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らおる( ^ω^ )の愛車 [トヨタ エスティマ]

整備手帳

作業日:2023年12月30日

バッテリーマークが消えない…

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 3時間以内
1
寒い時期にはホント車をイジりたくない
しかも…もう年末だし
大掃除だとかやることがあるのに…


前回、スタビリンクのブーツ交換が終わり
もう今年の維持修復作業は終了と思っていたら…

嫁ちゃんが『気になること』を言って来た

エンジンかかったあと
『お弁当箱?』みたいなのが
しばらく消えないんだけど…
寒いから?…と言ってきました。

へ?お弁当箱?(´・ω・`)

最初は意味がわからなかったが…
どうやら『バッテリーマーク』のことらしく

試しに動画を撮りながらエンジン始動させ
写真はその時の動画のスクショですが…

確かに『バッテリーマーク』が点灯してる

しばらくして
何処かで何かが噛み合ったような
『コツッと』小さな振動と共に消えました。


うーん…ヤベーな…
最悪…レッカー搬送だな…(´;Д;`)


とりあえず嫁ちゃんには
無闇に心配させても悪いので…

念のためN BOX君で行動してもらい
速攻でパーツや工具を取り寄せます。

年内に届く予定だが…
今年は29日まで仕事だから30日にやるのか…



2
バッテリーマークが消えない

多くの人は…
バッテリーでしょ?バカなの?
ヒヨり過ぎてて草ww

そんな声が聞こえてきそうですが…

普通にエンジンがかかった後に
バッテリーマークが消えない場合は

バッテリーではなく…
オルタネーターの『発電不良』で充電不足になっているからです。

初期の段階ではいつもと変わらずに
エンジンかかっちゃうので…

『そのうち消えるべ?』と軽く考えて車に乗ってしまうと…(最初は)普通に走れますが…

発電していないのでバッテリー内の
残存電力が車両が必要とする電力を下回ったら…
『必ずエンストします』

絶対に経験したくない【走行中のエンスト】や消えて無くなりたいと思ってしまう【交差点内でのエンスト】など…

運良く停車出来たとしても
もう動かないので…

【レッカー搬送一択】になります。


またエンスト後は
『バッテリーあがり』の症状なので…

原因を見誤りブースターケーブル繋いで
一度は復活するが…また直ぐにエンストしてしまうなど…

『ガグブル』な状況しか考えられない
((((;゚Д゚)))))))


なので…
『バッテリーマークが消えない』場合は

オルタネーターを直すまで乗らない
…が最適解だと思っています。





3
オルタネーターが発電しない原因は
いくつかありますが…

オルタネータープーリーの
『ワンウェイクラッチ』が内蔵されているのでクラッチの破損だと推測しました。

ワンウェイクラッチの構造は
『線密着』したスプリングをシャフトに通しておき
スプリングが締まる方向にシャフトを回すとスプリングが僅かに縮むのでシャフトに駆動が伝わる。

