AUTO PRODUCE A3 トライアングルサポート  

オートプロデュース A3 の方はトライアングルサポートとリアセッションサポートの同時装着を推していたが、まずはリアセッションサポートの効果を体感すべく段階をへようというのが当初の目論見であった。しかし、ステアリングを切る操作に対してリアが補剛されすぎたのかフロントがヤワすぎるのか今度はフロントが遅れる感が目立ってきていたのである。GT 的におっとり乗る分には「タワーバー + リアセッションサポート」の構成でまったく不満がなくなったのであるが、とある諸先輩方のレビューで 「WRX のごとき変化がある」という記載が気になり、いてもたってもいられなくなったのである。

早速装着後、テストコースで検証してみる。まず印象的なのは剛性の変化を感じる速度域の違いである。リアセッションサポートは時速 5km/h でいきなり剛性の変化をつかめたが、トライアングルサポートは結構速度がのって荷重や負荷がかかる領域になると体感する。タワーバーの変化を感じる速度域に近い。前後と横剛性が着実に改善し、いつものカーブでも、侵入速度を高められる。結果、ボディーの剛性のなさにくじけることなく、本来の挙動であるアンダーを出すまで侵入速度を高める、或いは、サスペンションのストロークを感じて使い切る、コーナー手前で前荷重をかけるために短くブレーキングをするとスッと鼻がはいりやすくなる挙動などが感じやすくなる。リアセッションサポートの装着により、一番の課題であったリアが強すぎる / フロントがヤワすぎると感じていた前後の剛性感の不一致もバランスがとれたようである。

因みに一番意外だったのが、助手席や後部座席のドアを閉じる音の変化である。「ベナーンッ」といった低級音から国産中級車程度の「カキッ」という音になり、思わず何度もドアを開閉してまった。

追伸: バルクヘッド付近の剛性が強化されたからか、ブレーキタッチがフニャッとしてた感も改善し、多少カチッとした。ただし、今度は効きの絶対量の不足が気になるように・・。

■2019/08/08　追伸
他レビューとの整合性をとるため★を見直し