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2009年08月12日 イイね!

''匠''の板金・・・

''匠''の板金・・・ 様々な業界に「匠」と呼ばれる方がいらっしゃいますが、最近は少なくなっているような・・・。

 しかし、探せば見つかるもので、そんな方の仕事ぶりには実に''惚れて''しまうものです。








 288GTO以降、様々なモデルに装着されている「Scuderia Ferrari」の七宝焼エンブレム・・・。
 私も例に漏れずこのエンブレムに興味を持った一人です。

 七宝焼エンブレムは様々な車種用が存在しますが、後付された車両を観察してみると「348/F355用」をF355に装着しているケースは少なく、そのほとんどが「F40用」・・・。
 また、エンブレムは左右で別部品ですが、どちらかのエンブレムを両フェンダーに装着しているケースも・・・。

 2000年当時は「348/F355用」がCornes以外で流通していなかったこともあり、仕方なく取り寄せて約16万円(左右)を払う羽目になりました。


 
 そして、一番の問題は、「この七宝焼エンブレムを''どのように取り付けるか?」です。


 ↓の2枚の写真は、共に七宝焼エンブレムを後付したフェンダーの裏側ですが、そこには取付方法に大きな違いが・・・。
 左側は、フェンダーを七宝焼エンブレムの形に切り取り、そのままオフセットして裏面をシーラーで接着し、表面をパテで成型して取り付けたケース・・・。
 右側は、フェンダーを''板金加工''して取り付けたケースで、ラウンドしているフェンダーを叩いて七宝焼エンブレムの形に凹ます''職人技''です。




 ↓の作業風景を見たときは、その技術に感動さえ覚えるほど・・・。
 作業中の職人さんに叩くコツを聞いたところ、何でも「叩く順番が最も重要・・・」とのことで、何時間も叩き続けるその仕事に尊敬の念を抱いたことは言うまでもありません・・・。




 最近は、どの業界も''匠''が減り、この作業のような熟練による''板金加工''を期待出来る業者さんは減ってしまいました・・・。
 今では、一枚の鉄板やアルミ板から叩いたり引っ張ったりしてフェンダーやフードを製作する光景を見る機会はほどんどありません・・・。

 これらの相当な技術を要する''板金作業''を行う「わたびき」の職人さんには、心から感謝です!




 最後に純正スカリエッティープログラムで装着された写真を・・・。
 エンブレムの取付アライメントは、フェンダーラインとウインカーの間で1:2です。
Posted at 2009/08/12 17:30:13 | コメント(3) | トラックバック(0) | Body | 日記
2009年08月10日 イイね!

夏休み自由研究課題 その①

夏休み自由研究課題 その① さあ夏休みです!
 買って読んで、大人も勉強しましょう!(笑)

 詳しくは、こちらでどうぞ・・・。
















Posted at 2009/08/10 11:23:36 | コメント(1) | トラックバック(1) | Suspension | 日記
2009年08月09日 イイね!

冷却が欲しい・・・その③

 F355とF355challengeの冷却系パーツは左右で↓のように配置され、冷却風の流れは以下の順序になっています。


F355

 コンデンサー          ラヂエター
    ↓               ↓
  ラヂエター         オイルクーラー




F355challenge

  ラヂエター           ラヂエター
    ↓                ↓
 オイルクーラー        オイルクーラー





 F355・F355challenge共に冷却効率が高い''フロント''ではなく''ボディーサイド''に配置され、いずれも冷却系パーツが''二枚重ね''で装着されています。
 特に後側のオイルクーラー等は、ダイレクトに風を受ける訳ではないので、冷却性能には厳しい環境です。


 以上のことから、Ferrari社はオイル系統の冷却対策として、以下の冷却パーツを順次追加してバージョンアップを図った歴史があります。

 F355challengeは、96年まではF355と同じ冷却系統でしたが、97年から左側にオイルクーラーが追加され、ダブルオイルクーラーに変更されました。
 
 そして、冷却効率を少しでも上げるために、電動ファン後方のインナーフェンダーを大きくカットして網へ変更して冷却風を抜く対策(no,11)が行われると同時に、オイルクーラーと電動ファンの間にはアルミ製のシェラウド(no,4)が用意され、全ての冷却風を電動ファンで抜き取る工夫が施されています。

 このあたりの細かい処理は、レース経験豊富なFerrari社たる所以です!

 また、高温になるミッションオイルも水温や油温を上げる要因になりますので、98年からはギアボックスクーラーまでが増設されることに・・・。


 しかし、日本の高温多湿な夏前後の気候では''もう少し''冷却性能が欲しい・・・。




Posted at 2009/08/09 15:34:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | Cooling | 日記
2009年08月06日 イイね!

冷却が欲しい・・・その②

冷却が欲しい・・・その② NISMOのエンジニアの教えでは、「水温は80℃、油温は110℃です」とのこと・・・。


 S-GT・GT500車両の走行時の温度は、基本的に上記の温度で管理されているそうです。




 ↑は、GT500のRBエンジンですが、オイルクーラーは写真左にあるこの小さなオイルクーラーだけ!
 最初は耳を疑いましたが、''空冷''のオイルクーラーではなく''水冷''だそうです。
 ラヂエターでガンガンに冷やした水を使い油温を下げているそうで、こんなに小さいオイルクーラーですが適正油温を維持出来るのだとか・・・。

 水温と油温の関係は、''水と油''の関係ではなく比例の関係・・・。
 油温を冷やすために水温も冷やすことは、温度管理方法のひとつの例です!


Posted at 2009/08/06 23:41:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | Cooling | 日記
2009年08月06日 イイね!

冷却が欲しい・・・その①

冷却が欲しい・・・その① -Ferrariは涼しい''北海道''で開発している?!-


 そんな訳はありませんが、イタリアの緯度は北海道とほぼ一緒・・・。 特にFerrari社があるマラネロの緯度は、北海道の最北端と同じです!





 そのせいなのか分かりませんが、challengeでサーキットを連続周回走行していると、ロードカーベースということもありますが、初夏を迎えるあたりから水温・油温が適正値を超えて上昇が始まります。

 温度管理の甘さからエンジンブローは引き起こしたくないので、冬でも常に水温計・油温計と''睨めっこ''・・・。
 一般道でも、輸入車をそんなに信頼していないので、常に''睨めっこ''です。


 水温計は、基本的にいつも90℃以下・・・。
 90℃を少しでも超えるときは、ラヂエター漏れが始まっていたり、電動ファンのモーターが弱くなっていたりと、必ずどちらかにトラブルが起こっています。
 サーキットでは、初夏のあたりは90℃を超え100℃前後に…。

 油温計は、だいたい100℃前後・・・。
 サーキットでは平均して115℃近辺ですが、初夏のあたりから130℃近くになることも・・・。
 ご存知のとおり、一般的に油温は130℃を超えると油膜切れを起こすと言われていますので、エンジンブローで300万円を用意したくなければ、しっかりと計器を見ておきたくなるもの・・・。
 おまけに、油温センサーはオイルがエンジンに入る前の位置に付いているらしく、オイルがエンジン内の入ったときの温度のことを考えると恐ろしくなります。

 真夏はある程度仕方ないにしても、毎年のFerrari Festival頃の初夏のサーキット走行で水温・油温を安定させたい・・・。

 部品の''供給安定性''と''適正価格''を目指したい・・・。


 ということで、「冷却が欲しい・・・」シリーズがスタート?!


Posted at 2009/08/06 00:17:44 | コメント(2) | トラックバック(0) | Cooling | 日記

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