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ロシア軍が北海道に上陸。自衛隊の３尉・安達は敵を迎え撃つべく小隊を率いて任務につく。避難を拒む住民、届かない敵の情報、淡々と命令をこなす日々――。そんな安達の”戦場”は姿を現したロシア軍によって地獄と化す。「自衛隊の戦争」を迫真のリアルさで描く表題作ほか、元自衛官の芥川賞作家による戦争小説３篇。


ロシア軍（って書いちゃったねｗ）との本気の戦争を描いた「小隊」、イラク周辺で傭兵部隊に勤務する元自衛隊員の浮遊心が印象的な「戦場のレビヤタン」、自衛隊幹部候補生学校での生活を綴った「市街戦」、何れもタイムリーで興味深い内容でした。

漢字が多くて軍事用語も難解（ワタシにとっては・・・）なのでちょっと時間がかかりますけど、ウクライナ侵攻が始まるずっと前の2020年9月に「小隊」が上梓されていたことに驚きました。
まさか日本がガチで攻撃されることなんてないでしょと、のほほんとしている人々（＝ワタシ）と、戦場から脱出したり逃亡したり地獄を見た自衛官の姿が実にリアルでドキドキしましたよ。
あー怖い話や。