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あにわの愛車 [トヨタ プリウス]

KAF-5002改 DCパワーアンプ その3(KAF-5002はとんでも設計 ちょっと寄り道)

投稿日 : 2018年03月12日
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 試聴で音の悪さは確認できましたが、分解してみて、その理由が判明しましたので参考までに報告します。写真
 増幅装置の本来の目的を忘れ、予算のある限り外観やカタログ受けするお化粧を一生懸命した結果のようです。お金の掛けどころが斜め上な珍しいアンプでした。
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良い点(良い素材)

1.大型トロイダルトランス 実測 AC 28V-0-28V、12.5V-0 Φ90mm×t45mm 写真上
2.本体の割に大型な放熱器 B224mm×H90mm×D38mmしかも1点アースと凝っている。
3.丈夫なシャシー フロントパネルはアルミ5mm厚、シャシー鉄板厚t=1.6mと中央部には前後パネルを繋ぐ補強版 写真右
4.ケース上蓋の2/3には放熱孔があり良、ただし本体の発熱は少ない。
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悪い点(予算があるのにどうしてこうしたのか?)

1.耐圧ギリギリのフィルターコンデンサ 42V 8,200μF ×2本で耐圧のギリギリで使用しているため、余裕がなくコンデンサの頭が少し膨らんでいます。写真右上
2.ヘッドホーンジャックへの配線は、トランス1次、2次の往復配線と一緒の所を通しており最も誘導ノイズを受けやすい位置に配線している。アース線がアンテナに・・・
3.終段パワートランジスターへの基板パターン配線が貧弱かつ左右がアンバランス。フィルターコンデンサから離れた側への終段パワートランジスターへの給電並びにSP出力はジャンパー線を十数本使用しており、通常ならば左右の音質差が出るレベル。
逆に本機は音質が劣化しすぎて判断が出来ない状態となっていたのかな?写真上部
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4.メイン電源スイッチは延長バーを使用して配線の短縮を図っているが、そもそもその電源はリモート制御用の別小型トランス電源部で音質には直接影響が出ないところなのになぜ??写真中央と右側
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5.フロントパネルはアルミ5mm厚と豪華、裏面は更に厚鉄板をネジ留めして、ボリューム等の部品を取り付ける金の掛かった構造で、しかもボリュームノブの裏には変な形で切れ込み(他にシャシーに2ヶ所あり)をなぜ入れている???写真左側 バイオリンの様な切欠き
6.メイン基板の点検修理は2階建て部基板と補強板・後パネルを取り外した後、ケースから取り外さないとできません。メンテナンスのことは全く考えておらず、壊れたら使い捨てする設計????底板にはサービスホールもなく、アンプが壊れたらコンポ全損か・・・
他にもまだまだありますがこの辺で終わりにしたいと思います。
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改造中の部品・基板レイアウトを検討中 写真

電源トランスからアンプの基板を極力離します。
元の素材はいいのでシンプル イズ ベスト。入力セレクターはなしで、ボリューム付きのパワーアンプとします。

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この記事へのコメント

2018年3月13日 17:07
兄わ・・凄い(*^^)v

ネットで色々と検索したら中々の評判です。
コンデンサー交換で良くなった・・の記事が多かったです。

兄わ・・凄い
弱点を見ぬくんですね(^o^)丿

修行中で御座いますm(__)m
コメントへの返答
2018年3月13日 20:46
こんばんは

そんなにおだてられると木に登ってしまいます。

今回、適当な電源トランスと放熱器、電源電圧±50V以下のものを探していたら5002に辿り着きました。

その3はUPする予定では無かったのですが、分解してみるとあまりの設計のチグハグさに驚き、UPせざるを得ませんでした。

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あにわです。よろしくお願いします。ちょっとユニークなことを紹介します。
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