2021年01月24日
昨日は、福島駅につくと友達が車で迎えに来てくれていて、
そのまま、お寺や大切な人の家にスムーズに行くことができました。
東北の冬とは思えない、晴れてあたたかい一日でした。
お寺に行く前に仏具やさんによって袱紗←お布施とかをつつむもの。
とかいろいろ買ったときに、お布施の渡し方や作法の確認をしたのですが、、、、
店員さんが、そんなの見てないから!手渡しだって大丈夫、中身だから!中身しかみてないから!ピンクだろうがなんでも、金額しかみてないから!
と言われ、、、、
あまりというか、全然作法の確認はできず、、、それどころか、嫌な話だな、、と、ちょっと悲しい気持ちになってしまいました。
でも気持ちを切り替えてお寺へ
初めての道!ここらへんの桜の名所は全て知ってるつもりでしたが、行く山道が、桜の木だらけ!なんと素敵なみち!
お寺につくと、そこもまた桜、桜、さくらの木でいっぱいでした。
行く前に、住職さまとお墓参りの時間の約束をしていたので、到着すると直ぐに声をかけてくれました。
「それでは、一緒に行きましょう」と案内してくれて、一緒に歩いて大切な方がねむる合同墓地へ。
鍵をあけてあげますからと、お墓の後ろにある納骨堂をあけてくれました。
その方の名前が入った骨壺を包んでいる骨つぼカバーをみて、
泣きだす私に、住職さまが、「荷物全部持っててあげるから、行きなさい、ほら」と
バックやお供えが入っていた袋を住職さまに持ってもらい、私は遺骨を骨壺カバーの上からなでながら、声をだして泣きました。
亡くなった話をきいていただけで、お通夜も、お葬式も、自宅での焼香すらできていないので、
遺骨をみて、初めて死を受け入れたのです。
もう大丈夫です、と、住職様から荷物をうけとり、納骨堂の鍵を締めていただいたあと、
「安心しましたか?ちゃんと、ずっと供養しつづけますからね。お供え、そのまま置いて行って大丈夫だから、私達が後で全部片付けるから」と言ってくれました。
通常、お墓のお供えは持ち帰るのがルールで、合同墓地ならなおさらでしょう、、、
用意していたお布施を渡すと、
いやいやいや、要りません、持ってかえりなさい!
でも、あの、よろしくお願いします!と、なんとか受け取ってもらおうと。
いや!本当に要らないから、と、
でも、最初だけでも、どうか、、、と、
もう、ねばって、ねばって、
やっと受け取ってもらえました。
だ〜れが、中身しかみてないって?!
今考えると、仏具やさん酷い
大切な方の大好きな柿とお花をお供えして、お線香を、
そしてお墓の前に立ってお話をしました。
いい場所です。
素敵な場所です。
百箇日も必ず来ます。
お話をしながら気づいてしまった!私ったら住職さまに荷物持ちをさせてしまった!ど、どうしましょう!
それなのに、あのお言葉、、、
とても優しい住職さまですね!
たくさんのお寺をまわってここに決めていたみたいですが、このお寺、本当に本当に素敵なところですね!
帰り道、桜の木の道をとおりながら、花咲か爺さんみたいに、人のあたたかさで桜が咲いてしまうのでは?と考えちゃうくらいあたたかい気持ちで、その方の家にむかうことになりました。
Posted at 2021/01/24 22:29:39 | |
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お墓参り | 日記