
良い例えから程遠い駐車。
人としてどうなんでしょうね〜。
ではなく・・・免許更新へ行ったら満車なのでここへ止めろと指示。
で、帰ってきたらこのありさま。
なんか悪いことしてるみたいやん!と思ったのも数年前のこと。
リアビューとか懐かしすぎるし、2本出しマフラー(笑)
最近じゃ珍しくもなんとも無いですけどね。
免許を取って12年。ロードスターに座って12年。
最近になってよく昔を思い出す。
新車だったな。
うっかり乗る事になったな。
NB1だったな。
たくさんアホなことをしたな。
ロードスターを乗る上で必ずあるものが2つあった。
乗るときはいつも楽しそうに運転する父。
アホな親父が乗ってみたいがために
新車で姉に買うように誘導した。
それがこの赤いロードスターの始まり。
この当時、僕はオープンカーなんて興味はなかったが
スポーツカーには興味が芽生えていた。
が、ダイレクトに伝わるロードスターの動き
ハンドル切ったら切った分曲がっていく感覚。
助手席でも感動したものです。
いつしかロードスターに乗ることが夢というか
僕の将来では決定事項だった。
そして必ずと言っても過言ではないくらい
助手席というか車内のどこかにいたのは
当時付き合っていた彼女
ではなくこの子だった。
膝の上でも座席の上でも
どこへ行くのかワクワクした表情でいつもキョロキョロ。
その視線の先には知らない世界がある。
そう語りかけるようだった。
ちなみにその当時の彼女はですな。
なぜこんな車に乗って移動をせにゃならんのだっていう
夢も希望も何もない視線だった(大爆笑喝采)
当然、ワンコの方が乗った回数ははるかに多い。
いろいろあった上にこれに気づいた僕は・・・何も言うまい。
どれもこれも記憶にあるので順位というのはないですが
淡路島の帰り道。
ちょっとした理由で友達の乗るNB8のロードスターを運転して
三重の方まで走っている最中。
E⚫︎Cゲートをくぐる手前で助手席にワンコを乗せて
ぎっくり腰から2週間の父親が右側レーンへ入ってきて
おっ!と思い2速で踏み込んだ瞬間にぶっちぎられた。
はぇ〜〜〜俺の車はえーなーーーー。本当にNB6かよ。
ていうか、なんだあの親父。
と思ったのも、もう3年前かな。
いつも楽しく運転している姿は父そのものだった。
またそういった遠くへ大人しく助手席に座る犬もまたそのものだった。
そしてその姿をみて、楽しいと思う僕がいた。
父・僕・犬 その中心には必ずロードスターがいたんだ。
最近そう痛感する。
が、今年初めに父と犬と永遠の別れをし
「また行こう」と言った楽しいあの空間は再び訪れることはなかった。
きっと楽しいロードスター生活もこのまま幕を降ろすと思っていた。
去年、結婚同棲を始めてもうすぐ1年。
会って3回目のデートで、この人と結婚する!と勢いで決めて
それからまあ・・・共存に対する壁がいくつかあったわけですが
両方が歩み寄るにつれて予想外の展開が次々現れていく。
去年の僕にとっては予想外すぎる。
奇跡と言いたくなるマニュアル免許持ち。
その事実を把握したのは知り合って3ヶ月くらいだったか。
思わず「ファイッ!?」と変な発音で聞いた。
でも、運転は得意じゃないしマニュアルなんて二度と運転しない。
と断言していた2年ほど前。
ロードスターで移動は・・・ちょっとね〜〜みたいな。
はいはいお決まりの事実ですよ、はーはーはー。
(モンスターのような自分の車を見る)
去年の話ですが
次に乗るならマニュアル車だね。
と、マニュアル車を買うよう強要し始める。
今年2月頃。
実家に止めてあったロードスターを移動してみる。
と、エンジンをかけて移動させる妻。
壊れたロードスターを直すように怒ってきた。
いつだったか、ロードスターの座席は
ホールド感が落ち着いて好きだと言い始める。
出かけるのはロードスターが当たり前になってきた。
絶対にあけないと言っていた屋根を
開けても文句を言わなかった。
移動させる為にエンジンをかけて置いてあったら
突然車がバックしてきて、一生懸命一人で操る妻の姿があった。
そして今月始め。
涼しい夜のドライブで突然
「オープン日和だね」と意味不明なことを言い始めた。
腹痛で体調が悪くなり始めていた僕はもちろん屋根を開けた。
いつしか、また違う楽しく幸せな空間を作り出していた。
この赤いロードスターには何かいるのかもしれない。
そして、妻だけはこの赤いロードスターを見ても
不要な車扱いをせず、大切な生活の一部と認識してくれた。
以前、ちょっとねーというのは
赤い派手な車での移動がとても恥ずかしかったらしい。
今では何もなかったかのように自然な。
屋根を開けて走り始めて僕は
またいつか、こういう車で妻と出掛けたいと思い。
「この車じゃ無いにしても、またいつかこうして何処かへ行きたい。」
妻は普通に「(それは)あるでしょ」
またロードスターが中心にいる気がした。
間違いなくそこにいる。
未来に希望をもって、夢を持ち、最後と決めた車検へ送り出した。
風は西からを聞きながら・・・。
中部ミーティング。気が付いたら終わってたなぁ〜。
まー・・・いいかぁ〜〜。
Posted at 2017/09/20 00:29:17 | |
トラックバック(0) | 日記