関連情報URLに入れて置きましたアスキーの今回の記事は重要。
> Windowsでは、いまだに96DPI(Dot Per Inch)をベースにした表示
これFHD(1920*1080)にしたら大体23インチ程度だそうです。
> あまり目立たない場所にあるが、「設定」→「システム」→「ディスプレイ」にある「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」で倍率を変更できるようになっている。
まあノート型で本体なら一体型だし、デスクトップ型のモニタもおいそれと変更しないから「あまり目立たない場所にある」のは当然です。しかしながら、USB-CのALT DPモードが状況を一変させました。これは主にノートPCについている端子で、外部モニタを増設できる。そしてそれには大型のデスクトップ機用のモニタを付ける使い方もあるけれど、「モバイルモニター」と呼ばれる「ほぼ液晶のみ」のデバイスが登場することになりました。
Amazonなど見ますとこのモバイルモニターは沢山あります。多くはチャイナ製で、USB-CとHDMIを持っている。他にアナログVGAやBNCなど各種のモニター出力を受けて表示する機能のある機種もある。ほとんどの機種はバッテリーは内蔵しない。テレビチューナーもない。USB音源チップを内蔵し、USB信号やHDMI信号に乗せて送られてくるデジタル音声も映像と同時に(アナログ化して)モニタ内蔵のショボいスピーカーか、ヘッドホン端子から出力することができる。大きさとしては下は7インチ程度(もっと小さいモノも)から上は18インチ程度まで。主流はノートパソコンと同程度の13.3インチから15.6インチ。表示画素の主流は1920*1080だが2K(2560*1440)や3K(3200*1800)4K(3840*2160)などもある。こういうイレギュラーな外部モニターをくっつけたり外したりしながら使うのにはこの設定がかなり重要で、この記事にあるような知識を身に着けておかなければ面倒な事になる。
> 72ポイントが1インチに相当するという感じである
私が最初に買ったパソコンはMacintoshClassicと言い、元祖Macintoshと形状がほぼ同じモノでした。そのMacintoshは当時CRTモニタがまさにこの「72DPI」でした。そしてAppleのドットインパクトプリンタも72DPIに最適化されていて、紙に打ち出したモノと画面のモノとがほぼピッタリという事(そのプリンタは買ってない)でした。自分が買った最初のプリンタはHP社のデスクライターという機種で300DPI。Macの1画素を9画素程度で表示していました。
> この96DPIは、実は72DPIを1/3だけ増やしたもの。72DPIの4/3とも言い換えることができる。なぜ1/3を増やしたのか?
Windowsはずっとこの基準解像度でしたね。
> この表示倍率を変更すると、アプリケーションの種類により、動作が違う。たとえば、旧来のWin32アプリには何も通知されないので、表示拡大率が変更されたことをアプリ側は検出できない代わりに、Windowsが勝手にウィンドウやフォントのサイズを調整する(プロパティで変更できる)。
> UWPアプリに関しては、自動でアプリの表示が表示倍率に追従する。またWPFでは、ディスプレイの解像度を変更し、表示倍率に追従させる。たとえば、4Kディスプレイ(3840×2160ドット)は、125%になると、2560×1440の解像度のモニターの中で動作しているような環境になる。解像度を低くしてしまうと、画面上の同じ位置でも座標値が変わる。たとえば、X座標が1024のとき、125%に変更されると819.2と中途半端な値になってしまうが、WPFでは座標値を整数ではなく、浮動小数点値で持つことでこの問題に対応する。
こんな違いがあるとは知りませんでした。
> ディスプレイサイズが拡大し始めたのは、液晶ディスプレイが普及し始めた後だ。Windowsが登場したころはまだCRTが中心で大型モニタが作りにくかった。液晶パネルを切り出すためのガラス板が大型化できるようになると、大型テレビやディスプレイの価格が下がったが、サイズ的な成長はある程度で止まることになると思われる。
この著者は「巨大化は止まる」と書いているが、巨大化はある程度で止まるけれども、微細化はなかなか止まらない。ウチには既に4Kモニタとして、外付けの32インチもあるが、12.5インチ4Kモバイルモニターもあるのです。
また、知り合いでHP社の13.3インチノートパソコンを買った人が居るけれど、「13.3インチで1920*1080の画素では(100%表示では)観にくい」とこぼしておられました。確かに観にくかった。映画の表示には良いけれど。テキストや数字を扱うには細かすぎる。で、表示を拡大して200%表示(1920*1080の画素の場合は960*540になる)にすると、今度は見えている字は見やすくなるが、表示できるエリアが狭くなり、周囲が見えなくなってしまう。それを補うのがモバイルモニターだったりするわけです。
私の上記、12.5インチ4Kモニターはこれを300%表示に拡大して使っています。これならWindowsとしては画素1280*720の様に表示される。いや単に1280*720表示のモニターの場合と微妙に違っていて、画像だけはそのまま3840*2160の画素密度で表示される。もしかしたら字も単純に1ドット分を9ドットで表示するのではなく、カドを丸めて精細に表示しているのかも知れません。なのでこれは大変綺麗に表示されます。
今後、ノートパソコン本体の表示パネル(液晶とは限らない)もこのように高精細なモニターになっていく事も考えられます。しかし所謂13.3インチ、15.6インチ程度の物理的なガワの大きさは多分このままなので、やはり表示面積をもっと広く欲しい、画像を高精細に表示したい事になるのではと思います。
Posted at 2020/12/20 11:15:18 | |
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