2022年09月19日付で
2014年トリシティ(125)と2022年トリシティ125
https://minkara.carview.co.jp/userid/2672772/blog/46402022/
という記事を書いたのですが、その時思ったのは「+16kgは幾ら何でも」という事。125としては重すぎる。これは155と車体を共通化させることで生まれた究極の選択だったのだと思います。つまり法令や保険の様々なメリットを考慮すると125を選ぶユーザーが多いが、本来の性能を出すには155を買ってね、というヤマハの意図というか。
まあ重量増をカバーして「プラス1馬力/1N」分のエンジン改良によるパワーアップはある。元祖には無かったブルーコアエンジンの第二世代。主に第一世代ブルーコアから排出ガス基準や騒音対策を強化したのだとは思うが10%近い出力アップで10%増の重量を駆動するという。それはそれとして。ちょっと気になったのが155版。前回と同じ様に私の乗る旧機種と私の気になった箇所を比較してみたいと思いました。ちなみに上記URLの記事の方も日本正式発売を経て少し改定補強しています。
■2014年9月 EBJ-SE82J
全長 1905
全幅 735
ホイールベース 1310
シート高 780
重量 152
前タイヤ 90/80-14 M/C 43P
後タイヤ 110/90-12 64L
最高出力 8.1(11PS)9,000rpm
トルク 10( 1 kgf・m)5,500rpm
■2023年 認定型式/原動機打刻型式 8BK-SG81J/G3T3E
全長 1,995mm +90mm
全幅 750mm +15mm
ホイールベース 1,410mm +100mm
シート高 770mm -10mm
重量 172kg +20kg
前タイヤ 90/80-14M/C 43P ←同じ
後タイヤ 130/70-13M/C 57P ←大径化
最高出力 11kW(15PS)/8,000r/min +4PS
トルク 14N・m(1.4kgf・m)/6,500r/min +4N
何と! 2014年元祖125トリよりも2023年155トリの方がシート高が1cm低い!
排気量アップは当然エンジン出力を高め、20kgの重量増に4馬力4Nの強化で補って居る。ここまで強いエンジンは125では望めない。125→155の価値もあるというもの。
但し、お値段が税込み155 ABSは 566,500円 。
確か、2014年の当初のお値段が40万円以下だった(35.6 万円)。この21万円のアップは時代、排気量増による車両運送法上の区分の違い、等に鑑みて仕方ないのか。
全長が90mmしか増加していないのにホイールベースが100mm増加している。これはタイヤの扁平率の違いなのか?ショックの立ち方、角度の問題なのか。
■アッカーマンジオメトリー
■ABSが付く事(元祖にはありませんでした)。
■グローブボックスのサービス電源
■幾分増えたメットイン容量(依然として少な目です)。
■現有モデルには無かったオルタネータとスタートモーターの統合した機構で始動がスムーズで強力になる事。
■サイドブレーキも付くわけです。
■キーレスエントリーも採用されています
■Bluetoothでスマホと連動するようです
■灯火類のLED化が進んだ様です
更には155の法的区分を活かすならプラス数万円でETCの装着が必須(付属しない)。これで(どこまでも高速道路を走れるという事ではないが)セコセコと高速道路を避けて通行上の例外となっている下道を探しながら走る必要が無くなり、またツーリングの帰りなど時短する事もできる。
これだけの新装備とメリットを新たに追加して21万円の増という事
あと、スクーターからスクーターですから、もし移行したとして、服装はそのままでも行けるとは思いますが
■ヘルメットは125以下専用の原付用では呼び止められたら切符切られる可能性がある
という事は頭の隅に置いておくべきだと思う。ちょっと前まで半ヘルを特に夏場は愛用して居ました。今は夏でもアライのジェット型にしています。
また、いざと言う時に高速道路に乗り入れる際に、例えば胸当て、背骨ガード、ヒジ、ヒザガード、革手袋、などなど、幾らあっても身体を護るのに護り過ぎという事はない。
まぁ「下道しか走らない」「従来の125と使い方はほぼ変わらない」という場合もあるでしょうし、それでもメリットやベネフィットはあると思います。最低へルメットだけは切符事案という事。
Posted at 2023/06/20 13:37:34 | |
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