2023年 4月28日 発売のPENTAXのカメラ
K-3 Mark III Monochrome という機種があるのですが、これがモノクロ撮影専用機という珍しいデジカメ。
そしてPENTAXのカメラは当面(過去に例外はある)Kマウントと呼ばれるシステムで、一眼レフシステムの元祖で、今でもレフ機を造っている。K-3 Mark III Monochrome の製品名の通りK-3 Mark III という製品があって、その派生というか、外観的には寸分たがわず同じメカを共用して、撮像素子だけカラーフィルターの無いモノクロ機種にしてある。
あと、些末な話ですが、2023年発売のカメラにして、マイナーなPENTAX製なのに既にUSB-C式を採用している。一年前の発売のK-3 Mark IIIも勿論USB-C。OMDSやPanasonicが未だにUSB-C化が遅々としている中、モノクロ機なのにここだけ先進的なのもすばらしい。また無駄に2スロット式で、画素もさほど多くないのにSDカードの規格としてはよりハイスピードなタイプ(UHS-II規格)も使える様になっています。動画はやや旧式のH.264形式。最長25分。4K動画も撮れるけれど毎秒30コマという形式(1920x1080までなら60コマも可)。あと5段分程度の光学式五軸手振れ補正もついている。また本体軍艦部のパラメータ表示の液晶画面もついている。これは普及価格帯向けではない証拠。裏面にある液晶は可動部が無く裏面に張り付いて動かない。普及機PENTAX KFにはバリアングル可動液晶を設けているので敢えて高級な本機には液晶を埋め込み式にしています。
PENTAXの一眼レフ機の特徴として、GPS機を取り付ける事が出来る事。ミラーレス機は何台か持って居るのですが、この機能は見たことがない。もしかしたらスマホの連携などで座標が取れるのかも知れないけれど。ところがこのK-3 Mark III MonochromeやK-3 Mark IIIはこの伝統が今も息づいている。オプションでGPS機がまだしっかり売って居ました。
https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/o-gps2/
SONYやキヤノンやNikonでは昔は売っていたがもう終売