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田んぼESのブログ一覧

2023年05月25日 イイね!

R30の謎37

R30の謎37R30のヘッドライトはレンズがガラス製なので、最近の車に採用されているポリカーボネート製のように白化や黄ばみが発生しないのが良い点ですよね。しかし、レンズが透明性を保っているにも関わらず現行車の黄ばんだライトよりも光量が少ないというのが残念すぎる部分でもあります。

そもそも光学的な配置やレンズカット等の根本的な設計に問題があるようですが、2年毎に訪れるお受験の度に不安要素の上位を占める項目となっているオーナーも少なくないのではないでしょうか。青ポール号も例外ではなく、見た目からしてリフレクターのメッキが劣化している助手席側の光量が著しく低下していますので今後は対策を考えないといけませんね。


これはカタログにある写真ですが、ハロゲン全盛期にありながらHID並みの発光色と光量です。お得意の合成でしょうか?


終いにはシールドビームと比較して明るさをアピールする始末です。実際にはハイビームでも右側の車両の光量に届くかどうかも怪しいところですよね。雨の夜なんか、ライトスイッチが本当にONかどうかを何度確認した事か。


そんなヘッドライトも新品が手に入る頃は片側22400円で購入できたんですね。この値段で入手できるのであれば間違いなく新品を買いますよ。それにしても近頃R30の部品は価格がおかしいです。



最近ではリフレクターを再メッキしてくれる業者もあるようですね。メッキの劣化は確かに光量にも影響しますので、再メッキも視野に入れながら構造を理解すべく分解してみる事にしました。

後期の標準ヘッドライト(助手席側)です。これは事故車から取り外した物で、筐体の裏側に破損があります。


オークション等でもしばしば前期用と混同されていますが、筐体自体は同一でレンズのみ違います。後期のレンズは下部が迫り上がっていて、見かけ上の上下幅を薄く見せています。これもバンパーの大型化とサイトシールドを追加する為に行なった苦肉の策なのでしょうか。


レンズはクリップとブチルゴムによる固定ですので、殻割りについても方々で紹介されている通りです。加熱しますので火傷に注意しましょう。


リフレクターのメッキは非常に脆弱で、柔らかい布で軽く撫でただけでもこの有様です。


Hi(H1側)、Lo(H4側)のリフレクターはこのように同一のフレームに固定されています。


フレームへの固定方法は、Hiは爪による4点留で


Loはスプリングを介した3点のネジ留です。これはフレームとリフレクターの間に調整機能がある事になります。このネジはフレームを筐体に取り付けた後にはアクセス出来ません。


それは筐体に戻す前にこの状態で何処かに光を投影して、Loの光軸を元の位置に調整しなければならない事を意味します。


レンズを外した状態でシャッターに向かってLoをHiで点灯させた様子です(←何言ってんだか分かりませんよね)。Hiも同時に点灯させて配光を記録しておき、リフレクターの再メッキ後にも全て同じ幾何学的配置で調整する必要があります。レンズが無いのでカットラインも出ませんし、これは難易度が高そうです。


筐体の内側です。右上はピロボールになっており、中央下と左上に光軸調整用のネジがあります。これらから、光軸は右上のピロボールを支点として中央下と左上の2点の前後動によって調整されている事が分かります。また、リフレクターが固定されているフレーム自体が可動しますので、HiとLoは同時に動く事になります。左上のネジで左右方向を見ておいてから、中央下のネジで上下方向を合わせるとスムーズに光軸調整ができそうです。因みに、鉄仮面のライトはHiとLoの動きが独立していますので構造は全く別物になります。


リフレクターをフレームから取り外してみます。


一部にメッキ剥がれが見られますね。でも、これって剥がれたと言うよりも初めからのメッキ不良に思えて仕方ないんですが??


HiとLoのリフレクターの比較です。バルブベースの金具が違うだけでリフレクター本体は同一に見えます。


カシメを解いてバルブベースを取り外します。


取れました。金具の口径やカシメ位置は同じなので、リフレクターとの組み合わせを入れ替えても装着できてしまいます。


しかしそこはR30だけあって一筋縄ではいきません。Loはフレームへの固定ネジを受けるグロメットが存在しますので、その固定部分の形状が違いました。似て非なる物です。


リフレクターの再メッキで光量アップ・・・。そもそもの構造的な問題を解決しない限り、飛躍的な光量の増大は見込めないのが正直なところでしょうか。そしてリフレクター再固定位置の問題も立ちはだかります。費用対効果を考えると、うーん微妙ですねぇ。



