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2009年10月01日 イイね!

冷却が欲しい・・・その⑥

 F355のマニュアルによれば、

  ・電動ファン 88±2℃で作動・82℃±2℃で停止
  ・サーモスタット 80~85℃開き始める

 とのことで、Ferrari社のF355に関する水温管理を示しています。

 エンジン水温の適正温度は80℃と言われていますが、サーモスタットや電動ファンの動きを見る限り、やはりこの水温での管理に努めているようです。

 昨今ではローテンプサーモなるものが様々な車種用で発売されていますが、水温上昇時間を稼ぐことは出来ても、絶対水温を下げることは・・・。
 challengeでは、サーモスタットが外され直結になっていますが、ローテンプサーモ同様に水温上昇時間を遅らせる効力しかありませんので、絶対水温を下げるのであればラヂエターの容量を上げる必要があります。

イラスト 31・32・33番



 また、F355で興味深いのは、水温計同様に油温計の目盛間隔・・・。

 水温計は10℃刻みですが、油温計は15℃刻みになっています。
 オイルメーカーの言葉を借りれば、油温の使用可能温度は70℃から130℃なので、この温度領域での視認性を良くするための表示間隔なのでしょう。


Posted at 2009/10/01 22:12:59 | コメント(2) | トラックバック(0) | Cooling | 日記
2009年09月16日 イイね!

冷却が欲しい・・・その⑤

 これまでに左右合わせて3枚交換したラヂエター・・・。

 純正のラヂエターは''真鍮製''のオーソドックスな量産品ですが、今では''アルミ製''ラヂエターの性能が向上・進化して主流になっています。



 純正ラヂエターのネックは、真鍮製の「ラヂエターコア」と樹脂製の「アッパー・ロアタンク」の接合部・・・。
 水温計が90℃を少しでも超えることがあった際に、ドアを開けてサイドシルのラヂエターインテークを覗いて見てみると、溶接ではなくカシメてあるこの接合部から必ず''お漏らし''が発生していました・・・。

 その度にラヂエターを交換するのですが、ここにも価格高騰の波が押し寄せ、今では倍の価格になっています。


 ・パーツ品質の向上
 ・冷却性能の向上
 ・適正価格

 あくまでも''費用対効果''の問題ですが、上記の要件を満たしたパーツであれば、その対価として費用が発生しても喜んで?部品代を払いたいものです。
 しかし、性能に見合わない高騰した部品代を支払っても''以前と性能が何も変わらない''というのであれば、私にとってそれは実に後ろ向きな費用でしかありません・・・。
Posted at 2009/09/16 14:21:51 | コメント(1) | トラックバック(0) | Cooling | 日記
2009年09月15日 イイね!

冷却が欲しい・・・その④

 F355challengeに98年から追加された「ギアボックスオイルクーラー」・・・。

 ギアとデフの油温は、ギアボックスオイルポンプにあるサーモバルブが開閉して、↓の「ヒートエクスチェンジャー」でエンジン冷却水により温度がコントロールされています。



 しかし、この温度コントロールシステムではサーキット走行でのギア/デフの油温上昇までは対応出来ないので、challengeでは「ヒートエクスチェンジャー」を外して「ギアボックスオイルクーラー」を左フロントバンパー内に新設して、ギアとデフの油温を下げています。


 エンジンの''水温・油温''とギア/デフの''油温''との相関関係が見てとれます。

Posted at 2009/09/15 13:48:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | Cooling | 日記
2009年08月09日 イイね!

冷却が欲しい・・・その③

 F355とF355challengeの冷却系パーツは左右で↓のように配置され、冷却風の流れは以下の順序になっています。


F355

 コンデンサー          ラヂエター
    ↓               ↓
  ラヂエター         オイルクーラー




F355challenge

  ラヂエター           ラヂエター
    ↓                ↓
 オイルクーラー        オイルクーラー





 F355・F355challenge共に冷却効率が高い''フロント''ではなく''ボディーサイド''に配置され、いずれも冷却系パーツが''二枚重ね''で装着されています。
 特に後側のオイルクーラー等は、ダイレクトに風を受ける訳ではないので、冷却性能には厳しい環境です。


 以上のことから、Ferrari社はオイル系統の冷却対策として、以下の冷却パーツを順次追加してバージョンアップを図った歴史があります。

 F355challengeは、96年まではF355と同じ冷却系統でしたが、97年から左側にオイルクーラーが追加され、ダブルオイルクーラーに変更されました。
 
 そして、冷却効率を少しでも上げるために、電動ファン後方のインナーフェンダーを大きくカットして網へ変更して冷却風を抜く対策(no,11)が行われると同時に、オイルクーラーと電動ファンの間にはアルミ製のシェラウド(no,4)が用意され、全ての冷却風を電動ファンで抜き取る工夫が施されています。

 このあたりの細かい処理は、レース経験豊富なFerrari社たる所以です!

 また、高温になるミッションオイルも水温や油温を上げる要因になりますので、98年からはギアボックスクーラーまでが増設されることに・・・。


 しかし、日本の高温多湿な夏前後の気候では''もう少し''冷却性能が欲しい・・・。




Posted at 2009/08/09 15:34:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | Cooling | 日記
2009年08月06日 イイね!

冷却が欲しい・・・その②

冷却が欲しい・・・その② NISMOのエンジニアの教えでは、「水温は80℃、油温は110℃です」とのこと・・・。


 S-GT・GT500車両の走行時の温度は、基本的に上記の温度で管理されているそうです。




 ↑は、GT500のRBエンジンですが、オイルクーラーは写真左にあるこの小さなオイルクーラーだけ!
 最初は耳を疑いましたが、''空冷''のオイルクーラーではなく''水冷''だそうです。
 ラヂエターでガンガンに冷やした水を使い油温を下げているそうで、こんなに小さいオイルクーラーですが適正油温を維持出来るのだとか・・・。

 水温と油温の関係は、''水と油''の関係ではなく比例の関係・・・。
 油温を冷やすために水温も冷やすことは、温度管理方法のひとつの例です!


Posted at 2009/08/06 23:41:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | Cooling | 日記

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