木曜日に炎の犬のDVDを買って約40年ぶりに観ました。
子供の頃これを観てかなり苦しみましたから、しっかり記憶に残っているわけですが、二度と観れないだろうと思っていたのにDVDボックスとして販売されていることを知ってしまい思わず買ってしまったのです。
この物語をザーっと説明すると、飼い主に連れられて猟に来た親子の犬。
子犬の方は初めて山に来て、訓練もしたことがなく、猟なんてとてもできるような犬ではありませんでした。
なので初めて聞く猟銃の音に驚いて逃げてしまい迷子になります。ずっとずっと見つけてもらうことができず、寒くて怖い山の中で一人ぼっちで怯え、絶望のなかを苦しみぬきながらなんとか生きのびて、野犬と出会い助けてもらったり愛してもらいながら仲間をつくり、野犬として成長していく物語です。
甘えん坊で臆病だった幼い子犬と、そんな我が子を大切に大切に育てた母犬が、悲しみ苦しみぬくシーンがほとんどなのですから、普通の精神状態ではとてもみていられません。
自分が人間であることも本当に嫌になってしまうし、なんでまた観てしまったんだろうと後悔しました。
最後母犬と再会できる場面を観るまでは、、と耐えましたが、自分のいろんな傷や痛みが刺激されかなり辛かったです。
声を出して泣くレベルなんです。
ずっと泣いたので、泣きつかれて眠って、起きたら目が腫れて変形して、半月の形から三角の吊り目に変形してました。
今は治りましたが、目って泣きすぎると本当に三角△になるんですよね。
「何かを愛したときから苦しむことが決まってしまうのが人間。愛するものは人生にとられた人質。」と自分で出した結論にずっと怯えてきたことを、再確認させられてるような苦痛でした。
子供の頃よりいろんなものの立場で見れてしまう分、それぞれの痛みまで苦しかったです。
いつも思っていますが、また人間に生まれ変わってしまうなら、絶対に絶対に何も愛さない人間がいい。
いったい愛するものの痛みは、自分の痛みの何倍に感じているんだろう。
愛するものを守れる力は与えてくれないのに愛するように生まれるなんて、苦しむために生まれたみたいで本当に酷いと思い続けて生きてきたから。
そんなことばかり考えて三角の目で過ごした金曜日、宮益坂上で対向車線に路駐している鳳凰車に遭遇しました。うわー、落ち込んでたから鳳凰が現れてくれたのかしら?なんて考えながら自宅近くの道路につくと電話がなったので、車を停めて電話にでて話していたら、またまた鳳凰車に遭遇。10分前に見たばかりなのにすごい!!
私の横をゆっくりと通っていったので、運転席の窓にへばりついて電話中なのに無言になって見てしまいました。
どうして会えないときは全く会えないのに、遭遇するときは2台連続なんだろう。やっぱり2台の鳳凰車ミニカーと未来を、鳳凰の絵の前に並べているからなんじゃ!?
だったら凄い!!♡(˃͈ ˂͈ )と、元気になったけど、脳と心を使いすぎると死んだように寝るズグロンは、金曜日から土曜日にかけて14時間もノンストップで寝てしまったのでした。
Posted at 2023/10/23 08:58:42 | |
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