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高齢化が進んだ団地は、都心の限界集落といえる。ここでは、独居老人の孤独死も多発している。そんななか、この場所で、介護施設経営者が殺害された。
殺人事件を担当することになった警視庁の刑事、介護施設で働く男、被害者と会っていた美人投資家。事件をきっかけに、かつて団地で育った３人の幼馴染が再会。容疑者となった旧友を救うため、刑事が駆ける。



低賃金サービス残業、やりがい搾取、架空請求が横行する介護業界を舞台に、そこを逆にビジネスチャンスと捉え新規事業を計画した投資家が殺人事件に巻き込まれるわけなんですが、まあまあな無理筋でした。

優秀な投資家であればあるほど直接施設を買収して介護業務に乗り出すことはしないような気がしますし（いくらパイロットケースとはいえアイディアと金を出すだけでしょ）、子供時代の性被害の加害者である反社のジジイとの取引はリスクマネージメント的に有り得ない気がしてイマイチ入り込めなかった。

途中で説明が入るんですけど、この団地で事業を開始しなければならなかった理由が弱すぎ。これからの日本の介護を変える事業であるならなおさら似たような他の団地を選ぶでしょ、、、
ま、それを言っちゃあストーリーが成り立たないんだけど笑

キャラ立てしてあったヤクザ上がりの施設長やキャバ嬢上がりの介護士がどんな風にラストに絡んでくるのかと思いきや、ごくあっさり退場させられてて中途半端。

あと「眉根を寄せる」登場人物が多すぎ。全員ゴルゴかよ。

結論「駄作」。