大阪っ子湾岸のブログ一覧

引き続きカメラの話題。
今回PanasonicのGH6に採用されたCFexpressカードなんだがブッチギリの高性能規格だった。それは単なるカード規格を超えPCIExpressの規格やM.2 NVMeストレージの規格にも関係するモノらしい。
だがそう言えばリーダーはどんなモノがあるか？と検索してもロクな製品が無い。特に規格がPCIExpressに準ずると言うならばPCIExpressの拡張カードは無いか？と調べたが聞いたこともない無名のメーカーが２社、３千円程度のそっけないカードを出しているだけ。しかも評判があまり良くない。要するに国内メーカーは手を出せないでいる。
同様にPCIExpress規格に準じているはずのThunderbolt3|4のカードリーダーは無いものか？と調べたら「プログレード」と言うメーカーが唯一出していた。PanasonicもSONYもSanDiskも東芝もAppleでさえ出してない。唯一無二のプログレード社製品が１万円を超えている。あとは産業用機器風のラックマウントするようなリーダーがありました。
つまりカードの読み取りしてパソコン内に取り込むためには実質プログレード社製を使うか、USB３xのカードリーダーを使うしかない。そこにはPCIExpressは一切無関係。謳い文句が全然形になってない。
■PCIExpress→変に安くノーブランドのライザカードがあったがレビューが悪評。
■Thunderbolt→正式対応したリーダーは１機種だけ。当然お高い。
■通常のUSB3.x→二、三社から製品が出ているがこれで間に合わせるならPC取り込み時の速度はSDカードのUHS２と大差ない。
ちなみにSDカードの高速規格の方はUHS２と言うモノまで実用化されているがこれはさらに遅くて300MB/sと言うから約３Gbps。つまりUSB３xで十分と言う事に。更にUHS３なる規格も規格上はあるらしい。でもそれも規格策定だけしてほっぽり出してあって実物はSDカード自体が無い。
もう既にCFexpressカード自体は今回のPanasonicGH６以外にもSONYもNikonも Canonも採用していてこの流れは変わらないと思われる。しかしそれは【カメラ内】での撮影時の転送速度として速度が求められているだけで、そちらは割と切実に必要とされるのだが、CFカードやSDカードが今でもそうであるようにフロッピーディスクやCDROM、DVDｰRの様な形でリムーバブルなストレージとして使う、と言うよりも、カメラの中にあってSSD的にある程度「据え置き」で使うと。転送は大して速度は出ないがカメラ自体をPCにUSB3xで接続してチンタラ転送する(或いは更に遅い無線LAN転送)。そんな感じ。だとすると大変お高いこのCFexpressカードは、転送を終えたらデータを一旦全部消去して、当分「リサイクル」して再利用で使うのが順当かも知れない。

ほぼ同時にこの２月リリースされ３月に発売予定のマイクロフォーサーズカメラの話題。
【参照URLに貼りました】が価格コムの予約人気ではGH6が圏外、OMDSは２位に付けて居ます。「お気に入り登録者数」でもOMー1が圧倒。
予約時の価格としてはOMDS OM-1が¥245,520、パナソニックLUMIX GH-6が¥263,340。OMDSは本体プラス指定の同社レンズを購入で３万円キャッシュバック。パナソニックは本体だけでも２万円キャッシュバック。ほぼ同じキャンペーン価格。
前回も自分なりに比較してみましたが、公称の電池持ち時間ではOMDS OM-1の方が長いですね。実際には今となってはUSB-CのPDを受付けるので撮影しながらモバイルバッテリーから給電を受けるなどと言う一昔前には考えられなかった事も実現。
■AFがOMDS OM-1は「1053点(クロスタイプ位相差AF)、1053点(コントラストAF)」でPanasonic LUMIX GH-6は「315点/1点/ピンポイント」。
■連写性能がOMDSが「連写：約10コマ/秒、静音・プロキャプチャー：約20コマ/秒、静音・プロキャプチャー(SH1)：約120コマ/秒」でPanasonicが「メカシャッター/電子先幕時：約14(AFS/MF)約8(AFC)コマ/秒、電子シャッター時：約75(AFS/MF時のみ)コマ/秒」プロキャプチャーと言う飛び道具を駆使してOMDSは圧倒的に枚数多いけれど普通にPanasonicもメカニカルシャッターは優れ、毎秒14コマで電子シャッターでは75枚も。