4端子型SiC-FET DCパワーアンプ その2
投稿日 : 2021年09月11日
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VG-Idの関係を測定できましたので、それに合わせて電圧増幅段を製作します。
参考
https://minkara.carview.co.jp/userid/2649267/car/2217963/5010538/photo.aspx
ベースの回路はMJ2020.6号 金田式No.271です。
この回路を、リチウムイオン電池電源電圧±11V、電圧増幅段電圧+22V(+11Vを上乗せ)に合わせて抵抗値を変更します。
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回路図
電流入力方式を通常の電圧入力方式に変更します。
2段目は2SJ76が主な変更点です。
手書きの箇所が変更箇所ですが、製作途中で変更していますので、参考程度にして下さい。
電源電圧を高めると、100W(8Ω負荷)位までは対応可能な回路です。
終段のTrはUJ4C075060K4Sです。
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OSコンデンサ、スケルトン抵抗を投入し、気合いを入れています。
9Vの積層電池で+18V、-9Vを作り、電圧増幅段の作動テストと仮調整をします。
終段モジュールヘのゲート電圧が上下とも5Vとなるように仮調整します。
2SJ76の頭の固定抵抗(1kΩ)を外してVR500 Ωのみとすると、終段ゲートの調整可能電圧となり、仮調整できました。
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次に終段モジュールと電圧増幅基板とを配線し、安定化電源(±12V、+18V)から給電し調整します。
スムースにアイドリング電流Id=150mA、出カオフセット電圧V0=5mV以内に調整できました。
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また、出力を簡易オシロスコープで見てみると、発振などはなく安定しています。(入力はショート状態)
これは、期待できます。
最後に本番用のリチウムイオン電池電源に切り替え、終段電圧±11V、電圧増幅段電圧+22Vをつないで調整して、ほぼ完成となりますが・・・
この僅かな電圧差が悲劇を生むことに。・・(T T)
つづく
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