
F355challengeのサスペンションとは・・・?
前回にサスペンションのスペックをご紹介しましたが、そのフィーリングとは・・・。
サスペンションはタイヤを含めてサスペンションなので、これまでに経験したタイヤ銘柄別のフィーリングを・・・。
■Pirelli 「P-Zero」
F355の純正装着タイヤですが、challengeの39kgf/mmというスプリングに対してサイドウォールの剛性が不足しているので、タイヤ内圧を上げてもスプリングが縮まず、タイヤだけがフニャフニャと動く印象なので接地感が無く、challengeスプリングとのマッチングは決して良いものではありません・・・。
■Pirelli 「P-Zero-rain」
タイヤパターンは「P-Zero」そのものですが、通称''W5''と呼ばれ、サイドウォールに黄色の文字で''W5''と印字されたレインタイヤです。
ウェット路面でのフィーリングは当然良いものの、「P-Zero」以上にサイドウォールの剛性が軟らかいので、ドライ路面ではchallengeスプリングと全くマッチせず、ハイペースで走るとクルマの動きが予測出来ずに恐怖感を覚えるほどの印象です・・・。
■Pirelli 「P-Zero-C」
サーキットユースを想定したPirelli社のスポーツタイヤですが、硬めのコンパウンドとスリックに近いサイドウォール構造のため剛性感が高く、challengeサスペンションとのフィーリングは極めて上々です・・・。
■Pirelli 「P-Zero-CORSA」
サーキットユースを想定したPirelli社のスポーツタイヤですが、「P-Zero-C」と比較して公道よりでの使用に重点を置いたためかサイドウォールの剛性感が低くなり、challengeサスペンションとのマッチングは「P-Zero」寄りの印象です・・・。
■Pirelli 「P-Zero-SLICK」
このタイヤでchallengeサスペンションのセッティングが行われたことから、接地感・グリップ・操安性の全てがベストフィーリング・・・。
''水を得た魚''とはこの事で、理想的な走りが可能になるだけでなく、愉しくて仕方ない組み合わせです。
■DUNLOP 「SLICK-Radial」
「P-Zero-SLICK」とのマッチングと比較すると勝る性能が無い印象で、このスリックの良さを引き出すためにはサスペンションの見直しを検討せざるを得ない雰囲気・・・。
■BRIDGESTONE 「55S」
公道でも履くタイヤであることを前提とすると、challengeサスペンションに最もマッチすると思えるタイヤで、''縦''の性能はスリックに敵わないものの、同日に富士で履き比べてみた限りでは''横''の印象がDUNLOP「SLICK-Radial」とほとんど変わらないので、少ない選択肢の中ではベストフィーリング・・・。
サスペンションのスペックが同じでも、タイヤによって走行フィーリングは大きく変わり、サスペンションとタイヤのマッチングが良好な時にそれぞれのパフォーマンスが最大限に発揮されることを体験すると、レースを前提としたセッティングが施されている車輌ほど、よりタイヤ選択の重要性が存在するという事を気付かされました。
また、F355challengeでサーキットを走りタイムを追求すると、''サスペンションに合わせてタイヤ選択を行う''のか?それとも''タイヤに合わせてサスペンションセッティングを施す''のか?という点をchallengeから問われましたが、これからもそれぞれを経験して実際に試してみたいと思います。
Posted at 2009/11/16 23:24:35 | |
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F355challenge | 日記