製造工程ではフレームにリフレクターを取り付けた段階で専用器具を用いてLoの光軸を調整しているものと思われます。実際にリフレクターの再メッキをした後に光軸がうまく調整できなくなってしまったという例も聞かれますので、リフレクターを取り外す場合にはフレームとの位置関係の再現性をいかに高めるかが最大の課題となりそうです。
話しは逸れますが、かつて解体屋に積まれている前期GTの車両で4灯ともH4になっている物を見た事があります。レンズが割れてリフレクターが剥き出しの状態でしたが、4灯全てに遮光キャップが存在する様子には違和感バリバリでした。前オーナーが分解してHi側にもLoのリフレクターを仕込む改造をしてあったのが事実ならば、その魔改造ヘッドライトがハイビーム時にどの様に点灯するのか非常に気になるところです。卓越したアイディアとそれを実行する高度な技術の持ち主である事は容易に想像がつきますし、可能であれば是非ともR30研究会にお招きしてお話しを伺ってみたいところです。


何故こうなったのか今や誰にも分からない・・・。組み立て後にはLoビーム単独での光軸調整が出来ない構造のヘッドライトでした。
Posted at 2023/05/25 13:22:13 | コメント(3) | トラックバック(0)
2023年05月14日 イイね!

シブミー2023(岡谷の陣)

シブミー2023(岡谷の陣)降水確率が70%を超えていたので参加を躊躇していたシブミーでしたが、当日になって40%に下がりました。曇り予報を信じて岡谷を目指す事にします。


9時過ぎに会場入りしました。参加車両は20台前後でしょうか。空模様が怪しいなーと思っていたらやっぱり降り始めました(悲)



今日はGT分科会の開催告知があったのかと錯覚する程にHR率が高いです。最近では市民権の復権が急速に進んでおり良い傾向にありますね。それにしても、こんなに何処へ隠れていたんでしょうか?



降ったり止んだりを繰り返しているうちに、終業時刻の13:00に。席替えを済ませて放課後の自習時間に突入です。



志の高い参加者によって、議論が一段とコアな内容になります。まだまだ知らない事が沢山で、製造から40年後にも新たな発見があるなんて凄い事ですよね。これだからR30はやめられません!



当時の村山工場かプリンス系ディーラーでしか見られないような後期標準車の並びです。普通に購入されて普通に使われ、普通に廃車となる標準車の性。それでも令和のこの時代まで生き残っている事実は奇跡に他なりません。そんな中でも今日はまさかのP.N.V.白の4ドアが2台!!chuuさん曰く"生き別れの兄弟に出逢ったようだ"と。まさにその通りですね。
新入生はAT車ですので、白ポール号と同じです。そのオーナーはなんと、べぇやんさんでした!助手席に乗せて頂きましたが、ATならではの上品な走りが魅力でした。今後の展開が楽しみな1台です。



はらこうさんの前期ターボEX(寒冷地仕様)にも注目です。Dサイズのバッテリー&ホルダー



フルコンシールドワイパーのキャンセルハーネス



後期型からFJにも採用された三菱製リダクションセルモーター



正真正銘の寒冷地仕様である事を証明するディーラーステッカーです。この説得力には疑いの余地がありません。



そして、本日最大の発見です。これはヨッコイしょーいちさんのRSで車体番号4桁台の超ド初期タイプです。ボンネット側にバンパーラバーが装着されているではありませんか!



そしてフードレッジ側には取り付け穴が存在しません。また、設計段階からバンパーラバーの当たり方がズレている辺りが加点項目です(笑)
あぁ、この瞬間が日産車だね。



昭和57年7月製造の ことぶき号はフードレッジ側にバンパーラバーが装着されていますので、初期タイプの間にフードレッジに当たりゴム用の穴が追加された事になります。



んー、流石は前期。奥が深い!


時刻も15:30を回り、雨足も強くなって来たので帰りの学活を済ませて下校となりました。

そして本日もchuuさんから貴重な部品の数々を頂きました。前期用のヘッドライトウォッシャーノズルの新品と、ずっと探していたヒュージブルリンクの茶色コードです。更にはプラグコートホルダーまでも!ことぶき号の事も気にかけて下さり、いつもいつも本当にありがとうございます。しっかりと有効活用させて頂きます!!



終始興奮していたために画像が少なめですが、内容は超濃厚で忘れられない時間となりました。ロクミーではGT分科会特別講演会の開催が決定していますので参加は必然的です。


このような素晴らしい機会を作って下さった主催のシブゑもんさん、お相手頂いた皆さん、ありがとうございました。
Posted at 2023/05/14 19:21:42 | コメント(4) | トラックバック(0)
2023年04月14日 イイね!

