
エンジンルームにある「斜めに入った補強バー」が印象的な「348GT CORSA competizione」・・・。
ご存知のとおり、348とF355のシャーシの基本構造は同一ですが、F355が登場した際には前後フレームが強化され、特にリアに関してはその設計が大きく変更になりました。
F355と348の狭間に存在するのが「348GT CORSA competizione」ですが、348のリアセクションにはサーキットを走行するうえで若干の剛性不足が存在したのか、GTCにおいては大きな補強が施されているので、後のF355のリアフレーム設計において大きな役割を果たしたものと思われます。
稀に、先の補強バーだけを追加したり、Cピラー内にロールバーだけを追加して補強しているケースがありますが、それぞれのバーが↓の実車のように全て揃うからこそ機能する部品・・・。

補強の基本は△を作ることなので、3本のバーが車両の左右に追加されることで、少なくとも9面の△が形成されています。
また、象徴的なエンジンルームにある「斜めに入った補強バー」の形状は、この手の補強のお手本とも言える作りで、バルクヘッド側パイプ端はボルトオンに適した形状で製作され、応力作用が十分に考えられている点は言うまでもありません。
私のchallengeのリアガラス(3面)をLEXANへ変更した際は、この3本の補強を追加する絶好の機会でしたが、F355の場合はエンジン側の補強パイプがサージタンクに当たることが判明し、やむなく断念せざるを得なくなりました・・・。
手を抜くことなくレーシングマシンコンストラクターとしてのノウハウが投入されている点は、さすがFerrariであり、アフターパーツと一線を画す作りに''本物''としての存在感が際立ちます。




Posted at 2010/11/30 23:32:33 | |
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