• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

田んぼESのブログ一覧

2020年10月04日 イイね!

20年ぶりのお受験

20年ぶりのお受験以前から簡単な電気工事は自分で施工していましたが、いろいろ調べてみると有資格者が行わなければならない領域にもかなりの割合で踏み込んでしまっている部分も存在する事が判明(汗)
と同時に、私が必要な施工範囲は第2種電気工事士の資格で充分にカバーできるという事も分かりました。それならば取ってしまえ!という訳で勉強を始めたのが今年の2月初旬に遡ります。第2種の試験は上期と下期の年2回施行されるので、5月31日に行われる上期試験を目指していました。ところが昨今のウイルス騒ぎで上期が中止という事態に。その発表があったのが5月初旬で、勉強も仕上げの段階に入っていたのでその落胆ぶりと来たらありませんでした。モチベーションを保つのにも苦労しながら遂に迎えた本日、試験会場である信州大学工学部で下期試験を受験して来ました。本業である診療放射線技師の国家試験以来ですので、20年ぶりとなる国家試験の受験でした。手応えはアリでしたが、結果や如何に??


Posted at 2020/10/04 21:12:59 | コメント(1) | トラックバック(0)
2020年08月21日 イイね!

ことぶき号でドライブ♪

ことぶき号でドライブ♪自粛自粛の毎日、皆さま如何お過ごしでしょうか?こうも不自由が続くと、かつての生活がどれだけ幸せであったのかが分かります。早くこんな日々から解放されたいですよね。

そんな中、今日は夏休みを頂ける事に!しかも丸1日!!何をしようかと企んでいたら、収穫した桃を親戚の家に届けて欲しいと父親から依頼が入りました。「RSで行って調子見て来てくれや」と。
断る理由もありませんので、それなら行って来ようでないの!

埃だらけなので洗車して、各部を点検します。


エンジン周りも良さそうです。そう言えば、コアサポートを修理してから1年が経つんですねぇ。


今日の主役である桃を積み込みます。このR30って車は何でこんなに使い勝手が良いんでしょうか?広大なトランクは、いとも簡単に大量の荷物を飲み込みます。本当に惚れ惚れする容量ですよね。因みに2ドア車は更にデカいです。


軍資金も貰ったので、燃料を入れて出発します。涼を求めて菅平高原を通って行く事にしました。


ダムの畔で休憩します。変なウイルスが混ざっていない新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んでいると身体が浄化されて行く気がしますね。


峠道を下れば親戚の家はすぐそこです。先ほど休憩した山の上と比べると気温もかなり上がって来ました。


前方の信号が赤なので減速します。・・・ん?・・・アレ?クラッチペダルが・・何かスッカスカなんですけど!・おいおい!何で??

何回か踏み直すと踏み応えが出て来ました。エアーでも噛んだかな?なんて思っていると、またスカスカに。現在のギアは3速なのでブレーキのみで減速しながら信号が変わるのを待ちます。時間稼ぎ技が成功して信号が青になり、運良く停車は回避できました。親戚の家まではあと数キロ、その間の信号はあと2箇所です。うまく行けば今のようにクリアできそうですね。・・って、言ってる側から次の信号で思いっきり引っ掛かりそうな予感が。MTの構造上、加減速の力が加わっていない瞬間であればスリーブが噛んでいないのでストレス無くギアは抜けてくれる筈です。そこでエンジンブレーキが掛からないようにアクセルワークで平衡状態を作り出すと、いとも簡単にニュートラル位置に戻す事が出来ました。ここで信号は赤のまま変わらずに完全停車です。つーか、いまさら青になっても困りますが(苦笑)

次は発進です。アイドリング状態では絶対に1速には入らないのでエンジンを停止させるしかありません。その間にギアを1速に入れて、セルモーターで発進する事にします。緊張しますね。青信号に変わる瞬間がこんなに恐怖に感じるのは初めてです。こんな時はRS-2のシグナルコントロール機能が欲しいですね!


