
様々な業界に「匠」と呼ばれる方がいらっしゃいますが、最近は少なくなっているような・・・。
しかし、探せば見つかるもので、そんな方の仕事ぶりには実に''惚れて''しまうものです。
288GTO以降、様々なモデルに装着されている「Scuderia Ferrari」の七宝焼エンブレム・・・。
私も例に漏れずこのエンブレムに興味を持った一人です。
七宝焼エンブレムは様々な車種用が存在しますが、後付された車両を観察してみると「348/F355用」をF355に装着しているケースは少なく、そのほとんどが「F40用」・・・。
また、エンブレムは左右で別部品ですが、どちらかのエンブレムを両フェンダーに装着しているケースも・・・。
2000年当時は「348/F355用」がCornes以外で流通していなかったこともあり、仕方なく取り寄せて約16万円(左右)を払う羽目になりました。
そして、一番の問題は、「この七宝焼エンブレムを''どのように取り付けるか?」です。
↓の2枚の写真は、共に七宝焼エンブレムを後付したフェンダーの裏側ですが、そこには取付方法に大きな違いが・・・。
左側は、フェンダーを七宝焼エンブレムの形に切り取り、そのままオフセットして裏面をシーラーで接着し、表面をパテで成型して取り付けたケース・・・。
右側は、フェンダーを''板金加工''して取り付けたケースで、ラウンドしているフェンダーを叩いて七宝焼エンブレムの形に凹ます''職人技''です。
↓の作業風景を見たときは、その技術に感動さえ覚えるほど・・・。
作業中の職人さんに叩くコツを聞いたところ、何でも「叩く順番が最も重要・・・」とのことで、何時間も叩き続けるその仕事に尊敬の念を抱いたことは言うまでもありません・・・。
最近は、どの業界も''匠''が減り、この作業のような熟練による''板金加工''を期待出来る業者さんは減ってしまいました・・・。
今では、一枚の鉄板やアルミ板から叩いたり引っ張ったりしてフェンダーやフードを製作する光景を見る機会はほどんどありません・・・。
これらの相当な技術を要する''板金作業''を行う「
わたびき」の職人さんには、心から感謝です!
最後に純正スカリエッティープログラムで装着された写真を・・・。
エンブレムの取付アライメントは、フェンダーラインとウインカーの間で1:2です。

Posted at 2009/08/12 17:30:13 | |
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