だんめんず【断面図】
製図で、物体を一つの平面で切断したと仮定して、その内部構造をかき表した図。(出典:三省堂/大辞林 第三版)
世の中、結構な割合で
乗り物や建物、機械などの断面図を見ると無性にワクワクしてしまうというフェチな方がいらっしゃると思います。
かくいう自分もその一人な訳ですが、このたびW201/W124関連の断面図を何枚か手に入れることが出来たので、同好の士のためにスキャンしてご紹介してみたいと思います。
元々がどういった目的で作成されたものかは不明ですが、恐らくは社内教育もしくは整備士向けの資料だったのではないかと推測しています。
Motor M103
我が愛車の心臓部でもある
M103エンジンの2.6Lモデルの断面図です。
4-Gang-Autimotic Getriebe W4A020
同じく我が愛車に搭載されている機械式4速ATである722.4の断面図です。より排気量の大きいモデルが積んでいた722.3はW4A040となるようです。
Armaturenanlage/Heizung und Lüftung
計器類の配置と暖房及び換気による空気の流れを表現している図面のようです。この図面は印刷が83年3月ということから、最初期の頃の状態を表しており、後年のモデルとはハンドルやコーソル部などが異なります。
Zweikreis-Bremsanlage
ブレーキシステムの概要図です。
Zahnsegment-Kugelumlauflenkung L075Z
この頃のメルセデスの乗り味を特徴づける要素の一つであるボール循環式ステアリングの断面図です。文字通り内部でボールが循環している様子がわかります。
Rohbaukarosserie
W124の車体構造を表している図面のようです。よくこの時代のメルセデスは剛性感が素晴らしいという話は聞きますが、基本設計が30年以上昔なので、流石に今どきの車の方が頑丈だとは思うのですが、実際のところ、どうなんでしょうね。
どの図面も見事な筆致で描かれ、鮮やかな彩色と相まって、額縁に入れて飾っておいても様になるのではと思っています。
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190E | クルマ
Posted at
2018/04/11 11:46:13