
前々から、密かに企んでいたホイールの交換に着手し、まずは中古で手に入れたスポーツライン/16Vモデル専用の鍛造15穴ホイール(7J×15インチ)を
こちらに持ち込み、部分的な剥がれが目立つ元塗装を剥離の上、全塗装してもらいました。

仕上がり後のホイール、流石にピッカピカです。
交換作業はディーラーさんにお願いしました。タイヤは
履き替えてから一年も経っていないので、元々履いているもの(ContiEcoContact 5 195/60R15)の流用です。

ホイール交換前

ホイール交換後
交換前の8穴ホイールも清掃しやすく悪くはないのですが、やはりこの時代のメルセデスといえば、この15穴ホイール、非常にしっくり来ます。
ここまでで、「お前の190Eは元々スポーツラインのはずなのに、専用ホイールを何故履いてないんだ?」と思われた方、鋭いです。(苦笑)
元々、190Eのアルミホイールと言えば15穴の6J×15インチですが、最終年式である1993年式のみW124と共用の8穴アルミホイール(6.5J×15インチ)が標準装備になっています。余談ですが、最初期には14インチの鉄チンホイールやアルミホイールがありましたが、これを後期型に取り付けようとするとブレーキキャリパーに干渉するそうです。

後期型標準の15穴ホイール(穴が角ばっているのが特徴)※画像は借用

スポーツライン/16Vモデル専用の鍛造15穴ホイール(穴が小判状になっているのが特徴)

1993年式のみ標準の8穴ホイール(W124と共用、品番も124から始まる※後述)
そして、私はつい最近までタイヤサイズが92年式以前のスポーツラインと変わらない(205/55R15)ため、デザインの変更のみで7J×15インチのホイールを装着していると思い込んでいたのですが、実は16Vモデルは従来と変わらず鍛造15穴ホイールが装備されている一方で、スポーツラインは標準のアルミホイールとなっており、
地味にコストダウンされています。※一般的に鋳造より鍛造のほうが軽量かつ製造コストが上と言われています。

91年以前のカタログ(7J×15インチと明記されており、巻末の仕様表でも2.5-16と記述に差は無し)

93年のカタログ(2.5-16のみ15ホールと追記あり)
さて、折角なので鍛造15穴ホイールと標準8穴ホイールとで、どの程度重量が違うのか、量ってみました。
スポーツライン/16Vモデル向け鍛造15穴ホイール
品番:2014001302(もしくはB66470012)
仕様:7J×15インチ ET44 15穴 鍛造
重量:8.0kg(ホイールのみ)
93年式向け標準8穴ホイール
品番:1244011201(もしくはB66470014)
仕様:6.5J×15インチ ET44 8穴 鋳造?
重量:8.9kg(ホイールのみ)
ついでに
92年式以前の後期標準15穴ホイール
品番:2014011202(もしくはB66470018)
仕様:6J×15インチ ET49 15穴 鋳造?
重量:不明(ご存じの方居られたら、教えてください。)
この通り、さすが鍛造品というだけあり、リム幅が増えている(6.5→7)にも関わらず、重量は逆に1割減(8.9→8.0)となっています。
交換した結果ですが、リム幅が広くなって、重量が減った分、路面の凹凸を拾いやすくなったような・・・気がします。まあ、乗り心地や運動性能云々より見た目の問題だったので、万事OKとしておきましょう。
《追記》
ネットを徘徊していたら、公式資料っぽい190E用ホイールの仕様と品番の一覧を見つけたので、貼り付けておきます。しかしこの一覧には、93年式向けの8穴ホイールが記載されていないという不思議・・・。このホイールを190Eに取り付けたのは、日本仕様のみだったのかもしれませんね。

引用元は
こちら※PDFがダウンロードされます。
《追記2》
最近入手した
テクニカルデータブックより、やはり93年式向けの8穴ホイールは日本仕様のみだったようです。

Posted at 2017/04/16 16:54:25 | |
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