「キャーンキャンキャンキャン、ドドガガド・ゴゴゴゴ・・・」無事に走り出してくれました。しかし次の難所はギアチェンジです。1速でなるべく引っ張っておいてから先程の要領でギアを抜きます。次に3速に入るポイントを探しながらシフトレバーを操作する訳ですが、これがなかなか入りません。少しでも力を入れ過ぎると「ギャギギ、ギャン!」と嫌な音がして跳ね返されます。あんまりモタモタしていると、車速が落ち過ぎてどのギアにも入らなくなってしまう事態になり兼ねません。3速ギアの回転はかなり高いと思われますので、空吹かしをして回転数を合わせてみます。すると吸い込まれるように3速に入りました。
次に5速です。3速から抜いた後に空吹かしをしても5速に入るポイントが見つかりません。こりゃ参ったなぁ〜と思って諦めた途端に入りました。5速はかなり回転が低く、ほぼアイドリング状態で入るようです。1速・3速・5速が使えれば周囲の流れに乗って走る事が出来ます。最初のうちはギア鳴りばかりしていましたが、コツを掴むと通常のクラッチ操作をしているかのようにギアチェンジが出来るようになってきました。これなら行けそうです。FS5W71Bの内部を想像しながら・・・



無事に親戚の家に桃を届けて、任務その①が完了しました。


ここで何が起こっているのか現状を把握します。
クラッチフルードを確認してみると、あらま!


知らん顔をしていますが、フルードが漏れた痕跡があります。犯人はレリーズシリンダーですね。


近くのホームセンターでブレーキフルードを買って来ました。店頭に並ぶ最後の1本!残り物には福があるか?!


たっぷり入れてクラッチペダルを何回か踏んでみます。


数回踏むと僅かに踏み応えが出ますが、すぐにまたスカスカに。再びレリーズシリンダーを見てみると、ダメだこりゃ。残り物にも福はありませんでした!


これは交換しかないですね。残念ながら応急処置の手段はありません。その場でいつもお世話になっている日産に電話をして部品の注文をしました。幸いにも部品は製廃にはなっておらず、翌日の午前中に入って来るそうです。これで、めでたしめでたし。

・・・とはならず、家まで60kmの道のりをどうやって帰るかが問題です。クラッチ無しで往路のように菅平を越えるのは無理があります。更に、妻の実家までお米を取りに行くという任務その②が控えています。約束の時刻まではあと2時間、ここで家に引き返して違う車に乗り替えてから高速で出直すか・・。妻の実家までのほぼ中間地点まで来ているので、ここまま向かうか・・。究極の選択を迫られます。


結局、このまま向かう事にしました。なるべく信号のない農道を通って、なるべく混雑していないICから高速に乗って、なるべくギアチェンジの回数を減らす作戦です。それでもクラッチ無しギアチェンジの練習が功を奏し、涼しい顔で高速に入れました。5速の定速走行になってしまえばこっちのモンです。これなら帰路もフルで高速を使えば帰れそうですね。


そんなこんなで妻の実家に到着し、お米を積み込みます。まずは3袋。


余裕ですね。


続いて2袋


まだまだ行けます。1袋が35kgなので合計175kg、ここでも余裕の収納力!


良い感じに下がってますねー。たくさん積んだり乗ったりした時だけに見せる(魅せる)レアな姿です。ノーマル車高の特権である、この滅多に見れない特別感が堪りません。


事情が事情なので、お茶だけ頂いて帰路に着きます。かえって心配させちゃいましたね。


あとは100kmの道のりを定速巡行するのみなので気楽です。ギアチェンジの心配さえ無ければ快適そのものなんですけどねー。安定した直進安定性とセミトレーリングアームの懐の深いストローク感が何とも心地良いんですよ。路面の凹凸を乗り越えた後や加速でリアがバンプタッチしているのが伝わって来ます。大好きなマンホールホイールが回りながらハの字になって上下動している構図を想像するだけでカッコ良すぎて鳥肌が立ちまくりですよ!

