がよかった。
ご飯系が食べたい・・・でも無い・・・。
牛丼ならある・・・でもチェーン店は・・・。
行けども行けどもどこにもない。
むむぅ・・・ここはラーメンでも妥協するか。
とにかく地元感な駐車場もあるラーメン店を見つけたら即突っ込もう。
そして国道沿いでようやく店を発見。
うぇい、入れるぜぇい。
入ったラーメン店。
まず、正直なことを一つ。
ラーメン山岡家自体を自分は知らなかった。
ただ雰囲気が地元な感じだったからとにかく入った。
中に入って横に自動券売機を見た瞬間に察した。
「あ、これチェーン店や・・・」
なんか臭い凄いと思ったら、豚骨ベースに太い麺がメインのラーメン。
別に特別ラーメン食いではないけれども二郎を連想させたけれど、おいしかったです。
おいしかった・・・けど。
チェーン店だったっていうのは、正直ちょっと拍子抜けした。
あぁ・・・。
それからはどこの道、東京走っててもラーメン山岡家があるのなんの。
ただラッキーなことに迎いにドンキホーテがあった。
丁度飲み物や生活用品が足りないのもあったので、安く補充できるのである意味良かったと思う。
ここでしばらく走っていたら眠くなってきた。
どうも自分は昼を食べたら眠くなるらしく、途中のファミマに入った。
コンビニは近くに無いって言うのはあくまでも徒歩圏内の話であって、車だとやっぱり行く先々でもいろんなところにコンビニってあるんだなぁ~、この国も便利になったなぁってつくづく思う。
これで全国の駐車場、車中泊化にしてくれたらもっと嬉しいけど。
たまたま後ろで作ったベッドも試してみたかったので。
ゲージを積んで、フェレットたんがお顔出し。
このベッド、後ろの席を全て倒して、わざわざ凹凸を平らにするためにベニヤ板を切って乗っけたもの。
その分高さは後ろの2列目からは20cmくらい天井に近くなるけれど、おかげで一応180cmまでは足が伸ばせるようになる。
だが、ここで横になって初めて気づいた。
痛ェ・・・。
自分のルパン顔負けな細い腰はベニヤの板だと痛すぎ、まるでコンクリートの上で寝てるような気分。
しかも寝袋を用意しておらず、頭の位置が下になるので、寝違える予感しかしない。
寝違えた痛い思い出が高校の時ある。
忘れもしない高校二年生。
目が覚めると、首が動かない。
痛いどころが、本来そっちには動かないってくらい痛すぎて大泣きしながら整骨院に行った。
それからはこれを教訓に、しっかりと寝返り意識を高めている。
だが、ここではそれだと眠れない。
あまり寒くも無かったので、寝袋をマクラにした。
しかし、これは失敗。
カーペットにしく布を拾って敷いたけれど、あまり意味が無かった。
せめてもマクラが欲しい。
とりあえず、それで携帯をWiFiにつなげて、バナナマンを見ながら一眠りした。
夕方辺りに目をさまし、出発。
暫く走ると国道は1車線に。
さぁここからは煽られ上等の一本道。
ただ、こういう道で驚きなのは、国道なのに民家が近い。
こういう道は車通りも多いだろうし、住んでる人は騒音的にも平気なのかなって思ったりして。
そうこうして走ってるうちに気が付けば真っ暗になってしまった。
海の遙か向こうには明かりが見える。
あれはなんだろうとナビを見ると、浦賀水道とある。
ああ、ってことはあれば三浦半島、神奈川の方ってことか。
この辺になると車は袖ヶ浦ナンバーが増えてくる。
途中でアクアライン入り口の案内が見えると、ああこれに乗れば東京に戻れる・・・と思うとちょっと寂しくなったり、帰りたくなったりして。
沖縄行ったときは1週間も行ったのに、たかが2泊でもう帰りたくなる・・・。
ただ別に家に帰りたいわけじゃなく、あの品川ナンバーや練馬ナンバーの車や、あの複数車線をブンブン振り回すタクシーや車群が懐かしくなる。
それに比べると、本当に田舎の道は平和。
同じ50キロでも東京の50キロと田舎の50キロは全然というほど違う。
そうこうしているうち、ついに目的地の館山に到着。
