
9月17日、18日の二日間、札幌市白石区のアクセスサッポロで北海道マツダの展示会が開催されていてCXー60が展示されているというので、
17日にMAZDA EXPOに行ってきました。
会場の駐車場で以前モエレ沼公園のみんカラのオフミでお会いしたことのあるCX-8に乗られているnob.sさんを偶然お見掛けしたので、声をお掛けし、一緒に見学しました。
受付でアンケートを済ませると北海道マツダ麻生店の若くて美人な女性社員の方がCX-60の特徴を説明してくれました。
CX-60の見た目は堂々としていて大きく見えます。
会場の中には入口中央の赤いCX-60のほかに4台のCX-60が展示されていました。
こちらのタンカラーの内装はいままでのマツダ車では見かけない内装色ですが欧州車のような高級な雰囲気がプンプンです。
ステアリングが2色でいいですね。黒の内装が多い中、明るい内装色が良かったです。さらに幅広いグレードで明るい内装も選べるようになるともっといいですね。
写真を撮り忘れましたが白内装のドアトリムには、インレイメタルウッドという白基調の木材が使用されて、高級感あふれていました。
エンジンルームのカバーを開いた状態で展示されていました。カバーの下の直列6気筒は他の補器類で結構隠れてエンジン本体の全体像はわかりませんでした。
※あとでわかったことですがコの字型のエンジンカバーの下に他の車のように黒くて平たいエンジンヘッドカバーが装着されています。このヘッドカバーを取り外せばエンジンヘッドのシリンダー部分の形が見えるようになり、直列6気筒エンジンが見えるようです。
フロントサスはダブルウィッシュボーンです。ダンパーの頭頂部はCX-5のストラット式に比べて、低い位置に収まっていました。油圧式ボンネットダンパーが純正装備されています。そのほか、ボンネットキャッチャーが左右にひとつずつ2個設置されていました。
タイヤハウスをのぞいてみるとA型のシルバーのアッパーアームが見えました。
タイヤサイズは20インチ(235/50R20)ブリヂストンアレンザを履いていました。車体が大きいからかそんなにタイヤが大きくは見えないです。
フロントバンパーの従来フォグランプが収まっている部分の加飾の中は、筒状になっていて、タイヤハウス手前の床下のほうへ空気が通り抜けるような作りです。
My CX-5の後輪に取付したリアアーチフィンですがCX-60はフロントアーチ後方にもフィンが設置されていました。今のところ他のマツダ車は後輪のみみたいです。
こちらはロードスターリアのアーチフィン 張り出しが大きいです。
リアラゲッジ
CX-5より少し大きいくらいです。左右のえぐりは左側だけあり、欧州車のラゲッジルームのような作りでした。
そのほか今年2月のパックdeメンテの時、試乗車として置いてあったCX-5のフィールドジャーニーが展示されていて、展示車に座ってみたりしました。
こちらもなかなか良かったです。

エアコン吹き出し口 レジスターというそうです。シートの縁にも使われている差し色の蛍光色がアクセントになっています。
フィールドジャーニーのラゲッジルームは、以前マイカーだったエクストレイルのように簡易防水加工されています。
リアのドアを閉めるとドアがバフっと重い音がします。リアドアのウェザーストリップは2重に覆われていました。My CX-5のリアドアを閉めるときは軽い音がします。
そのほか今迄KF型のドアを何度か開け閉めしたことがあっても気が付かなかったのですが、ドアの上のウェザーストリップに材質の異なる素材の布が貼られていました。
CX-30にも同じ材質のものが。
●CX-60試乗
CX-60の試乗車は7台あり、今回はXD-HYBRID Premium Sports
e-SKYACTIV Dに乗りました。カタログより タンカラーのレザーシートと内装でスポーティさと質感を極めたモデルだそうです。4WD(8EC-AT)¥5,472,500 (消費税込)
良かったところ。
・横幅の大きさはCX-5より5㎝増えて1890㎜ありますが横幅はそれほど大きくは感じませんでした。
ちなみにミラーtoミラーはCX-5とほとんど変わらないと同乗された営業の方がおっしゃっていました。
・センタートンネルはFRらしく太くて大きいですが思いの外、左足はまっすぐフットレストに足を置くことができ、狭くありません。My CX-5と同じような運転姿勢が取れます。