ドアミラーでは・・・見えませんよね(笑)


あ、そうそう。窓を開けて走ってもサイドブレーキから風は出ません。これも直ってますね。


ここまで来ればもう少しです。


ICで下ります。緊張しながらも楽しい高速でした。


下道は信号の少ないルートで家まで頑張ります。頭では分かっていても、ギアチェンジのタイミングでスカスカのクラッチペダルを踏んでしまう左足。癖って恐ろしいですよね。


何とか無事に帰って来れました。何回もギア鳴りさせてしまったミッションと、アイドリングストップ車並みの始動を繰り返させたセルモーターには可哀想な事をしてしまいました。暑い中の任務お疲れ様。あとはバッチリ修理するから!



一時はどうなるかと思いましたが、ドキドキの中にも人車一体となれる楽しさを味わえました。構造が単純だとトラブルにも強いですよね。やっぱりR30は名車だと再認識した夏休みとなりました。
Posted at 2020/08/21 21:04:31 | コメント(6) | トラックバック(0)
2020年01月02日 イイね!

エンジンの掛け初め 2020

エンジンの掛け初め 2020新年、明けましておめでとうございます。令和も2年目に突入し、何かと慌ただしかった元年の記憶も「昨年の出来事」として頭の中で整理しているところです。忘れて良い事といけない事はありますが、令和2年が明るい年となってくれる事を願いつつL20ETを目覚めさせようと思います。

かれこれ8月の夏祭り以来でしょうか?かなりのご無沙汰となってしまいました。毛ばたきでボディのホコリを落として・・・


では今年も掛け初めと参りましょう!

エンジンオイル良し!


冷却水良し!


メインスイッチON!


デスビのハイテンションコードを抜いて、クランキングしながらオイルを回します。


さぁ、準備は整いました。


あ、スペアタイヤね。ハイハイ


ハイテンションコードを元に戻して、行くぞ!!


ジィジジ・ワーーーーーーーーーーーーーーーー


小雨が降っているので、少し前進させたのみで外に出すのはやめておきます。


風量良し!


ヘッドガスケットからの漏れも無し!


今年も動画を撮ってみました


冷却ファンの轟音もどうぞ


30分程度アイドリングしてエンジンの掛け初めを終了します。春が待ち遠しいですね♪



皆さまにとっても良き1年となりますように。
今年も宜しくお願い致します。
Posted at 2020/01/02 18:20:09 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2019年08月12日 イイね!

P&S夏祭り 2019

P&S夏祭り 2019「日本の夏、カップリングファンの夏」chuuさんから頂いた有り難いお言葉でスタートしたいと思います。
令和元年、今年もP&S夏祭りの季節がやって参りました。そして今回はR30をミュウジアムの上にある芝生広場に並べるという素晴らしい特典付きとなれば行くしかありません!しかもその中の1台に参加させて頂く事に(嬉)

天候良し!今日はトラブル無しで頼みますよ本当に。『この空間、このにおい。新しいスカイラインは、心と体をあずけても、「ご安心ください、あなたの気持はわかっていますよ」と、ささやいているようだった。』と戦場ヶ原の稲妻にあります。まさにその通りですよね。


とかなんとか言いながらもシレーっとブレーキランプが点かなかったりするので点検します。ちゃんと点いてますね。


テッポロトルさんと5:00に信州中野IC近くのコンビニに待ち合わせとなっていますので4:30過ぎに出発します。


待ち合わせ場所に到着。


テッポロトルさん到着。


次の集合場所である姨捨SAでは合計5台に!既に例年の夏祭りに集まるR30の総数に匹敵する台数ですよ!!


特に渋滞も無くミュウジアムに到着しました。いつもはこれで閉園まで第2駐車場に滞在するところなんですが、今日は違います。一般車両進入禁止のゲートを通って坂道を登り、ミュウジアムの裏側へ。


でろい屋さんに続いて通路を通り抜けて・・・


その向こう側には例の芝生広場が。


車では初めて来ました。良い眺めです。


あら!天の光が差してますよ!


着々と搬入が進みます。


さぁ、どうやって並べましょうか。匠の技によって配置と間隔が決められていきます。


もう少し寄せて!
ハンドル右に切ったまま!
真っ直ぐ!
誰も指示しねーんかい!
ATかよー!
ちょい前!
あー、行き過ぎ!

キャーン・カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン・・・
キャーン・カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン・・・(汗)

OK!!