真っ暗闇で何がどうなってきたんだかも分からない。
んで、その付いた所がなぜなのかも分からないが、神社に着いた
最初横にお墓が並んでたけれど、え、なんだここ?と思いながらあっちこっち見る。
・・・まぁ、なんかすごいところか。
ただそれ以上に真っ暗すぎたので、結局何がどうなってるんだかも分からない。
ちなみにここで目的地を道の駅の白浜野島崎に変更。
さらに40分ほど走って最南端に近い所まで来た。
てっきり道の駅なら周りは車中泊の車でわんさか湧いてると思ったら、駐車場はがら空き。
周りは静寂に包まれていた。
せっかくだから一応降りて周りを見回したけど何もなかった。
ここで、ちょっとトラブル発生。
つっても個人的な忘れ物。
自分は本来、ドライブにはドライブ用の靴を履いている。
もちろんもともとは普通の運動靴だけれど、底がすり減りまくって、踵も外れかけてる、もう普通だったらアホしか履かないような靴。
でもこれだけすり減ってると、足裏の感覚がつかみやすいので、いつもドライブ兼レーシング及びカート用の靴として使っていた。
セリカの時もヒール&トゥの時には普通の靴は感覚が分かりにくく、踵を回す感覚が変なので、この靴だとスムーズにできる。
「もう履き替えたらいいのに」「新しいのは買うから」って親にも言われるが、これは自分にとってはいわゆるレーシングシューズであり、これの代わりに履き替えるなら、本格的なスパルコのレーシングシューズしか他に思い当らない。
んで、本来は他に歩き回る用に普通の運動靴を車に入れていたつもりだったのに、無かった。
まさかどっかで落としたわけでもないので、恐らく家に忘れてきたんだろう。
つまりこれからは始終この底の外れかけた靴で歩き回ることになるということだ。
まぁ車の旅で、それほど歩き回るということは想定していないので、妥協した。
あと、さっきのラーメンを食べてからドンキに行く途中、雨が降っていた。
その時にも傘を積むのを忘れていた。
弱った弱った・・・。
結局道の駅には何もなかったので、案内のある東大の近くまで行ってみた。
周りは大きいホテルがあった。
でもあとは周りは海。
さて、時間は真っ暗なのに実はまだ6時くらいだった。
さて、ここまで来たから、今度は外房へ回ることに。
目的地を銚子にセットしてまた出発した。
まぁ内房はこんな感じか、でもメインの所はもう真っ暗になってからだったので正直なところあまりよく分からなかった。
外房を暫く走って夕飯時。
今度は一つの定食屋に着いた。
なぎさドライブ・・・たしかなぎさドライブウェイっていうのがあった気がするけど、あれって確か北陸の方だったような・・・。
クジラの定食もあるらしく、興味があったけれどここはコスト抑えでトンカツ定食に。
やっと定食らしい定食が出てきた。
こういうのを待ってたんすよ~。
トンカツもサクサクでおいしかった。
ただキャベツが苦味があったのが独特だったのが不思議だった。
お腹いっぱいで店を後に。
あとは外房を延々と銚子の方へ。
途中で九十九里浜にセットして向かったけれど、真っ暗で何も見えなかったので、そのまま銚子に直行した。
その途中、給油をした。
実に約220キロ。
なんか意外だった。
てっきり、一日走るんだと300km~500kmは走るんだと思ってたので、もっとペースは遅い。
まぁスピードも普通よりも出してなかったから、それほど走ったわけでもないのかも。
出る時間もあまり早くなかったし。
そして深夜の12時前、無事犬吠埼灯台に到着した。
その時はもう寝る事しか頭に無かったので、早速周りをカーテンで覆い、寝ることに。
唯一、前の運転席と助手席の横窓のカーテンが無かった。
まぁいいかと思いそのまま寝ることに。
その時はちょっと普通程度だったので服は脱いで寝袋に入り込んだ。
でも翌日になってそれが失敗だったけれども、それは追々。
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