Vmax17 BlueishPurple フロント周り微調整
目的
修理・故障・メンテナンス
作業
DIY
難易度
初級
作業時間
6時間以内
1
前回の整備手帳で1Gで締めたのですが、手応えがあまり良くありませんでした。相変わらずステアリングが重たいです。
1Gの掛け方を変えて組む手順を考えながら微調整してみました。結果ハンドリングが60th annivのように軽快になりましたので、今後のために整備記録として残しておきます。
今日は考えながら組んで写真を残すのを忘れていましたので、昨日の写真を使いまわしながらアップします。
A: 1Gのかけかた
A1 正解)ボトムブリッジのみをつけて、フロントスタンドで車体をリフトアップして1Gとする。
フロントスタンドのみだと、ステアリングポストの中でシャフトが前側に傾くため、オイルパンを軽くジャッキアップすることでシャフトの前傾を防ぐ。
誤り)写真に示す昨日の作業のようにタイヤ、フロントフォークを入れて、トップブリッジを入れない状態で荷重をかけた
2
ジャッキアップする高さ:下側ステムベアリングに少し荷重がかかる程度とする
A2 この状態で、lower ring nutを手で締めて行って硬くなってきたら、ジャッキを外しフロントスタンドのみで車体を支える状態にする(すべての作業工程を通して指示がない限りリアスタンドはかけたまま)
A3 Lower ring nutを52Nmで締める:トップ/ボトムブリッジのテーパーローラーベアリングを与圧して正しい位置にセットするのが目的。
A4 再度軽くジャッキアップ;lower ring nutを緩めた時に再度ベアリングの位置がずれるのを防ぐため。フロントスタンドに荷重がほぼかからなくなる程度にジャッキアップする。
A5 Lower ring nutをいったん緩める、完全に緩めるのではなく、nutが手で回る程度まで緩める。完全に緩めていないためトップ/ボトムベアリングは与圧時の位置からが動かないはず。
A6 ジャッキを下ろし、フロントスタンドのみで車体を再度支え、1Gの荷重をかける。
A7 Lower ring nutを指定の18Nmで締結
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B. Top bridge組み付け
B1 Upper bracketを入れてsteering stem nutを手で締めて仮止め。フロントフォークをbottom bridge/top bridge間で正しい位置で保持することが目的のため仮止めでOK。
B2 フロントフォークを入れてlower bracket pinch boltsのみを23Nmで締める、Upper bracket pinch boltは締めずにトップブリッジが自由に動けるようにする。
B3 steering stem nutを115Nmで締める。top bridgeはフロントフォークに沿って自由に動けるはずなので、少し下にさがった状態で位置ぎめ完了
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C フロントフォーク組み付け
C1 フロントフォークの高さを合わせてLower bracket pinch boltsだけを指定トルクで締め付け
C2 ホイール、ブレーキを組む、Front wheel axle pinch boltsは締めなくてもいい。
C3 フロントスタンド、リアスタンドから車体を下ろして、フロントブレーキをかけてフロントフォークを数回伸縮させてなじませ、フロントフォークの突き出し量を1G状態に戻す。
C4 再度、リア/フロントスタンドをかけて、車体をあげてブレーキ・ホイールを外し
C5 フロントフォークの高さを合わせて入れて、lower/upper bracket pinch boltsを指定トルクで締め付け
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D ホイール取り付け
D1 フロントホイール、ブレーキをつける。キャリパーのみ指定トルクの35Nmで締め付け。アクスルナットやFront wheel axle pinch boltはてで締める程度。
D2 フロントスタンド/リアスタンドを下ろし、ブレーキをかけてフロントに荷重を数回かける。
D3 アクスルナットを指定トルクの81Nmで締結。アクスルピンチボルトも21Nmの指定トルクで、図の指示に従い締結
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ともあれ、気持ちの良い状態になって満足です。60th annivを乗らなければこのような不具合に気がつくこともなかったでしょうし、良かったと思います。
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