イグニッションコイル交換

自分のエボには購入当初から社外のイグニッションコイルが装着されていました。プラグ交換の際も特段気にしていなかったのですが、最近アイドリングが不調だったり、車検で排ガスがギリギリ通ったり、どうもフル加速時にフケなかったり、足元からハーレーみたいなゴロゴロした振動が伝わったり、失火している気配がしました。怪しいのはやはりこの謎めいたイグニッションコイル。色々ググってみると、どうやら某オークションで強化イグニッションコイルという謳い文句でかなり以前から販売されている模様。

車種によってはブルーだったり赤だったり、プラグコードも付属して、純正の半値ぐらいで販売されています。

純正新品は二つで（エボはセミダイレクトイグニッションのため、二つ必要）30000円以上する高価なもので、社外では日立製が安く手に入るのですが、それを購入する際、純正についている足の部分を流用しないといけないため、そもそも純正のイグニッションコイルをもっていない自分はやはり純正新品を購入するしかなく……。

そんな折、オークションを散策していると、２ヶ月しか使用してないイグニッションコイルを発見！
送料込みで13000円ほど。
すぐに入札し、交換しました。

取り外した社外品。フラッシュが反射して見にくいですが、刻印を見る限り、どうやら2012年の８月に製造されたようです。

充填されている樹脂部分を見ると劣化して黄変しています。経年劣化していると、ここが汚く濁るとか。それと、何ヵ所か白くなっていてリークしているような場所もありました。

ちなみにこちらが購入した極上中古。２ヶ月使用ですぐに外したとのこと。これまた分かり辛いのですが、樹脂部分は透明で非常に綺麗です。
色々調べると、激安社外コイルは、僅かな走行でリークしたり、あまり耐久性がよろしくないという記事が散見されました。

交換後試乗したのですが、まずアイドリングでエンジン音と排気音が劇的に静かになりました。
そしてフル加速時、回転上昇に淀みがないというか、綺麗に吹け上がります。これには驚きました。
以前はもっとラフな感じで、なんだか重たいハンマーを振り回しているような感じだったのが、交換後は日本刀を振り下ろすような切れ味というか、研ぎ澄まされた感覚があります。パワー感も全域でアップしていて、怖いぐらいでした。

……もっと早く純正に戻しておくべきだと後悔するばかりです。