反対に回した時にはスプリングが広がるので
シャフトに駆動が伝わらない。

とてもシンプルな構造です。


ウチのエスティマさんは
『思い出したかの様に発電する』ので…

駆動の『インプット側』ぐらいしか
考えられない…。


4
部品も工具も揃ったので早速作業に取り掛かります。

ご近所さんは大掃除や洗車などしている中
視線が痛かったけどヤルしかない…

オルタネーターを下ろしますが
『補機ベルト』を外す必要があります。

マニュアルでも諸先人もエンジンルームから
テンショナーを押し下げベルトを外していますが…とても狭く工具も入りにくいので

らおる( ^ω^ )さんは
テンショナーを押し下げたままキープして
ベルトを外すってのが…未だに出来ません。

パワーのないオッさんだから、仕方ないのかも知れませんが…

エンジンルームからは諦めて
タイヤハウス側からベルトを外しています。

長めのトルクレンチを使いたいので
下側の『サブフレーム』が邪魔になるので外します。
5
運転席側サブフレームは4本のボルトは17mmでとまっています。

下側からなのでフロント側は
アンダーカバーを半分くらい外すと
ボルトを緩めることができます。

アンダーカバーやサブフレームには砂利などが乗っているのでメガネ着用の方が良い。




6
サブフレームを外せば広いスペースができるので…
テンショナーの解除ボルトにトルクレンチや更に長い『ブレーカーバー』などが使うことが出来ます。

また、テンショナーを見ながら作業できるので…1型の『ダンパー式』のオートテンショナーの人はゆっくり圧解除しないとダンパーが壊れるので…

フレームを外す手間は掛かりますが
『確実にベルトが外せます』

7
テンショナーの解除ボルトは19mm
テンショナープーリーとウォーターポンプとの間にあります。

非常に狭いのでディープソケットは使えません。

私はココ用に『セミディープソケット』を
使うようにしています。

セミディープならテンショナープーリーに
ラチェットの頭がぶつからないので使い勝手は非常に良いです。

ショートタイプのソケットでもいいのですが…
テンショナープーリーにラチェットの頭が
ぶつかってしまうので、浅く掛けないといけないのでボルトを折りそうで怖い

またプーリー表面にキズをつけてしまうと
ベルトが削れてしまうので…

早期にベルト表面がボロボロになります。



8
トルクレンチでテンション解除しながら
クランクプーリーでベルトを外します。

ベルトは『十分たるむ』ので
無理なくベルトを外すことができます。


9
ベルトが外せればオルタネーターは2本のボルトで外れます。

上側は14mm
下側は12mm

写真は下側のボルトですが『目視できない』
ので手探りでボルトにソケットを当てます。

非常に分かりにくく…手も入らないので
ウォッシャ液の『投入口』を外すと
比較的手が入りやすいと思います。

ボルトが外れたら
上下にオルタネーターを動かすと
少しずつオルタネーターが抜けてきます。


10
ようやくオルタネーターが下ろせました。

プーリーの蓋は『真ん中』に穴を開けて
コジると簡単に外せると思います。

基本的に破壊して蓋を外すので
再利用は難しいです。

11
プーリー内はドロドロになっていました。
恐らくですが鉄粉とグリスが混ざったような感じです。

ワンウェイは効いていますが
フリー方向に回転させると『ゴリゴリ』した感触がありました。

12
プーリーを外す際に『インパクト』で外せると思いましたが『外せなかった』はイヤだし…

ドライバーをオルタに突っ込んで固定して
オルタネーター本体を『やらかす』だけはしたくなかったので…

このためだけのSSTになるけど
『プーリーツール』を用意しました。

ストレート工具
オルタネータープーリーツール 19-3223

SSTとしては良心的なお値段 3300円

このウチ使うのは赤いマークの
①3/8"(9.5mm) ディープソケット 10mm
(プーリーホルダー)

②オルタネーターナット 17mm
(長さ24mm)

この2個だけです。

その他はスプラインビットなので
BMWなどの外車や日産などのオルタネーター用になるので使いません。

単に幅17mmの長さ25mmの長ナットに
10mmのディープソケットが通る穴15mm
を開けられればSSTとして代用出来ますが…

一般ピーポーが『卓上旋盤』や
『鉄鋼用ドリル15mm』なんて持ってたり
しないと思いますので…

プーリー交換するならあったほうが良いと思います。


13

せっかく買った工具なので…
古いプーリーもインパクトを使わずに
プーリーツールで取りました。


プーリーツールの使い方は

17mmのプーリーナットをセット
パワーの掛けられる『ストレートメガネ』を
ナットに掛けておきます。

オルタのシャフトを10mmのディープソケットで固定します。

ディープソケットは3/8なのでアダプタで変換し1/2のトルクレンチで固定します。

3/8のトルクレンチでもいいが…
力が掛けづらいので1/2のトルクレンチにしました。

17mmのナットをメガネを(順方向)に回しプーリーを緩めます。


プーリーの締め付けトルクは111Nmですが
あっさり緩んでくれました。

取り付け時は17mmを回しますが
軸固定のトルクレンチが鳴ればOKかな
14
新旧比べてみると『ツバ』の長さが違う
プーリーはエスティマ全世代で3回も部番変更になっています。

