2023年01月13日
例えば傷んだものを食べてしまったとき、人間の体は下痢や嘔吐で一生懸命に毒を出そうとしますが、
それを止めようとする人はどのくらいいるんだろうか。
風邪などの咳もくしゃみも、一生懸命同じことを体がしているわけですが、
こちらについては、積極的に止めようとする人は下痢等より多いように思います。
よく漢方薬の説明に、咳に効くとか、咳を鎮めるという記載がありますが、
これは咳止めとは違うんです。
痰を出し切るまで咳は続くのだから、痰を出しやすくするために喉や気管支を潤す。
それによって結果、痰を出し切るのが早くなって咳を長引かせない、そんな感じなんです。←他にもいろいろありますが、潤すことで乾燥による刺激での咳も抑えられます。
ここで、2021年のブログ「終戦がもっとはやかったら」に書いた祖母とその家族のお話です。
祖母の家系は長寿家系です。
曾祖母も100歳以上生きましたし、祖母ももう100歳になります。
曾祖母には子供がたくさんいますが、92歳で亡くなった祖母の兄妹のお葬式に行ったときは、これは冗談じゃなく、
「どうして、こんなにはやく、、」と、みんなが話していたくらいです。
そんな長寿家系の皆さんの共通点が薬をほとんど飲まないことでした。
風邪をひいても、高熱をだしても、血圧だってコレステロールだって、高くなれば食べ物だけでコントロールしていました。
私が高校生の頃、祖母が東京にきていて、インフルエンザになってしまったのか、たまたま家に私しかいない日に40度近い熱をだしました。
私はひとりで看病するわけですが、
そのときも、漢方薬一つ飲みませんでした。
私はまだその頃、風邪に対していろんな答えを出せずにいて、
正直、迷いましたし、とても悩みました。
でも、風邪で病院へは行かない、薬は飲まないという祖母の意思はかたく、
いままでたくさんのお年寄りを看病してきた経験から、こうなるまでは!と決めて、祖母の意思を尊重することにしたんです。
看病していて思ったことは、子供と変わらない症状を出し続ける祖母の強さです。
高熱の中でハアハアと苦しそうにしながら出している体中の全ての反応が、回復が早い子供と変わらなかったんです。
氷枕を変えるタイミングで、胸元、腕を温かいタオルで拭いたり、足をマッサージさせてもらいながら、本当にずっとみていましたが、見事な体力でした。
祖母の家系の人は、ずっとこうやって病を受け入れ、獲得免疫をしっかり持ち続けてきている。
高熱は一晩で下がり、後に少しだけ咳をすることもありましたが、生姜汁のようなもの、杏子ジャム、その他、祖母が希望する食品のみで2日で完治しました。今思うと、体を温める食材、冷ます食材を、的確なタイミングで希望していたように感じてしまいます。
祖母はきっと、私が漢方薬を使用することには反対するかもしれませんね。
ていうか、100%飲んでくれそうもありません(笑)
あ、別に病院はちゃんと行くし治療だってうけますよ。
あくまでも自分たちで治せると判断しているものか、病院に行っても仕方ないと判断しているものだけなんだと思います。
何のお話かというと、自然免疫と獲得免疫は最強だと言うお話でした(๑¯◡¯๑)
Posted at 2023/01/13 06:32:27 | |
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