継続車検完了

継続車検完了路上復帰を果たしてからもう2年が経つんですね。40代になってからは時の流れが以前にも増して早く感じます。色々と擦った揉んだした中古新規車検では本当に嫌気が差しましたので、今後は継続車検を切らさずに維持して行こうと決意を新たにしました。


お受験に先立って、のんびりと春のドライブを夫婦で楽しむ事にします。ここは自宅から30km程の場所にある東京電力の西大滝ダムですが、ちょうど満開の桜をバックに撮影できました。天気が良くて気持ち良かったですねー。


準備に取り掛かります。コレ、本当に何処へ整備に出してもそうなんですが、固定するネジが必要以上に強く締め付けられるんですよねー(困)
破損防止の為に、吸気ダクトを取り外しておきます。


タイヤも脱着されますので、ホイールのロックナットを解除しておきます。因みに、若い整備士さんはこのキータイプのロックナットは知らないそうです。何でも、そのままインパクトを掛けた事があるんだとか??


三者面談の後に整備担当の方に預けます。必要書類を確認しながら諸費用の支払いをしていると試験会場の中に入って行きました。自分を信じて力を出し切るんだぞー(特にサイドブレーキとヘッドライト)


最短の場合は2営業日で終了となるようですが恐らくそれは厳しいでしょう。あそこがあーだの、ここがこーだの、部品が製廃だの、って話しになって生活指導の電話が掛かって来た挙げ句に呼び出しを喰らうのがリアルに想像できます。
・・・そして預けて2日後の本日、仕事終わりに携帯を見ると工場からの着信履歴がありました。恐る恐る電話を掛けてみたところ、検査終了のお知らせでした。拍子抜けする程あっさり通ったようです(驚)

そしてその足で引き取りに。窓口で検査内容の説明を受けていると、聞き覚えのあるサウンドと共に登場しました。なかなかニクい演出です。いや〜、何処にいても絵になるねぇ!


通知票の内容です。心配していたヘッドライトは、左右でバラつきはあるもののロービームは電球色のLEDのままで無事にパスしました。あー、光軸がイマイチですねぇ。そして、助手席側のロービームがそろそろ限界のようです。


お楽しみのサイドスリップはアウト側に1.0mm!!惜しかったですねー。車が1m進む間にタイヤが1mmだけ外に向かおうとする特性です。前回の車検ではイン側に3.7mmでしたので、先日施工したトー調整はなかなかの水準だったようですね。欲張って0mmにしたいところですが、これはもうタイロッドのロックナットを緩めるだけでも狂ってしまうような数値ですので触らないでおきます。


最後に、車検ステッカーはご自分で貼って下さいと言って手渡されました。このテの車に乗るオーナーにはそうしているんだそうです。これに関しては全くコダワリが無いんですけどねー(苦笑)
ステッカーの貼付け場所が変更になるような噂を聞きましたが、今まで通りで良いそうです。この車検ステッカーも毎回デザインが変わっていましたがそろそろ落ち着きましたかね?


あとは車検証がICチップ内蔵のA6版になりました。電子車検証と呼ぶようですね。しかしこの電子車検証には所有者と使用者の住所や氏名、車検の満了期日等が記載されていません。更に、コピー機にかけるとICチップが破損する恐れがあるそうで、コピーする際には別紙で渡されたA4版の「自動車検査証記録事項」という用紙を使用して欲しいとの事です。しかもこのA4版の方も電子車検証がスタートしてから3年間しか発行されず、それ以降は車検証閲覧アプリでICチップから読み取ったPDFを印刷する事になるようです。これって意味あるんですかね??今に始まった事ではありませんが役人が考える事は全くもって理解不能です。


それはヨシとして、これでまた2年間は乗る事ができますね♪
Posted at 2023/04/14 19:44:19 | コメント(4) | トラックバック(0)
2023年04月03日 イイね!

Let's go for long drive

 Let's go for long drive4/3(月)の休み希望が通った3月の中旬頃から中国地方のお天気チェックが日課になりつつありました。見る度に第1日曜日の降水確率が下がり、快晴の予報ですね。お天気ヨシ!


経路を確認すると片道700km、おおよそ琵琶湖で半分ですか。ヨ、ヨシ!


