
今回の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)では、一次災害だけでなく重大な二次災害も発生した。
そして、この二次災害において本来であれば東京電力職員が負わなくてはならない職務を「
中央特殊武器防護隊」が遂行している。
国益を守るために命を懸けて過酷な作業に精励する姿勢には、心から感謝と御礼申し上げたい。
このような事態の下で出来ることは、報道に耳を傾け、状況をモニターすること。
ご存知のとおり14日午前11時1分ごろ、12日の1号機に続いて福島第1原子力発電所の3号機で水素爆発が発生。
当時の風向きは、北方向。
福島原発の北に存在する女川原発での空間放射線量率(nGy
/h)の時間推移を↓に示す。
そして、14日午後11時ごろには同原発2号機で水素爆発を誘発する燃料棒の露出が再び起こる。
また、
こちらの報道によれば15日午前0時から放射性物質を多く排出するドライベントが行われていたようだ。
この時間帯の風向きは、南方向。
福島原発の南に存在する茨城付近の空間放射線量率(nGy
/h)の時間推移を↓に示す。

ちなみに、単位換算表と一般的な放射線量は↓のとおり。
一番数値が高い地域の3817(nGy
/h)を単位換算すると約0.003(ミリシーベルト
/h)で、この数値は瞬間ではなく
その場所に1時間居続けたときの放射線量である。
※ マスコミ報道では、「ミリシーベルト」といった表記が一般的だが、正確には「ミリシーベルト
毎時」という表現方法が正しく、不適切な表現で誤解を生むミスリードが行われ世間が混乱している。
アナウンサーが目前を通過するクルマを「このクルマは100キロ走りました」と言っているようなもので、100kmと100km
/hでは意味が異なるように、走行距離と速度を区別しない表現と同類である。

同様に神奈川の時間推移を↓に示す。
参考までに東京から福島第1原発までの距離は↓のとおり。
福島第1の2号機だけでなく、福島第2原発も含めて一刻も早い「安全宣言」を期待したいものである。
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Posted at 2011/03/15 06:36:57 | |
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