試行錯誤の末に
淡色側


濃色側


赤系を中央に素晴らしい配置が完成しました。


こんな晴れ舞台に混ぜて頂けて幸せです。


そして更にミュウジアムの入場パスまでも!


せっかくなので館内に入ってみましょう。トークショーがありましたが、内容はR30とは殆ど関係が無く居眠り・・・


目が覚めたので館内を見て回ります。我らがR30は展示車両の台数が減りましたね。このステッカーの角度がおかしいP.N.V.のみになってしまいました。


リア回りは鏡でしか見られませんがPLASMA SPARKのステッカーが確認できます。完全なる最終型、#441のボディカラーからも疑いの余地はありませんね。


再びミュウジアムの外に出ます。レースカーには詳しくありませんがアドバンカラーの62番と63番が展示されていました。


運営側から記念撮影を開始するというお知らせが入りました。

ミュウジアムのスタッフとゲスト

一般客

展示車両出展者

と撮影が続きます。(テッポロトルさん提供)


そんな事をしていると、ミュウジアム裏側から爆音が!!
何かと思って見に行ってみると、先程のアドバンカラーの車両を搬入している最中でした。


ミュウジアム内の展示車は全てこのスロープを使って出入りするんですね。


最後の微調整は手押しでの移動です。こんな舞台裏を見られるのも貴重ですよね。


そして展示車両の撤収時間となりましたので、この機会に芝生広場の奥に行って記念撮影を断行します。滅多に入れない場所ですからね!


いいね〜


は〜い笑って〜


ん〜いいよいいよ〜


ほんの数分間でしたが綺麗なショットが撮れて大満足でした。これで下の駐車場に移動してお喋りタイムです。でろい屋号にプチトラブルが発生したようですが、速攻で原因解明&解決です。ここに来れば何でも直りそうですよね!


暫くして解散となり、皆さんが帰られた後は涼しくなるのを待ちながら放課後の自習時間です。そうこうしているうちに閉園時間となりましたのでミュウジアムを後にしました。その後に向かった先は妻の実家です。同じタイミングで妻子が帰省するので合流する事になりました。今夜の寝床はここになります。青ポール号で来たのは10年ぶり位でしょうか、お義父さんが懐かしがっていました。


一夜明けて、フリーマーケットで入手した部品を川で洗います。上流からガラクタが流れて来て引っかかってるようにも見えますが、今となってはお宝です。しかもタダで貰えたんですよ!


子供たちと川遊びして


川の中でコケた!の図(バカ)


ドジョウや川エビがたくさん獲れました。たっぷりと夏を満喫した後は悲しい現実が待っています。お盆休みって何ですかそれ?の人なので、シブシブ帰ります(悲)

お米を積んで


スイカもお土産に貰いました。


さて帰りますか〜


トンネル内に響くターボサウンドは何回聞いてもシビレますねー♪傷心の癒しです。


この5速2500rpm辺りから踏み込んで行った時の息の長い加速感。このまま永遠に続くんじゃないかと思う程に滑らかでジェントです。


ずっと乗っていたい気分ですが、最終ICとなりました。


今回は360kmのドライブとなりました。給油量は30.94ℓ、満タン法で11.64km/ℓの燃費でした。エアコンも使用したので上出来の数値ですね。


軽くボディを拭いてから、ボンネットを開いたまま冷却します。


冷めたらカバーを掛けて、おやすみなさい。


今回の戦利品です。
ことぶき号用にインテークダクトとリザーバータンク


青ポール号用に、ドアエスカッションとペダルパッド



今回のP&S夏祭りでは貴重な経験と素晴らしい思い出ができました。このような機会を下さった関係各位、並びに でろい屋さんには心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
Posted at 2019/08/12 19:32:18 | コメント(7) | トラックバック(0)
2019年07月05日 イイね!

R30の謎31

R30の謎31R30の前期型(GT・RS系)には3種類のテールランプが存在すると言われています。その違いは見た目でも分かる程で、リアビューの雰囲気までも変えてしまうと言っても過言ではありません。よっぽどの不具合やリコール等で部品が変更になったのなら正当な理由ですが、どう見ても色合いのみの変更にしか思えないんです。前期型の間にいったい何が起こったのでしょうか?