全長はMy CX-5 4,540㎜より200㎜長い4,740㎜あります。もしCX-60が購入できたとした場合、自宅の集合住宅の駐車場が奥まった角地の狭い駐車場なので、今でも切り返しして何とか停めている関係で同じようにちょっと難儀しそうです。
・左右のドアミラーとAピラーの隙間がCX-5より大きく広がっていて死角が少なくなっている印象でこれも視界が広がっていていいなあと思いました。
・エンジン音についてはスタートボタンを押して、エンジンを始動すると停止時はスカイアクティブ2.2Dより静かでした。
・フロントモニターは12.3インチということでMy CX-5の7インチのおおよそ2倍弱 大きくて見やすく、前方視界も遮りません。
車を駐車位置から極低速でスタートさせる際、地図の表示からフロントと左右のカメラ映像が映し出され死角をなくす工夫がされていて安全に寄与しています。
・バックで駐車する際、右側のドアミラーも鏡面が下向きに動くので進行方向の路面状況がわかりやすいです。
・フロントタイヤとリアタイヤともにタイヤの動きに連動した予想軌跡が表示されていました。後輪の軌跡も表示されるので、扱いやすさが増し、狭い駐車場などでは威力を発揮すると思います。
走ってみての感想
試乗は短い距離で短時間なため、あまり確認できたわけではありません。一般道に出てアクセルを普通に踏み込みと怒涛のトルクというよりはスムーズに加速する印象です。同乗された営業の方によると踏めば2.2Dのさらに上を行く怒涛の加速が味わえるそうですがスピードを出せる環境ではなく、未体験です。
・ガソリンエンジンの直列6気筒だとアクセルを踏み込むとシューンというきめ細かい振動のエンジン音で気持ちいいです(以前乗ったことのある会社のマークⅡやマークXの場合、直列6気筒っていいなあという思い出があります)が、ディーゼルの直列6気筒の加速はもっと力強い感じというかちょっと違った印象でした。
・トルコンレス8速ATについて
ゆっくりの加速では、変速はトルクコンバーターありのヌルっとした感触はなく、シフトチェンジしているのがわかります。早めの加速だとスパっとつながる印象でした。My CX-5よりは変速ショックがある感じがしました。
・乗り心地
ふわふわでも引き締まっているでもなくCX-5と同等か少し穏やかな感じがしました。ワインディングロードや高速道路を走って確かめたくなります。
・悪かったところ
今回の試乗車の2号車だけだと思いますが段差を乗り越えたとき何かコトコトと音がしていました。同乗された営業の方にも伝えましたが同じように認識されているようでした。固定されていない荷物でもあったのでしょうか?ほかの6台も乗ってみればこの車体固有の現象かわかるかもしれません。
以上、素人の感想でした。
※ 9月24日追記。マツダは9月22日、『CX-60』のフロントスタビライザおよびインバータに不具合があるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。フロントスタビライザについては、コントロールリンクを固定するナットの締め付けトルクの設定が不適切なため、段差の乗り越え等で締め付けナットが緩み、がたつきや異音が発生することがある。そのため、保安基準第14条の緩衝装置に求められる要件を満たさないおそれがある。
改善措置として、全車両、コントロールリンクを固定するナットを変更した規定トルクで締め付ける。不具合は24件発生、事故は起きていない。との記事がでていましたね。もしかして試乗車の段差乗り越えた時のゴトゴトという異音の正体はこれだったんですかね。もし原因がこれだとしたら、早期に改善されるので良かったと思いますがリコールはあまり出ないといいですね。追記終わり。
今後、発売されるPHEVや純ディーゼル車にも乗ってみたいですね。
のちほどフォトアルバムにも写真を投稿しようと思います。
※2023年8月にリプロ実施後のみん友のC_RoadさんのCX-60を長時間運転させていただきました。そのブログは下記アドレスです。
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/2624422/blog/47163185/