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レンズを本体も届かないウチに買ってしまいました。
これは(本体未到着の)私としては２つ目のレンズマウント形式であるフジXマウント式のAPS-Cスケールのカメラのレンズです。

名称にある様に焦点距離が10ミリ。APS-C型なので換算15ミリ。「標準レンズは換算50ミリ」と言われますからそれと比してかなり短い焦点距離。つまり被写体と距離が短くても大きなモノや沢山の対象を一望に写せる。逆に少しでも離れるとターゲットが何のつもりなのか、たくさん飛び込んで来る他の物体に紛れてメインのモノが埋没する。

こう言うレンズの写し方の一つのコツとして、ググッと撮影者が被写体に近寄って、最短撮影距離ギリギリにメインの被写体を置き、他のモノと大きく差をつけるとか、商店街の様な真っ直ぐ平行線のある構図を撮って平行線が消滅点に向かって寄っていく図の様な構図を用いたり、広い夜空の星を写すなどの使い道があります。

最大絞りがF４と言う、所謂「小三元レンズ」と同等ですね。外形的には「クッキー」とか「パンケーキ」などと呼ばれる薄い(厚さ25ミリ)レンズの割に、8群12枚と言うやはりちょっとした良いレンズ(お値段相当)の複雑なレンズ構成。メーカー曰くEDレンズを豪華に４枚投入。ちなみに「EDレンズ」とは異常分散レンズと言う。ここで言う「異常」とは「普通ガラス」ならプリズムの様に色により屈折率が異なり虹の分光してしまうのが、分光しないモノを指す。分光するのが正常だから、ほとんど分光しない(多少はする)のは異常だと言う意味です。大きく分光すると虹に幅が出来る。虹が細い線に集束するイメージですね。

最短撮影距離が１０センチ。上記の通りググッと寄って被写体を大きく撮る場合に活きる短い距離だと思います。