部品番号も変更されているので、日産の社内でも明らかに別物として認識されている事が分かります。


3種類存在する部品番号は以下の通りです。

タイプ①:26554-14S00(8108-8110)
タイプ②:B6554-14S00(8110-8112)
タイプ③:B6554-14S05(8112-8308)
注:全て右側

しかも度重なる変更が全て昭和56年内って言うのが驚きです。変更しまくったお陰でタイプ①とタイプ②はそれぞれ僅か2ヶ月間しか採用されていません。以上から昭和56年10月にデビューしたRSにはタイプ①が装着された車体は存在せず、昭和56年12月以降に製造された前期型は全てタイプ③が装着されている事になります。また、タイプ②のB6554-14S00は後対応部品番号がB6554-14S05となりますので、後にタイプ③と部品統合されているようです。
R30の販売が開始されたのは昭和56年8月18日ですので、採用期間だけで見るとタイプ①が最短となります。でも製造は先代の販売中から開始されていたと思われますので製造期間として最短なのはタイプ②である事が推測されます。

手持ちの前期型テールランプを引っ張り出してみると、色が違う3種類が出て来ました。

これは通称「ブラックテール」と呼ばれている物です。本当に真っ黒でドーナツ周囲のイチマツ模様も殆ど見えません。最初期にのみ採用されていたと言われています。


裏側には何かの数字が印字されています。最初の数字がハッキリと読み取れませんが、8.12.5と書かれているように見えます。製造年月日が分かりませんが、これはタイプ①なのでしょうか?


こちらはブラックテールに比べるとやや紫がかっているのが分かります。ドーナツ周囲の濃い縁取りとイチマツ模様が確認できます。勝手に「紫テール」と命名しました。


裏側の印字は56.9.5とあります。昭和56年9月5日の製造を意味すると仮定した場合、タイプ①に当てはまります。じゃあこれってブラックテールなんですか??
それ以前にタイプ①が本当にブラックテールなのかどうかも分かりませんし、製造年月日と採用ー廃止の期間が合致するかも微妙なところですよね。


2つを並べてみます。左側がブラックテール、右側が紫テールです。コーヒーゼリーとぶどうゼリーくらいの色の違いがあり、こうして比べてみると一目瞭然ですよね。各部をよーく観察してみても、ブラックテールが日焼けで紫テールになったとは考え難いんですよねー。


この2つのテールランプは前期型ハッチバックの解体車から外した物です。左右で裏側の印字や色合いが違う物が装着されていていた事から、どちらか一方を交換している可能性が濃厚です。今となってはその車体の製造時期も不明ですので、どちらが製造時から装着されていたテールランプなのかも分かりません。

そして現存数としては最多と思われるタイプ③です。昭和57年7月製造の ことぶき号にはこのテールランプが装着されています。ドーナツ周囲の濃い縁取りやイチマツ模様がよりクッキリ目立ち、イチマツ模様の角に色の濃い部分が中途半端に存在するのが特徴的です。中に水でも入ってるんじゃないかと思いますよね。


このテールランプには60.7.31とありますので昭和60年7月31日の製造とすると、後期型になっても製造され続けた物である事が分かります。R30のバン以外の部品はいつ頃まで製造されていたのでしょうか?


参考までに、ことぶき号の助手席側


運転席側です。タイプ③ですよね。


裏側の印字を確認すると、助手席側が57.7.12で運転席側が59.9.20とありました。運転席側はトラックにぶつけられて板金していますので、その際に交換されています。両方ともタイプ③なので左右で色合いに違いはありません。

また、ドーナツ部分に変更は入っていないようで、IKI 4277 JAPANの浮き文字は全て共通です。リフレクター部分も同じようですね。


そしてドーナツの中央部分に裏側から取り付けられているアルミ製のプレートですが、60.7.31と印字のある物だけがそれを固定するネジに緩み防止かコーキングのような処理が施されています。これも改良点なのかもしれませんね。