製造から39年、5年前に自分で修理したL20ET。・・ヨシ!(たぶん)



しかし、ここ数年の間は県外にすら出ていない44歳の身体が全くヨシではありません。本当にダメダメです。
↑結局、最後の最後までこの項目が足を引っ張り続ける事になります。

でも気持ちだけはヨシ!!×100なんですよねー。早めに布団に入りつつも、色々と考え始めたら全く眠れそうな気配がありません。ヒツジを数えるのも30匹で止めました。こうなれば予定より2時間前倒しの23:30に出発する事にします!どうやら心は少年のままのようですね(苦笑)
この春から高校に進学する長男から一緒に行きたいとの参加表明があり、駆け出しのR30研究員としてナビ役を兼ねて同行する事になりました。ポール・ニューマンもガラスをトントンって迎えに来てくれませんし、話し相手がいてくれるだけで有り難い!


"イグニッションキーを回す。クルマ全体に命が入った瞬間。この空間、このにおい。スカイラインは心と体をあずけても「ご安心ください。あなたの気持ちは分かっていますよ」とささやいているようだった"(戦場ヶ原の稲妻より)


まさにそのものですよね。って、40年以上経っても開発コンセプトストーリーが当てはまるって凄い事だと思います。櫻井スピリットは確実に宿っていますよ。でもちょっと違うのは本物の主人公よりもだいぶ歳食ってて、オマケに完全な寝不足な上に変なテンションってのも付け加えてヨロシク!


"愛馬は主人の意思を十全に悟っているように、スカイラインはあの目的地に向って小雨の中を走り出した"

小雨までリアルに再現する必要は無いからね。さぁ、行くべ!


上信越道→長野道→中央道→ 東海環状道→伊勢湾岸道→新名神→名神→新名神→山陽道と順調に進んで、翌朝6:00に兵庫県の龍野西SAで給油しがてらの休憩です。因みに燃費は11.25km/ℓでした。


辺りが明るくなると、後方からの車両が瞬時に分かるようになります。(暗くてもスモールランプ等の位置で十分に判別可能ですが)道中でR30を見かけるとテンション爆上がりです↑↑


瀬戸中央自動車道を下りて8:30、遂に岡ミー会場に到着しました。


ここが憧れの、あの岡ミー会場ですよ!
流石は中国地方だけあって、もう桜が散り始めでいますね。


参加車両を見学しましょう。おぉっと!!このブラックテール!サンルーフ付き前期ESという事は、まさかの おったくんさんですか??!!自分は今、岡谷にいるのではないかと錯覚した程です。岡ミーでお会いするとは思いませんでした(驚)


トレードマークのサンルーフも健在です。2ドアはルーフが短いのでスライドが全開にならないトリビアも。へーへーへーへー


超お久しぶりの団長さんです。滅多にお目に掛かれない九州軍団の方々にもお会いできるのが良い点ですね。しかし、この日は山陽道が事故で6時間の通行止めに。中国道を経由して根性での到着です。お疲れ様でした。


社外ホイールに疎い私でも、Hiroだけは分かります。鮮やかなボディカラーにも目を奪われました。


こちらにはエキゾチックな方々も。奥にある白の4ドアのオーナーさんはとてもお若くていらっしゃいます。まさかヘッドライトスイッチの話しで盛り上がるとは思いませんでした。


お楽しみのビンゴ大会では前期用のシステムコンポをGet!(嬉)


初めてお会いできた ぷろすとさん、以前からお馴染みのブルーさんや芋スカさん、そしてキャプテン吹田さんと濃厚なお話しができただけでも来た甲斐がありました。普段なかなかお会いできない関西以西の皆さんとも交流が持てるのが嬉しいですね。
高台に登ると美しい瀬戸内海の眺めも楽しめますし、素晴らしいロケーションです。


物思いに耽る父(長男撮影)




しかし時間とは非情なもので、着いたかと思えばいつの間にか終了時刻に・・・(悲)
700km来てしまったからには、700kmを帰らなくてはなりません。でも、来た道をそのまま帰るのでは面白くありませんよね。青ポール号は北海道と九州には上陸していますが、未だ四国に渡った事が無いんです。


と言う訳で、四国上陸しまょう!しかもこの瀬戸中央自動車道って国道30号線なんですよね。ルート30、そうR30なんです!

√30はいくつだ?

えーと、√2×√3×√5だから・・・

5.47722558!

