スパークプラグの考察(旧)

※続編はこちら↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/2663013/car/2504582/7370331/note.aspx

この記事は「@カトケン様」の「プラグ熱価うpの考察」
https://minkara.carview.co.jp/userid/443819/car/1979972/3433745/note.aspx
の補遺的な記事になります。

まず最初にHR「15」のプラグだけが特殊です。
デンソー/NGK共に確認しております。
※コイルは共通です。約1エンジン除いて。(後述)

なお、HR16やHR12はMR/VQ/VR用と同じプラグが同じように使えます。
では何故HR15だけ違うのか?は日産のみぞ知ることですが恐らくテンロクとの兼ね合いなのかなぁと思います。(HR15と16はボアは一緒でストロークで排気量の差を作っています。その差5ミリ。)

ここでNGKを例にプラグの考察をしていきたいと思います。(デンソー派の方ごめんなさい🙇)
純正やアフター品、そして流用できそうなモノの型番を
https://www.ngk-sparkplugs.jp/ngk/sparkplugs/basic/qa/000004.html
を参照して解読していきましょう。

最初に純正から。型番はDILZKAR6A11(デンソーFXE20HE11)です。
メーカーサイトに書いてはいませんが、シリーズ的には海外向けのレーザーイリジウムに当たるようです。

DI→高着火性
L→ロングリーチ
Z→突き出しプラグ
KA→12φ/19mm(↑のロングリーチと突き出しで無視)/ガスケット/14HEX
R→抵抗入り
6→番手
A→追記号
11→ギャップ
実はこの突き出しプラグ、突き出し量が「5ミリ」です。
(https://www.ngk-sparkplugs.jp/ngk/sparkplugs/basic/qa/000010.html)参照
16との差は「そういうこと」ですね……

次にアフター品のDF6H-11A(イリジウムDF)を解読していきます。

DF→高着火性(針針®️)
6→番手
H→14.2φ/26.5〜28mm長/ガスケット/14HEX
11→ギャップ(mm)
A→追記号(Hを28mmに変更)
これ(DFシリーズ)だけ法則が特殊ですが、その中でもさらに特殊なモデルだと分かります。
「型番にZが無い?」と思った方、鋭い!!
恐らく末尾Aの追記号が恐らくZと同等にしているのではないか?と思われます。実際末尾AのDFnH-11はこれ(DF6H-11A)しか無いので。

次にHRの異端児、HR12DDRのプラグであるDILKAR7E11HSを解読してみます。

DI→高着火性
L→ロングリーチ
KA→サイズ(省略)
R→抵抗入り
7→番手
E→追記号
11→ギャップ
H→ネジ特殊
S→ガスケット特殊
※銅ガスケット品
NGKのイリジウムプラグ品番表ではDILZKAR6A11と同じサイズテーブルにある本品、Zが無い代わりにHが末尾に入っています。(こちらは11Aみたいなロングリーチではなく、ネジ自体が長いみたいです。
なお、現在は両貴金属プラグになっています。針針プラグのレーザーイリジウムです
また銅ガスケットなのでねじ込むトルクが異なるとのこと。

↑恐らくノートSCプラグは「使えません」。
突き出しプラグではなく、全ネジなので突き出し部分にもネジ切りがされてしまっています。

最後にコイルの小話。
HRは気筒数問わず「基本的に共通」です。
http://www.wattsu.co.jp/pdf/471.pdf
参照で、
日立品番「U13N04-COIL」です。
しかし実はHR12DDRだけ違います。
それが「U13N03-COIL」。
マーチではひっそりHR12に流用している方がいます。
(「moto♪」様: https://minkara.carview.co.jp/userid/159374/car/1287914/6247387/parts.aspx )