2020年秋頃に再放送していた赤毛のアン
久しぶりに観て、本当に全てか素晴らしい作品だなと思いながら、途中で観れなくなってしまっていました。
それはマシューが倒れてしまうところからです。
このあとマシューが亡くなり、アンやマリラが悲しむシーンが続くことを知っているので、そのときの私にはそういうシーンは耐えられそうもなく、録画された後半だけをためたままずっと観れなかったのです。
それを先日再生して全部みたんです。
そうだった、悲しみの後に、学びと成長があり、この物語はその後さらに愛でいっぱいになるんだった。と、思い出しました。
私にとって愛とは昔から変わらない単純なもので、とにかく自分より相手が大切になること。
だから、自分の幸せより相手の幸せのほうが嬉しく、
自分の悲しみより相手の悲しみの方が苦しい。
よく流行歌で、愛することに疲れたの〜なんて詩の内容を聞くたびに、それは愛ではないだろう、と思ってました。
なぜなら愛することに疲れることがあるとするなら、それは愛するものが不幸になるとき以外は有りえないと思っていたからです。
要するに、それが恋ではなく愛だというのなら、その過程において、どんなに自分が辛く悲しくても、愛するものが幸せであるなら、自分の一番の願いは叶えられているということであり、自分の愛は理想的な形で報われているのだという解釈です。
アンが、マリラやマシューのためにしたことは、決して可哀想なことではなく、アンにとっての幸せであり、
また、ギルバートがアンのためにしてきたことも、ギルバートにとっての幸せだったのです。
愛するものが大切にしているものを、一緒に守ることができるということは、本当に幸せなことですし、
その力が自分に与えられているのなら、それは何よりも素晴らしいご褒美に思えます。
そして、久しぶりにみたギルバートの紳士ぶり。
いやー、こんな男性、現実にいる?!ってくらいのナイス・ガイです。
子どものころ、アンが一番コンプレックスで苦しんでいた赤毛を「にんじん」とからかってから、
アンに石板で頭を殴られ、
ずっとずっと許してもらえず無視され続けるギルバート。
ギルバートはずーっとアンをみてるけどね、、、
後に、ボートで命を助けたときも、この態度(• ▽ •;)ひえー
ふつうの男なら「そんなことぐらいで!」と逆ギレしたり「もういいよ!」と去っていくはずなのに、ずっとずっと、そのときのことを自分の過ちとだと反省し続け、自分の人生を犠牲にしてでも自分が出来ることをアンに捧げるギルバート
大人になり、全てを知ったアンがギルバートと道で偶然会い、はじめて「ありがとう」という最終回。
突然手を握るギルバート
「別に大したことをしたわけじゃないんだよ、すこしでも役に立てて嬉しいんだ。
これで仲直りできるかな?僕の昔の過ちを本当に許してくれたの?」
って、あんた、どこまで紳士なのよ!
恥じらうアン。初めてみるアンの女性的な姿。
恥ずかしくて体をそらそうとするアンの手を
引っ張るように強く握って離さないギルバート
あーやっぱり紳士とは女性に恥じらいをもたらすものなのね〜、、視聴者の私まで恥じらっちゃうもの!
「ぼくたち、素晴らしい友達になろうね、二人ともいい友達になるように生まれついているんだよ、君はこれまでその運命にさからってたんだ」
って、もう!ヤバいレベルのカッコよさ!!♡(˃͈ ˂͈ )ぽっ
これからもずっと勉強を続けるというアンに
「僕もそうだよ!お互いにずいぶん助けあえるはずだね」
と言って、家まで送っていくギルバート←今までずっとアンを見ているだけで、絶対に近づかなかったのに、
ずっとず〜っと待って、アンの心が開いた瞬間、急にグイグイ行っちゃえるのね!♡(˃͈ ˂͈ )きゃーっ
ずば抜けて優秀だった二人、ずっとライバルだった二人。でもギルバートはずっとそう信じていたんだね( ˘ ˘)♡
なんて素敵な人なのかしら。
ギルバートのこのときの愛が、恋なのか友情だったのかアンへの尊敬だったのかはわからない、、けど!!
本では二人はこのあと恋人になっていくんですよね〜♡(˃͈ ˂͈ )愛から恋なんて超刺激的!!
洋画でもアンとギルバートの結婚まで描いたものがあるのですが、このアニメの再放送を何度も観て育ったズグロンは、どうしてもこの二人以外では入っていけなそうもなく、観たことがありません。
赤毛のアンは児童文学とされていますが、大人になってからも、その深さにいつも驚かされますし、観るたびに発見があります。
誰の立場で感情移入するのかも年齢によって変わっていきました。ちなみに2020年はマリラやマシューでした。
何故か昨夜は、最終回50話のギルバートとアンのシーンを何度も観てしまい、トレーニングより心拍数があがり、
もう!!♡(˃͈ ˂͈ )
ギルバート!あんた、どんだけ〜!!♡(˃͈ ˂͈ )♡と叫んでは、転がったりドルフィンキックをしていたズグロンでした。
Posted at 2022/06/05 06:20:37 | |
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