
私事ではございますが、本日誕生日を迎え38歳となりました。これまでの人生は車とは切っても切れない縁ですので、思い返すと記憶の大半が車にまつわるものと言うのが正直なところです。
免許を取って青ポール号に乗り始めたのが18歳の3月ですので、来年の3月で所有歴20年を迎えようとしております。とは申しましてもナンバーが無い期間が半分近くを占めているのが実情、名義上の所有歴20年という事でご勘弁願いたいと思います。
ここで改めて振り返ってみると生涯の半分以上を共にしている事実に驚きを隠せません。RSに至っては34年の付き合いになりますので、もはや兄弟です。そして人生の節目とも言える20歳を迎えた瞬間もステアリングを握っていました。前期ターボEXに乗る友人と前夜から2台でドライブしながら、日付けが変わったと同時に「R30最高です!」と無線で交信したのを昨日とまではいきませんが一昨日の事のように思い出します。そう、記念すべき成人としての第一声は「R30最高です!」なんです。生粋のR30バカとはこの事です。私の車人生の中でR30は一番思い入れが深い車である事は間違いありませんし、今後も変わる事はないと思います。
そんなR30が自分の中で自動車たるものの基準となっているため、他の車に乗り換えたとしても常に比較の対象であって気になる存在である事に変わりはありません。身体に電撃が走るとはよく言ったもので、たまたま覗いていた某オークションの1ページで目が釘付けとなった今年の6月末。探し求めていた4ドアのポール・ニューマン バージョン購入をきっかけにR30病が再発してから早半年が経ちました。このR30病は実にタチが悪く、お医者様でも草津の湯でも根治は難しいと言われている難病です。前述の白ポール号はやむ無く返品となりましたが、今となっては手元に置いておけば良かったと当時の自分を若干責めたりもしております。しかし再びLターボの魅力に取り憑かれてしまった結果、8年前に永久保存を固く誓った青ポール号の封印を解いたのでした。
決して好条件とは言えないながらも冷暗所保管をしていたつもりでしたが、その間にも錆は進行しーの製廃部品は増えーのと結局は自分と車の首を絞める結果となってしまったのが実際のところです。また永久保存と言っても所詮は素人の戯言に変わりはない訳で、どう足掻いても時の流れを止める事は出来ないという現実を前に無力さと後悔の念を抱いておりました。そんな中、何を思ったか臨時運行でイベントに参加しようと思い立ったのが今年の8月・・・
セカンドステージ初陣を飾ったのはP&S夏祭りでした。R30の少なさに驚きながらもトラブルなく無事に往復。しかし要修理箇所も浮き彫りになりました。帰り道に買ったスイカがとても甘かったです。
そしてP&S秋祭り。冷たい秋雨の中でのスタートとなりましたが充実した内容に大満足。HR30が4台並ぶと言う快挙に、伝説のLターボミーティング復活を予感させます。
更にカーフェスタ諏訪湖にはR30軍団に混じって展示車両として参加させて頂きました。KYながらも新車発表展示会を開催。夢でなければ借金してでも買います。
その他メンテを含め、下半期だけでも盛り沢山の内容となり充実したカーライフを過ごせております。そしてR30を通じて沢山の方々とお知り合いになれました。これもひとえにR30を愛する皆様のお陰であり、私の貴重な財産でもあります。
また再びR30ワールドの素晴らしさを味合わせてくれた愛機にも感謝しています。走ってナンボの車にとってはまさに生きている証とも言えるナンバーを剥奪し、書類上は「廃車」扱いとした上に他車を転がしていた自分。車からしてみれば裏切り以外の何物でもありません。それなのに勝手な心変わりで突然帰って来た持ち主を何も言わず再び受け入れてくれたなんて思うと涙が出る思いです。ありがとう!
そんな健気な青ポール号ですので、来年も元気に過ごせるように越冬準備をします。
まずはバックに入れ替えて、下手くそポールを格納。
このエンジンで九州や北海道にも上陸しました。自分の大チョンボが原因でオーバーヒートさせた以外、トラブルは皆無です。さすが技術の日産が世界に誇るL型6気筒ですね。各部の点検ヨシ!
若気の至りで荒い乗り方もしましたし、さんざん苦労も掛けました。果たしてウチに来て幸せだったんだろうか?と、ふと考える事があります。大丈夫、幸せにしてやる。これからは安心して休んどくれ。
ケツもちゃんと掛かってるかい?冷えは身体によくないもんでね。このテールランプ、授業中に何度ノートに描いた事か・・・
幾多の苦難を乗り越えながらも、日産自動車がやっとの思いでポール・ニューマン氏と契約を交わした事実を知った今、このシートは埃・・・じゃなくて誇りです。今後、コーヒーはブレンディを飲もうと思います。
如何なる車に乗っても、やっぱり自分が行き着く場所はここなんですよね。帰る場所があるってこういう事なのかな、なんて思ったりもします。何よりも落ち着く場所。車を単なる移動手段としては考えない櫻井イズムはこんなところに息づいているんですね。
オドメーターは223320.1kmを示しています。123456.7kmの写真を撮る為に夜中の駐車場内をグルグル回ったのは学生の時でしたねぇ。
自作のガレージで越冬します。雪で潰れないかが心配ですが、頻繁に雪下ろしをすれば大丈夫でしょう。シャッターじゃなくて軽トラのシートだけど勘弁してちょーだい。
遂に雪が降ってしまいましたので、本年の活動をこれにて終了致します。また来年も皆様にお会い出来るのを楽しみにしております。
Posted at 2016/12/13 12:21:04 | |
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