なんてくだらない話しをしつつ、だから岡ミー会場はここなのか!と勝手な解釈をしてみたりしながら瀬戸大橋を渡ります。ブルーさんに教えて頂いた最寄りのICまでの道、とてもシンプルで助かりました。ありがとうございます。


ちょうど私が高校1年の時に叔父と ことぶき号で香川に来た後は、友人の結婚式で高知に来たのが最後です。その時はBMWでしたので、R30では今回が2回目ですね。


香川→徳島→淡路島と走って明石海峡大橋を渡ります。そして、神戸。

♪神戸ぇ〜泣いてどぉ〜なぁ〜るのかぁ〜♪

と唄いながら本州へ戻りました。


名神では岡ミー帰りの方とお会いする偶然もあり。このフェンダーに対するタイヤの位置と、ヘッドライトの後退角が好きなんですよねー♪


途中で渋滞もありましたが、R30のテールを眺めながら排気ガスの匂いを嗅いでいれば苦痛ではありません。このナンバープレートを基準とした時のテールランプの大きさや配置が好きなんですよねー♪


太陽の塔の前を通って


トラックのタイヤに仕込まれた電飾の配線はどうなっているのか?と、デコトラ好きな長男と議論しつつ


故障車による渋滞で京都から滋賀まで時間を取られてしまったので、米原の手前で日没を迎えました。道のりは残り半分!


渋滞が解消した後は長男リクエストのラーメンを食べる為に養老SAで休憩です。それにしても今日はどこのSAも激混みです。駐車場に入れずに本線の路肩から車が並んでいる所も数多く見受けられました。


その後は名神→中央道と抜け、岐阜の恵那峡SAでの給油後は一気に北上して長野へ。途中、以前の愛車であったBMWのE34が現れて眠気が吹っ飛んだのは有り難かったです。長野道→上信越道と50kmほど一緒に走ってお別れしましたが、先日取り付けたドラレコを見返してみるとデータが残っていました。これは一つの楽しみ方ですね。


そして23:47、約24時間ぶりに自宅へ到着です。


総走行距離は1400kmでした。これだけ走れば流石に車を運転したなぁっていう感覚になります。あ、234567.8kmを撮り逃しましたね(悲)


トラブルなく走ってくれた青ポール号。ようやく四国への初上陸も叶いました。今日は洗車して長っ旅の労を労います。本当に良く走ってくれた。お疲れ様。


そういえば、ステアリングギアボックスをS130用に交換してから初めての高速走行でした。今回のドライブでの感想はR30用との違いはよく分かりません。しかし、これまでより長距離運転後の疲労感が少ないことは確かです。ユニバーサルジョイント化した事でダイレクト感は増している気はしますが、本当に小さい操作感に違いがあるのかもしれませんね。
同行した長男も今回のミーティングで得たものは大きかったようで、R30のスタイリングの良さと単色のR30が持つ違った渋さを発見したそうです。そして、サンマルの車内は高確率で同じ香りがすると言っていました。あの独特の素材臭ですね(笑)


私も今回の岡ミーでは以下の4点を再認識しました。

①やっぱりR30は自分にとって最良の車である
②お仲間の存在は何物にも代え難い財産である
③スカイラインGTは長っ旅に向いたヤツである
④岡山・四国は日帰り圏内である





耐久レースばりの弾丸ツアーとなりましたが、長男や青ポール号と向き合う思い出深いLong PASSAGEとなりました。

最後に、今年で12回を迎えた伝統ある岡ミーを毎年開催して下さる運営の方々には心より感謝申し上げます。また、お相手して頂いた皆さまも楽しい時間をありがとうございました。以上、西日本支総部会の活動報告とさせて頂きます。
Posted at 2023/04/03 15:47:48 | コメント(10) | トラックバック(0) | 日記
2023年01月15日 イイね!

R30の謎36

R30の謎36R30の計器類は後期型から発光指針の4分割式コックピット風メーターに変更されますが、前期にも2種類が存在するのは既に周知の通りです。これは、それまで文字がオレンジで統一されていた計器盤が昭和57年10月に行われた小変更を境にスピード/タコメーター以外の文字を白として発光色が緑になったのが主な相違点になります。他にもASCDパイロットランプの位置変更やバッテリー液量警告灯の廃止、更にはスイッチ部分が点灯していたリアデフォッガーのパイロットランプがメーター内に移設されたりと結構な数の変更が入っています。


前期の計器盤は一枚物ですのでRS/GT/TIと全グレードにわたって作り分ける必要がある上に、ブースト計や時計の有無なども相まって種類はかなりの数になります。これを嫌ってか、後期型からはパネルを4分割としてブロックでの入れ替えを可能にしました。これによりスピードメーター部分を共通部品として、他の組み合わせを変える事で各車に対応すると同時にコスト削減に成功した合理的なメーターとなっています。


