Grande Violaのブログ一覧

どうしたら普通に見えるんだろう。どうしたら普通に話せるんだろう――。いつもまわりから「変」と言われ続けてきた高校生の田井中は、自分を異星人のように感じていた。友だちが欲しいなんて贅沢なことは言わない。クラスのなかで普通に息さえできたなら。そのためならば、とむかしから好きでもない流行りの歌を覚え、「子供らしくない」と言われれば見よう見まねで「子供らしく」振舞ってもみた。でも、ダメだった。何をやっても浮き上がり、笑われてしまう。そんな田井中にとって唯一の希望は、担任の美術教師・二木の存在だった。生徒から好かれる人気教師の二木だったが、田井中はこの教師の重大な秘密を知っていたのだ。生きづらさに苦しむ田井中は二木に近づき、崖っぷちの「取引」を持ち掛ける――。社会から白眼視される「性質」をもった人間は、どう生きればよいのか。その倫理とは何か。現代の抜き差しならぬテーマと向き合いつつ予想外の結末へと突き抜けていく、驚愕のエンタテインメント。


「アイツはヤバい」「イタい」「社会性や協調性がない」etc.
われわれも日常的に他者を評価し評価されている。
そのなかで自己のアイデンティティが侵食されると、たちまち不安になってしまうのは高校生の時もオッサンになった今も変わらない。
変わったのは目をつむって見なかったことにする能力だけかも。
そんな、感想を抱きながら読み進む。

イジメてくるクソ同級生の吉田が、ギャフン（古い）と言わされるのかと思いきや、そうでもないラストはむしろリアル感がありました。

あと、小児性愛二木先生の自己分析能力が天才的。映画化するなら福山雅治に新境地を拓いて欲しい（ゼッタイやらないだろうけどｗ）。

撃っても撃っても入らない。
押し込んでも押し込んでも跳ね返される。
そのうちワンチャン決められる。

いつも風景かと思ったら、ユニの色が違ってました笑


レイソルさんというか、FCマテサヴィさんの決定力不足に大いに助けられましたが、勝てばエエのよ大作戦！

鞠戦の失意から中2日で勝ち取った3ポイントはデカいね！