2025年02月28日
今回で一旦落ち着くかな。新しいレンズを買いました。
HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE
2016年発売ですが、これでもPENTAXとしてはかなり新しい製品です(本体と同時に買った HD PENTAX-DA 21mmF3.2AL Limited で2013年)。一番新しいAPS-C向けレンズは2021年に一本きり。4本目に新しいレンズとも言えます。
また、PENTAXとして最新レンズに搭載を始めたパルスモーターがなかなか広がらないで未だ2本なのですが、その数少ない最新モーター内蔵レンズの一つです。
21mm,90mmマクロ,MF125mm,17-50mmF2.8,そしてこの55-300mm
これでザックリ換算25mmから450mmが揃ってしまいました。
PENTAX Kマウントには細かいリビジョンがあって、このレンズはKAF4。K-3ⅢmonochromeはKAF4に対応する最新本体ですが、未対応の旧機種も未だ沢山市中にある模様。どうやら絞りの操作がKAF4対応本体でないと出来ず開放しっぱなしになるらしい。
これまで私はF値至上主義でハイスピードなレンズばかり追求してきました。しかしK-3ⅢmonochromeはISOを大きくできるカメラなので、思い切って暗いレンズに手を出しました。
ISO感度とSSとF値とは駆け引きし合う関係です。これに補助光と被写体の動きと撮影者の手振れが加わる。■ISO感度は低いほど鮮やかにきめ細かく撮れます。でもSSを速くしなければならなかったり、F値が浅くできない凡庸なレンズの場合にはISOを高くせざるを得ない。■元から開放F値が浅いレンズならある程度SSが速くてもISO感度はそう高くしなくても撮れます。そのため開放F値の浅いレンズは高いのです。■F値は浅くするとレンズの粗が見えてしまいがち。開放F値がそのレンズの素の実力と言われます。でも美人でもちょっとお化粧をするものです。少しF値を絞ると画像が締まります。レンズの持つ歪みもかなり消えます。だが十分明るくないとF値を絞れない。絞るとSSは長くせざるを得ず、被写体が動くとブレてしまう。撮影者の手振れも大きく悪影響してしまいます。■また本体や鏡筒に手振れ補正機能が入っている場合にはSSを多少長く設定できるので、ISOにもF値にも余裕ができます。
更に撮影には最短撮影距離も関係します。つまり遠景の場合にはもうピントなんて合わなくて良いのです。カメラ本体さえ固定できて、十分な光があればピントは無限遠。特に風景ならそれだけ。ところが手元のモノを撮影する場合ピント面は遠景よりも鋭く薄くなってしまう。前ボケとピント面と後ボケでクッキリハッキリ撮影者が写したい対象を区切る事ができる。でも精密に固定されてないと上手く行かない。ところでHD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR REの最短撮影距離は95センチ。1メートルは離れないと撮影できません。
これでsmc PENTAX-M 135mm F3.5(1977年)と
https://kakaku.com/prdcompare/prdcompare.aspx?pd_cmpkey=K0000566943_10505511859_K0000125659_K0000883626&pd_ctg=1050&spec=101_2-1-2_3-1_4-1_6-1_7-1_8-1_9-1_10-1_11-1_13-1_14-1_20-1_21-1_16-1_19-1,103_17-1-2-3-4-5-6-7,104_18-1-2,102_12-1-2-3
HD PENTAX-DA 21mmF3.2AL Limited(2013年)
SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model272E) (ペンタックス用)(2004年)
17-50mm F2.8 EX DC OS HSM [ペンタックス用](2010年)
HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE(2016年)
Posted at 2025/02/28 08:57:07 | |
トラックバック(0) |
カメラ | 趣味
2025年02月09日
一番問題なのは、K-3Ⅲでは既に解決しているが、一眼レフモデルの幾つもの機種が「黒死病」と言われる異常な症状で絞りが調整不能になってしまう問題と、その問題への対処のマズさでした。これは何年間も続きました。一定の期間PENTAXも対応したようですが、修理サポートを打ち切ってしまったらしく、資産としてのカメラが大量に無価値になってしまった。
原因は一か所。絞りのためのパーツが帯磁してしまう事。帯磁とは素の鉄製部品が何かの拍子に磁石の影響で単なる鉄なのに僅かに磁石効果が移ってしまう事。そのせいでほんの僅かの磁力ですが、何かのメカニズムが不具合を生じて絞りの操作が出来なくなるのでした。これで「PENTAX機は壊れやすい」という評判が定着してしまった。三菱自動車の車種が故障しやすい問題があるのにリコール隠しを過去にしていて、評判として「リコール隠し」と言われてしまったりとかあれですね。
何故かPENTAXと同じ会社のRICOHの高級コンデジGRシリーズではそういう悪い噂は立たなかった。噂どころかこちらは不具合自体が無かったのでしょう。
