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①純正品以上に高性能であること
②クラッチミートが容易であること
③ストリート・サーキットでよりドライビングを愉しめること
④部品の安定供給と適正価格
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↑の画像のようなクラッチシステムの理想を追求して、これらのコンセプトのそれぞれを''具体的''に考えてみます。
① → 耐久性の向上、エンジンレスポンスの向上
② → 必要な「圧着力」に対して、クラッチディスクの材質・クラッチ構造の適正な選定
③ → エンジンレスポンスの向上、シフトチェンジの際にF1マチックのようにギアが確実に入ること
④ → クラッチメーカーの協力
また、これらのコンセプトをF355で具体化するクラッチ構成を''技術的''にも検討してみます。
① → ○○○○ディスクの採用、クラッチディスク・カバーおよびフライホイールの小径化
② → ○○○○ディスクの採用、多板ディスクの採用
③ → ○○○○ディスク・カバーおよびフライホイール総重量の軽量化
④ → クラッチメーカーの努力目標
そのうえで個別にメリットを考えてみると・・・
■○○○○ディスクの採用のメリット
・○○○○の特性から、シフトショックを吸収するダンパーをクラッチディスクもしくはフライホイール
に装着する必要性が無くなる。
・上記の特性からノーマルフライホイールの衝撃吸収特殊構造に依存する必要性が無くなり、フライホイ
ール製作の自由度が増す
・フライホイール・クラッチディスクの耐久性が向上する
・オーガニック・メタル素材以上に軽量になる
・軽量化・小径化による低慣性化により、シンクロ負担が軽減してクイックなシフトチェンジが容易にな
る
・メタル素材よりジャダー症状が減少する
※「○○○○は滑る・・・」という評判もありますが、色々と聞き取り調査してみると、症状の出るクラ
ッチメーカーとそうでないメーカーがあるようです。
■軽量化・小径化するメリット
・エンジンレスポンスが向上する
・ギアの入りが良くなりシフトチェンジが容易になる
■多板化するメリット
・圧着力設定が同じであれば、シングルディスクと比較してクラッチ踏力が軽くなる
こんな理想的なクラッチを数年前から装着したかったのですが、Ferrariという特異な車種がゆえにこれまで製品化されることはありませんでした・・・。
Posted at 2009/04/23 23:24:10 | |
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Clutch | 日記