スポーク交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2年前に大変良い状態で手に入れた我が愛車。しかし唯一、スポークだけは既にかなり錆びて汚れていました。走行に支障はないので放置していましたが、製造から10年が経過するのを機に、重い腰を上げてようやく整備する事にしました。1本づつ根気よく磨くことも考えましたが、小さなニップルまで磨く根性が無かったので、早々に磨きを諦めて前後とも新品に交換しました。
2
純正部品の取り寄せには注文から2週間程かかりました。前輪は2種類、後輪は3種類の長さが微妙に違うスポークがワンセットになっています。前後共に1番短いものを内側の2列で使用。後は2番目の長さのものをシャフト側、1番長いものをディスク側で使用します。
3
今回は、3本ずつ順番に古いスポークを外して新品と入れ換える方法で作業しました。交換後のニップルはL字六角レンチで軽く締める程度にしておきます。タイヤを外さなくても、そして全バラしなくてもスポーク交換できるのがありがたいです。
4
全てのスポークを交換した後はニップルの締め上げと振れ幅の調整になりますが、今回はデジタルトルクレンチの力を借りました。スポーク1本の規定トルクは6nm。対角線ごとに順番にニップルを絞めたり緩めたりを繰り返し、全てのスポークを6nmで絞められれば振れ幅は最小限に押さえられる!と信じて作業に入ります。
5
ニップルは5mmの六角穴です。長さがあり、先端がボール状になっているこちらの工具が作業には必須です。
6
まずは番号を書いた付箋をスポークに貼り付けて作業の順番を間違わないようにしました。最初に内側2列を締め上げます。全てのニップルを2nmで締めた後は、1nmづつ締め上げていきます。5nmまで絞めた後、全てのニップルが5nmに近くなるよう何度も絞めたり緩めたりを繰り返します。その後 同じ手順で外側2列も5nmまで順に締め上げてから、全てのトルクを5nmに近づけます。最後にもう一度、内側の2列を6nmに揃えて、外側2列も6nmに揃えます。作業の回数は多いですが、感覚に頼らないので普通の方法に比べたらまだ楽かもしれません。
7
このやり方で前後輪共に縦横の振れ幅は約1mm以内に収めることができました (規定値は2mm以内)。この数値なら微調整も必要無いと判断して作業終了。1本あたり3時間以上を費やしましたが、トルク調整だけでここまでの成果を得られたことに満足しています。
8
足元が綺麗だと気持ちイイですね!なお、私はこれまでに自転車のスポーク交換しかしたことがありません。この方法が正しいのか?効率が良いのか?は全く不明です。作業は自己責任で。
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