イプシロンのオイル一式交換（ｴﾝｼﾞﾝ、ﾃﾞｭｱﾛｼﾞｯｸ、ﾐｯｼｮﾝ）

イプシロンの走行距離が40,000kmを超えたので、エンジン・デュアロジック・ミッションのオイル一式を交換しました。各オイルの交換までの走行距離は、エンジン：5,000km、デュアロジック：13,900km、ミッション：40,500kmでした。

FIAT車のデュアロジックオイル交換作業の実績が有るショップを検索して、豊田市の杉浦ワールド自動車さんに予約を入れて作業をお願いしました。交換したエンジンオイルはspeedHeart スピードハート 2.5W-40。（2,145円/L×3L）

スピードハートのオイルは初採用で、強靭な油膜を形成するFORMULA mix、摩擦を軽減するフリムの効果が楽しみです。二輪・四輪の耐久レースで実戦テストして開発されたMade in Japan（県内）のオイルなので、ロングライフも期待しています。

帰りにスピードハートのオイル製品カタログを戴いて来たのですが、24Pもあってバイク・車好きが気になる製品が多数掲載されています。バイク用ではDUCATIディーラー向けROSSO、横型エンジン用、空冷エンジン用、旧車用などと幅広い設定が有り見るだけで参考になりました。

イプシロンの取説ではデュアロジック作動油は交換不要になっています。愛車は４年程前に無償修理でデュアロジックユニットを交換しており、交換後の走行距離は13,900kmと少ないのですがこの機会に一緒に交換しました。（写真はネットより借用）
TUTELA CAR CS SPEED (3,850円/L)
交換不要前提なのでドレンが無く、ボルトを緩めてタンクを下にズラせ接合部を分離してオイルを排出します。このやり方だとタンク底のオイルを完全に抜く事は出来ず、ポンプやアキュームレーター内にもオイルが残りますが仕方ありません。工数を掛ければ、タンクを外して内部を洗浄したり、オイル充填後にポンプを作動させて内部の汚れたオイルを排出する事を数回繰り返すことも可能ですが、費用対効果を考えると不採用です。オイル交換後は専用テスターでポンプを作動させ、クラッチ動作のキャリブレーションを実施します。
ミッションオイルも6年・9万kmごとの点検のみで交換不要になっていますが、オイルが汚れてミッションのスムーズな動きを妨げる様になると鬼門のデュアロジックの負担が大きくなるのが心配で交換しました。
TUTELA TRANSMISSION GEARFORCE 75W (4,180円/L×2L)

交換後通勤に２週間使用して体感出来る変化が有りました。ひとつはシフトアップ回転数に到達する時間が短くなったことです。エンジンオイルの効果で気密性が増しトルクアップしたのか、エコモードで通勤時に低中速域の加速が良くなりました。値段は少し高いですが、スピードハートの謳い文句通り「中低速域のトルク・レスポンの向上」を体感出来ました。もうひとつは１速から２速へシフトアップ時に聞こえたカチャッ音があまり出なくなったこと。それと、シフトダウンが素早くなって自動のブリッピング時の回転上昇が鋭くなった気がします。燃費に全く変化は有りませんが、デメリットは今のところ何も無いようです。
（費用内訳）
エンジンオイル　　　　2,145円/L×3L
デュアロジックオイル　3,850円/L　　＋工賃11,000円
ミッションオイル　　　4,180円/L×2L＋工賃 3,300円
　　　　　　　　合計 32,945円