小変更の前後で色合いや警告灯の配置が違う程度と思っていた前期型のメーターですが、初期タイプの中にもまた数種類存在する事が判明しました。これは ことぶき号のメーターですが、文字盤が全てオレンジで統一されているので小変更前の物です。文字の色の他にも放射状の線があるのが特徴ですよね。勝手な想像ですが、デザイン的にタコメーター側の縦線をどうするか悩んだと思います。


スピードメーター部分ですが、水平位置では指針がストッパーピンに触れて休憩しているのが分かります。


これは予備の前期RS用メーターです。機械式スピードメーターの指針軸にはゼンマイ状のスプリングによって予荷重が掛かっていますので、ストッパーピンが無い状態では水平よりも下側まで振り切ってしまいます。よって、この状態でバックすると180km/hを指す事も可能になってしまうばかりか、ゼンマイ状のスプリングも破損しかねません。


それがですね、それがなんですよ!これは某オークションからの拾い画像です。何が言いたいかっつーとですねぇ。


ストッパーピンが無いんですよ!


まさかと思って、他の出品物を検索してみました。


ありませんよね?


なら、GT用ではどうだ?って事で


無いんです。



えぇ?!ストッパーピンが無いタイプが存在する事を知って衝撃を受けたってぇのに、ある方が逆に希少なんですか??!!
 

その一方で、小変更後のメーターはと言いますと・・・


ありますよね。


GT用ですが、もういっちょ!


ありますね。RS用とGT用で180km/hの位置が違うのはそのままです。


良かったです。(←って、何が良かったんだか)
標本データ数が圧倒的に少ないですが、小変更前はストッパーピンがある物と無い物が混雑し、小変更後には存在するという印象です。それにしても、ストッパーピンが無いタイプのメーターは見た事が無かったですねー。R30のスピードメーターは全部ゼロ位置にピンがあるものだと思っていました。

ところが、前期GTのNA車から取り外した部品取り用のメーターを見てみるとストッパーピンが無いタイプじゃないですか!これまで全く気付きませんでしたが、確かに指針が外れていても水平位置よりも下を向いていませんよね。メーターケーブルの嵌合部を逆回転させても水平位置を維持していますので、裏側のメカ部分に何らかのストッパー機能が存在するようです。


因みに、最初期のターボGT用スピードメーターはフルスケールが190km/hになります。つーか、このカタログ写真もストッパーピンが無いタイプじゃないですか!


早速スピードメーターを分解してみると、指針軸と直結されている銅製のドラムにはストッパーの役目をする突起があります。これなら計器盤にストッパーピンは必要ありませんよね。通常の使い方であればメーターは1周する事はありませんので、350°程度の可動域になるこの機構でも不具合は無いように思えます。


こちらは計器盤にストッパーピンがあるタイプです。ドラムに同様の突起はあるものの、ハウジング側にストッパーがありません。役目を失った突起がトンチンカンな方を向いているのは、製造時に角度を揃える必要が無くなった為でしょうか?


この違いは何なのでしょう?異なる部品供給先によるものかとも考えられましたが、メーター裏の基板を見てもストッパーピンの有無でメーカーや品番は変わらずでした。


それにしても前期は基板がしっかりしていますね。後期の紙みたいなペラペラとはえらい違いです。コネクター類も全く形状が違うので互換性はありません。日産お得意のビッグマイナーチェンジですね(困)




最初期の車両ではRSが登場した昭和56年10月やその年の12月にもテールランプの品番が変わったりしていますので、デビュー当初は細かい仕様変更が繰り返されていたものと思われます。スピードメーターも同様の扱いを受けていたと解釈すれば納得のいく部分もありますが、ストッパーピンの有無についてはターボ/NA含めて年式的にもバラバラで法則性は導き出せませんでした。ドライブガイド付きに至ってはもはや迷宮入りとしか言いようがありません。


何故こうなったのか今や誰にも分からない・・・。ストッパーピンの有無が混雑する最初期タイプのスピードメーターでした。
Posted at 2023/01/15 16:39:31 | コメント(3) | トラックバック(0)

プロフィール

「青ポール号のお受験です。無事に受かりますように。」
何シテル?   04/14 18:47
北信州に生息しております”田んぼES”と申します。 前期・後期・グレード問わず、R30スカイラインが大好きです。中でもターボGT系のポール・ニューマン バ...
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