給油口のフタを外してみた
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
給油口のフタの閉まりが悪くなった。
バネの勢いで閉まっていたのに,その感触が無くなってしまい
きちっと閉まらず,途中で止まってしまいます。
2007年式のこの車はディーラーに聞くとフタは消耗品のような言い方をしていました。まったく日本車では考えられません。
部品・工賃込みで約2万はかかるとも言われ,こんなバネを交換する程度で,どんだけ金が掛かるねんと思った私はとりあえず,バラしてみようと思いました。
この給油口パーツは フィラー ポット(部品№51177069449)と言うらしい。値段は約5,100円位
ネットで探しても現時点では,送料(国際便)を含めると,ディーラーでの購入価格と変わりません。
オークションに出ている中古品は,この部品を消耗品と見るならば,走行距離・年式からその中古品の使用頻度をよく考えて落札しないと安ければよかろうでは,取り付けてすぐヒンジ部分がダメになる可能性がある事を忘れないで欲しいです。
まずは,マイナスドライバーの先を写真の箇所に差し込みツメを浮かせば簡単ににフタが外せます。
2
次に,停車中にロックがかかるようにしている部品を外します。
私はたまたま組み立て式の簡易家具に付属していた六角レンチの幅がちょうど写真のように溝幅に合ったので
簡単に左に回して,隙間にマイナスドライバーを差し込み外すことができました。
3
ここで,給油口のフタにつながっているゴム紐をハズして下さい。
接続部を写真で示します。
手で,ずらせば簡単に外れます。
4
もとに戻って写真をよく見ると,フタの回りに径約8㎜くらいの丸い印が四か所に,四角形の角になるように有るのが分かりますか?
この部分の裏あたりに本体に引っかかっている爪が有ります。(計四か所)
このあたりのゴム端から,内装剥がしを突っ込んで浮かして爪を外していきます。
ポイントは,端ゴムをキズ付けたくなければ,カッターの刃先で慎重に浮かして,そこに内装剥がしを突っ込んで差し替えて下さい。(内装剥がし3~4本は必要です)
後で見つけたのですが,浴室のパッキンコーキングに使うヘラは薄すべったくて,内装剥がしのような粘り強い曲がりと硬さを持っているので,これを最初の差し込みのカッターの代わり使うと,本体を傷付けずに作業ができるでしょう。
今回の作業で難関は2回有りますが,これはその1回目です。
慎重に作業を行わないと,ボーディが変形しますので注意して下さい。
因みに,私は途中で耐え切れずにマイナスドライバーを使ってボディーの塗装(隠れて見えなくなる部分でしたが)を傷付けてしまいました。
5
すると写真のようになっていきます。
私はまず下隅の二か所のツメを外し,次に上二か所を外しました。
外れた時は,「パキン」と音がしますので,目安にして下さい。
外してみて,分かった外す順番は向かって左側の上下隅のツメ ⇒ 右側の上下隅のツメ の順で外すと良いです。
この時,給油口付近のゴムパッキンも外していきます。
外しやすい方法は次の写真で説明しています。
四か所のツメが外れも, フィラー ポットの右側端(ヒンジ側)がボディーにくっ付いてすぐに,素直に外れてくれません。
これが難関の2回目です。
フィラー ポットの外側とヒンジが装備されている内側との間に隙間が有り,ボディーの鉄板を挟み込むように刺さっている感じでくっ付いています。
ゆっくりと, フィラー ポットの左端を上下に振りながら徐々に前後に動かして外してください。
※必ず外れますので,ゆっくりと丁寧に
6
ここまでの間に,右後ろタイヤを外し,内張りも外してください。
ネジ2種(6個 + 5個だったかな?)を取り除き内張りを外すと写真のようになります。
写真の一番右端にもプラスチックピンで固定されていますが
外さなくても,作業ができます。
電動ドライバーを使用しないと全般的に時間が掛かります。
7
すると,給油口の裏側に手が届くようになります。
フィラー ポットに裏側から手が届く状態になるなので,外しやすくなります。
給油口の回りはゴム性です。このゴムを表と裏に手を差出し,給油口から外します。
8
何とか外れました。
写真から爪の位置を確認しておいて下さい。
一旦ここで区切ります。
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