とにかく、こうした悪評が立ってしまったカメラメーカーは私の知る限りPENTAXだけです。日本以外では韓国Samsungとライカ社はあったかな。でも世界に冠たる日本のカメラメーカーで、性能を競い合うひしめくメーカーの中で、PENTAXだけが今の所黒死病の悪評の影響から脱していません。2024年秋ごろには「もう潰れるのではないか」という噂まで立ってました。
そんな不具合のせいなのか、それとも別の問題があったのか、PENTAXは本体のラインナップも少ないし、レンズのラインナップも乏しいです。レンズのサードパーティーもコシナ、タムロン、シグマと一通り揃っていた形跡はあるのですが、どこも撤退。
不具合を放置したまま迷走していた時期にカメラ本体を無暗にカラーバリエーション機種を出してみたりしていたようで、パーツ毎に色違いだとか、あらゆる手段を駆使して同じ機種を売っていたようです。私の購入したK-3Ⅲmonochromeも、単なるブラック色ではなく、何やら本社通販限定色のブラックらしい。
レンズラインナップも今が2025年ですが、2015年以降に発売なら「若い」レンズで、2005年ぐらいのレンズが現役でゴロゴロ。
また、元々Kマウントはフイルムカメラ時代にフルフレームの規格だったとしても、デジカメになってからは長くAPS-Cカメラが本流だったらしい。それを一新して「K-1」というフルフレームカメラも出して、レンズもフルフレーム規格に揃えようとした形跡はあるのだが、どうにもこうにも新規のフルフレームレンズはお高いレンズに。まぁ「PENTAXの黒死病はAPS-Cカメラだからフルサイズなら大丈夫」とイメージを上書きしたかったのかも知れない。その分主流であるAPS-Cレンズのラインナップの更新が遅れた様な気もする。今となってはアレだけど「デジタル時代のPENTAX一眼レフはAPS-Cカメラ」と割り切って、その線でレンズも増やした方が良かったかも知れない。
そんなPENTAXと逆の方向に行ったのがフジ。フジフイルムがミラーレスに参入する時にXマウントはAPS-C専用と決めてしまった選択は結果的にフジを大きく成功させたと思う。そうしなかったPENTAX。
だがPENTAXにも良い所があるのです。色乗りが独特で良いらしい。私はモノクロ機なので無関係なのですが。そして古いレンズではカラーの特色が出ないという事で、カスタムイメージスペシャルエディション(「純正に拘らず買い進める」に記載)を始めて新型レンズラインナップを次々とユーザーに買わせる囲い込みを始めました。今やPanasonicだとリアルタイムRUTとか言って、色合いを調整したレシピをネットで色々共有しちゃうなどという事をしているわけですが、PENTAXはレンズと本体を囲い込みながら買わせるために用いた。
そんなPENTAXですが、モノクロ機をレンズ交換式レフ機で出すという英断もPENTAXならでは。YouTube動画でもmonochromeは発売時に一回だけ取り上げるという形で動画を残した人は居たが、それ以降途絶えて誰も第二弾、第三弾とmonochromeを話題にする人は居なかった。つまり【誰も見向きもしない】状態になっているわけです。
Posted at 2025/02/09 18:54:12 | |
トラックバック(0) |
カメラ | 趣味
2025年02月08日
2025年01月30日 レンズの後ろキャップと前のモノクロ用フィルター
にて書きましたタムロンのKマウントレンズのマウントキャップが変にくっついて抜けなくなった話の続報です。
レンズを(中古でですが)購入(チェーン他店から取り寄せ)したカメラのキタムラの行きつけの店に持参して「抜けなくなりました」と相談。
価格コムのあのスレッドも見せました。
お店の人も簡単には取れずかちゃかちゃやった末に、どうやったか不明ですが、何かのタイミングで抜けた。見事に外してくださいました。
で、要するにタムロンのキャップの形が異常。一カ所無駄な出っ張りがある事で外れなくなるのだろう、との見立てをしてくれました。
そして更に使い古しですがPENTAX純正のKマウントキャップを「良かったら差し上げます」と付けてくれました。
まぁタムロンももうKマウントレンズから撤退済み。今更どうこう出来ないのでしょうね。お店の人が神対応してくれたお話。
Posted at 2025/02/08 17:26:04 | |
トラックバック(0) |
カメラ | 趣味
2025年02月01日
引き続きカメラのお話。
Rayqual 国産レンズマウントアダプタ Pentax DA マウントレンズ-FUJI Xマウントボディー PDA-FX
なるモノを購入。
これは主にAPS-CのPENTAX KマウントレンズをフジXマウントカメラに装着して使うためのアダプタです。
現在持っているPENTAX機はモノクロ専用のため、折角Kマウントレンズも多少揃えたのだから、少しはカラーでどんな写りになっているか、チェックしてみたくて買いました。モノクロ専用2500万画素のレフ機と4020万画素のミラーレス機。両方ともAPS-C。つまり視野角は同等。
PENTAX K-3ⅢモノはISO最大160万と言う高感度オバケ。フジX-T5は高感度は普通だが、電子シャッターが18万分の1まで速く撮れるSSオバケ。
フジXマウントレンズがPENTAX機で使えないのだが、PENTAXレンズはフジでこうして(MFレンズとして)使える事に。
またレイクォール(宮本製作所)は国産レンズマウントアダプタ専業のブランド。
Posted at 2025/02/01 16:14:45 | |
トラックバック(0) |
カメラ | 趣味