ウチのエスティマは18万kmを超えたので
やっぱり『寿命』だと思います。

オルタネーター本体は
シャフトのガタや回転の引っかかりなどは感じなかったので…

ベアリングまで交換しなくても大丈夫かな?と思います。

取り付けは逆の手順で『折り返し作業』なので写真撮ってない…(´・ω・`)

寒いし…日も傾いてきたので…
早く終わりにしたかった。

15
写真はあとこれくらいしか撮ってないな…
オルタネーターを下ろした記念写真

豆知識ですが…

2.4Lの2AZエンジンは『日本内製』と『中国製』2種類ありましたが…

補機ベルトも中国製と日本内製で違います。

ウォーターポンプ周辺が写真のようにボルトで『後からつけられる』構造が『中国製』です。

『日本内製』はシリンダーブロックに一体型になっています。(見たことはないけどね)

そのため取り付けの厚み分
ウォーターポンプの位置が違うので…

補機ベルトが中国製と日本内製とで
『長さ』が違うので2種類流通しています。


16
オルタを乗せてベルトを掛け直して完了

オルタのブラシは1年前に変えてるので
ちゃんと発電してくると思うけど…

プーリーは常時回転してるから
見た目じゃわからないですね…。


17
見た目じゃわからないのでテスターで測ります。

エンジン始動前は12.3Vでしたが
エンジン始動後に14.3Vあるのでちゃんと
発電してくれる。

オルタネーターの端子じゃないけど…
バッテリー端子でも同じだからいいかな…

これでようやく車を動かすことができるし

ご近所さんは大掃除や洗車をしている中
ジャッキアップしてゴソゴソやってるのは
さすがに視線が痛かったが…。゚(゚´Д`゚)゚。

これでようやく
今年の維持修復作業が完了できる

来年はもうちょっと
『クリティカル』な壊れ方しなきゃいいな…


最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

良い年を迎えられるよう
心からお祈り申し上げます( ^ω^ )



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この記事へのコメント

2024年1月1日 11:18
あけましておめでとうございますm(_ _)m

年の瀬に維持り作業 大変でしたね!
でもらおるさんの言う通り、1番怖い故障でもありますよね!

手際の良さと、綺麗な作業進行、、さすがらおるさん! 私の雑で適当な作業とはワケが違いますね!(゚д゚)!
先にらおるさんの整備手帳を見れていればと悔やまれる(TT)

私もオルタは何度か付けたり外したりしましたが、下の取り付けボルトに苦労しました。
もぅあの作業はしたくないですね^^;

我が家のエスティマは、エンジン始動直後の数分間テンショナープーリーのベアリングあたりからシャラシャラと音がしてまして、ディーラー見積もりで5諭吉超えです(-_-;)
困りました〜(泣)


コメントへの返答
2024年1月1日 20:01
kazu@@さん

あけましておめでとうございます。

コメントどうもありがとうございました。

テンショナー緩めるのが、どうにも上側から出来なくてもう下側からでいいや…ってなってます。

レッカー移動になる前に気づいて良かったと思います。


テンショナープーリーですか…
取り付けボルトが妙に長いんですよね…
下げるのはあとが大変そうなので
エンジンマウントRH外して少し上げてあげれば取れそうな気がしますね。

ウチのオルタがレクチが飛んだら
ご教示お願いします( ^ω^ )




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何シテル?   03/15 21:30
らおる( ^ω^ )です。よろしくお願いします。
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