それにしても、あのイチマツ模様部分の色が違う原因は何なのでしょうか?前期型のテールランプは非分解式ですので、裏側のネジを外しても2枚におろせません。


因みに、前期型のパーキングランプはそれ専用の豆電球が光りますので外側のみ電球の差し込み口が2箇所あります。それでもストップランプやスモールランプ点灯時には綺麗に丸く光るように、オフセットした分を考慮して電球を斜めに取り付けてダブル球の光源を中心に配置しています。意外に凝ってますよね。


また、前期型テールランプのメッキ線はステンレス板をプレスして作られています。後期型のようにプラスチックをメッキした物とは異なりますのでメッキ錆びが発生しにくい構造です。


スタッドボルトの固定方法もしっかりしています。後期型のようにローレット加工をしたボルトを打ち込んであるような製法と違ってスッポ抜ける事もありません。


そしてテールランプの裏側に取り付けられているトリムを固定するステーなんですが、ブラックテールだけが肉厚なんです(写真右側)。厚さにして倍近くあります。頑丈過ぎるって事で途中から薄くされたのでしょうか?それとも厚いのはハッチバック専用品なんて事は??そうなってくると紫テールが交換された側って事に???
仮説の上に仮説を立てているので訳が分からなくなってきました。


少し脱線しましたが、イチマツ模様の裏側を確認する為に周囲のゴムをめくってみます。

ブラックテールです。表面から見るとあんなに黒いのに、素材としては濃い紫色のようです。


紫テールです。ブラックテールに比べると色が明るいですね。


タイプ③です。あれ?シルバー塗装されていますよ!


何と、タイプ③は裏側がシルバー塗装されていました。これによって紫テールよりも更に明るい紫色になってイチマツ模様がよりクッキリ見える訳ですね。そして角の部分は素材に厚みがある場所の色が濃く見えていると想像できます。そしてこの空間には外部から水が浸入しますので裏側はかなり汚れています。

しかし、何故に途中から裏側がシルバー塗装されたのでしょうか?ブラックテールと紫テールが別々に存在すると仮定して、勝手にストーリーを考えてみました。


精悍なブラックテールでR30シリーズをスタート

多彩な車体色の中で、ブラックテールだと黒過ぎて似合わない色がある事が判明

少し色を薄くしてどんな車体色にでも溶け込むように変更(紫テールの誕生)

色を薄くした事でパッキンの隙間から裏側に入った水滴や汚れが表からも見えるようになってしまった

裏側をシルバー塗装する事で汚れが透けて見える問題を解決(タイプ③の誕生)

特に不具合の報告は無いので前期型のテールランプは完成


全くもって勝手な解釈ですが、こうなると紫テールを装着された車体だけが機能的に貧乏クジを引いている事になりますよね。あくまでも紫テールが本当に存在した場合の話しですが。

変更に変更を重ねて最終的には裏側をシルバー塗装して安定供給となった前期型テールランプは昭和58年8月のマイナーチェンジをもって廃止されました。各部の作り込みの良さから、製品的にはかなりコストが掛かっている事が分かったものの変更点の核心に迄は迫れませんでした。またタイプ②はどんな造りなのでしょうか?そしてブラックテールはどのタイプに属するのでしょうか?謎は深まるばかりです。


何故こうなったのか今や誰にも分からない・・・。何故か3種類も存在する、謎がいっぱいの前期型テールランプでした。
Posted at 2019/07/05 22:23:30 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「青ポール号のお受験です。無事に受かりますように。」
何シテル?   04/14 18:47
北信州に生息しております”田んぼES”と申します。 前期・後期・グレード問わず、R30スカイラインが大好きです。中でもターボGT系のポール・ニューマン バ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

愛車一覧

日産 スカイライン 青ポール号 (日産 スカイライン)
R30の中でもポール・ニューマン バージョンが持つ独特の雰囲気が好きでした。この車は子供 ...
日産 スカイライン 白ポール号 (日産 スカイライン)
どうしても、どーしてもポール・ニューマン バージョンの4ドア4ATが欲しくて、オークショ ...
日産 スカイライン ことぶき号 (日産 スカイライン)
父親のRSです。主に冠婚葬祭や温泉ドライブに活躍しています。私とは保育園の頃からの付き合 ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation